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異世界転「生」できませんでした。-俺YOEEEけどたくましく生きて行きます。-  作者: 六六-B
戦士の墓編

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変貌

ブックマーク、レビューとかしていただけるとやる気に繋がります!本当にお願いします!やる気にね、繋がるんですよ!やる気はやっぱね、出たほうがいいですからね!ぜひね!お願いしますね!!



 霊素が渦を巻き、俺の体を中心に光が集まっていく。

 これは──進化。

 体が、魂が、何かに変わろうとしていた。


「進化……愚かな」


 リッチが呟き、両手を掲げる。

 次の瞬間、火球が三連続で放たれた。


「うわっ、ちょっ──!」


 火球が進化中の俺の体に直撃。

 意識を裂くような痛みが全身を駆け巡り、光がグラグラと揺れる。


「ぐ、ぐぁぁあっ!」


 たまらず俺は叫んだ。

 光が不安定に脈打ち、進化が中断されそうになる。


「アンタ、そこまでかばってあげないといけないの!? ……まったくもう!!」


 間に割って入るように、リーゼロッテが火球の前に飛び出した。  両腕を広げて、火球をその身に受ける。


「ッ……! あんまり長くはもたないよ! あとどれくらいかかりそうなの!」


「ま、まだどれくらいかかるか分かんない、結構かかるかも!」


 (トイレじゃないんだから……!)


 意識の中で、自分にツッコむ。

 でも、それどころじゃない。


「守り続けるのも限界が……! あ、そうだ!」


 何かを思いついたように、リーゼロッテが俺のほうを振り返る。

 そして、首の空洞を指差した。


「私の中に避難して! 急いで、時間がないよ!」


「え、ええ!? またそこに入んのか…!?」


 逡巡している余裕もなかった。


「早くってば!」


「う、うおおおお……!」


 ええい、ままよ!

 俺はリーゼロッテの鎧の中へと飛び込んだ。

 意識がスッと闇に沈み、静寂が広がる。


◆ ◆ ◆


 どれだけ時間が経っただろう。

 鎧の中で意識を閉ざした俺を庇いながら、リーゼロッテはリッチとの死闘を続けていた。


 パンチ、タックル、蹴り。

 あらゆる攻撃を叩き込みながらも、リッチの魔法攻撃にさらされ、鎧は焦げつき、膝がわずかに軋む。


「こりゃ……なかなか骨が折れるね……」


「骨なんぞ無いだろう、がらんどうめ」


 そして──ガシャ、と音を立てて、ついに膝をつく。


「くっ……!」


「手間をかけさせよって……」


 リッチが指を振り上げようとした、その時だった。


「まっったく、時間かかりすぎだよ……」


 リーゼロッテの胸部の空洞から、白い光が飛び出した。


「悪いな、遅れて登場するのがヒーローってもんだろ?」


 白い光はふわりと舞い上がり、人の形を形作っていく。  それは、かつての火の玉とは明らかに異なる姿だった。


(これが……俺の、新しい体……!?)


 腕を見下ろす。

 白くぼんやりと発光する手。

 輪郭は曖昧で、でも確かに人型。


 胴体も、脚も、以前よりも明確に“人間らしい”。

 だいぶ……人っぽいじゃん。


(って……あれ?)


 自分の胸元を見下ろし、そして顔を触る。

 髪が……長い?

 手も細い。


 え、なんか……これ……


(もしかして、俺……)


 ──つづく──


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