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異世界転「生」できませんでした。-俺YOEEEけどたくましく生きて行きます。-  作者: 六六-B
戦士の墓編

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大乱闘!

ブックマーク、レビューとかしていただけるとやる気に繋がります!本当にお願いします!やる気にね、繋がるんですよ!やる気はやっぱね、出たほうがいいですからね!ぜひね!お願いしますね!!

挿絵(By みてみん)


 俺はリザードマン・スカウトと対峙していた。

 背は高く、筋肉質な体に細長い尻尾、片手に短剣を握ったトカゲの戦士。鋭い視線が俺を捉えて離さない。


(こいつ……動きが速そうだな)


 まずは牽制。


――――――――――

【スキル発動:《鬼火》】

【MP:37 → 33】

――――――――――


 掌から鬼火ハンドを撃ち出す。

 それは一直線にリザードマンへ飛び──肩口に直撃。

 だが、奴は怯むことなく短剣を振り抜いてきた。


 ザシュッ!


 ……だが俺の体は、霧のようにその刃をすり抜ける。


(物理攻撃は効かない。ラッキーだ)


 リザードマンは「?」といった風に首をかしげた。

 だが次の瞬間──


「シャアッ!!」


 甲高い鳴き声を上げると、短剣に水のような何かを纏わせ始めた。


(……今、何をした?)


 刃先が青白く揺れている。

 ……あれ、水属性のエンチャントか!


(やば、あれ属性攻撃なら……当たったら無効化できないぞ!)


 俺は即座に距離を取って構え直す。


「集中してるとこ悪いけど、お客さんが来たみたいだよ〜」


 背後からリーゼロッテの呑気な声。

 その言葉に反応するように──


「ブモォォォッ!」


 反対側の通路から、オークが三匹、唸り声を上げながら現れた。

 同時に、背後からもリザードマンが二匹、舌をチロチロさせながら姿を現す。


(ちょ、ちょっと!? 四方囲まれてる!?)


 オークとリザードマンたちは、互いに敵意を剥き出しにし──


 ドガァッ!!


 乱戦が始まった。


「ぶぅぅぅ!」「シャァァァッ!」


 咆哮と怒声、刃と棍棒が飛び交う修羅場。

 俺も巻き込まれて、あっちへ吹き飛ばされこっちへすり抜け……。


(と、とにかくあの水属性攻撃だけは避けねば!)


 トオル in バトルサバイバルモード。


「こいつらは昔から犬猿の仲だったんだけどね〜」

 リーゼロッテは戦場の端で腕組み。


「瘴気の影響で気性が荒くなって、なまじ少し知性がある奴らだからさ、群れ同士の戦争になっちゃってるみたいだね〜」


「戦争!? 巻き込むなっての!」


「加勢が必要かい?」


 顔はないはずなのに、どう見てもニヤニヤしている気がした。


(……くそ、やってやる!)


「いーや結構!!」


(知性があるってことは──《祟り》が効くはず!)


――――――――――

【スキル発動:《祟り》】

【MP:33 → 30】

――――――――――


 瘴気のような黒いオーラが爆発的に広がり、戦場を覆い尽くす。


「ピギィィィッ!?」「シャシャァッ……ッ!!」


 呻き、もがき、苦しむオークとリザードマンたち。

 動きは鈍り、ついには一匹、また一匹とうずくまっていく。


 やがて、立っているのは一際巨体のオークのみとなった。


(とどめ──)


――――――――――

【スキル発動:《ダークボール》】

【MP:30 → 27】

――――――――――


 闇の球がオークの頭部を撃ち抜き、崩れ落ちる。

 直後、辺りは静寂に包まれた。


 リーゼロッテが手をカシャカシャと打ち鳴らす。


「なかなかエグい戦い方をするんだね! いやぁ大したもんだ!」


「気付いたら火の玉でね。こういう戦い方しかできなかったもんで」


 みたいなものをベッと出して見せた俺。


「さーて、この先を抜けたら第三層だよ〜。ちゃんとMP回復しときなよ?」


 俺は静かにうなずきながら、次の階層《獣の巣窟》を目指して歩き出した──。

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