変貌
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霊素が渦を巻き、俺の体を中心に光が集まっていく。
これは──進化。
体が、魂が、何かに変わろうとしていた。
「進化……愚かな」
リッチが呟き、両手を掲げる。
次の瞬間、火球が三連続で放たれた。
「うわっ、ちょっ──!」
火球が進化中の俺の体に直撃。
意識を裂くような痛みが全身を駆け巡り、光がグラグラと揺れる。
「ぐ、ぐぁぁあっ!」
たまらず俺は叫んだ。
光が不安定に脈打ち、進化が中断されそうになる。
「アンタ、そこまでかばってあげないといけないの!? ……まったくもう!!」
間に割って入るように、リーゼロッテが火球の前に飛び出した。 両腕を広げて、火球をその身に受ける。
「ッ……! あんまり長くはもたないよ! あとどれくらいかかりそうなの!」
「ま、まだどれくらいかかるか分かんない、結構かかるかも!」
(トイレじゃないんだから……!)
意識の中で、自分にツッコむ。
でも、それどころじゃない。
「守り続けるのも限界が……! あ、そうだ!」
何かを思いついたように、リーゼロッテが俺のほうを振り返る。
そして、首の空洞を指差した。
「私の中に避難して! 急いで、時間がないよ!」
「え、ええ!? またそこに入んのか…!?」
逡巡している余裕もなかった。
「早くってば!」
「う、うおおおお……!」
ええい、ままよ!
俺はリーゼロッテの鎧の中へと飛び込んだ。
意識がスッと闇に沈み、静寂が広がる。
◆ ◆ ◆
どれだけ時間が経っただろう。
鎧の中で意識を閉ざした俺を庇いながら、リーゼロッテはリッチとの死闘を続けていた。
パンチ、タックル、蹴り。
あらゆる攻撃を叩き込みながらも、リッチの魔法攻撃にさらされ、鎧は焦げつき、膝がわずかに軋む。
「こりゃ……なかなか骨が折れるね……」
「骨なんぞ無いだろう、がらんどうめ」
そして──ガシャ、と音を立てて、ついに膝をつく。
「くっ……!」
「手間をかけさせよって……」
リッチが指を振り上げようとした、その時だった。
「まっったく、時間かかりすぎだよ……」
リーゼロッテの胸部の空洞から、白い光が飛び出した。
「悪いな、遅れて登場するのがヒーローってもんだろ?」
白い光はふわりと舞い上がり、人の形を形作っていく。 それは、かつての火の玉とは明らかに異なる姿だった。
(これが……俺の、新しい体……!?)
腕を見下ろす。
白くぼんやりと発光する手。
輪郭は曖昧で、でも確かに人型。
胴体も、脚も、以前よりも明確に“人間らしい”。
だいぶ……人っぽいじゃん。
(って……あれ?)
自分の胸元を見下ろし、そして顔を触る。
髪が……長い?
手も細い。
え、なんか……これ……
(もしかして、俺……)
──つづく──
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