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異世界転「生」できませんでした。-俺YOEEEけどたくましく生きて行きます。-  作者: 六六-B
戦士の墓編

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亜人の縄張り

ブックマーク、レビューとかしていただけるとやる気に繋がります!本当にお願いします!やる気にね、繋がるんですよ!やる気はやっぱね、出たほうがいいですからね!ぜひね!お願いしますね!!

挿絵(By みてみん)


 俺とリーゼロッテは、戦士の墓の第一層を突破し、第二層へと足を踏み入れた。


 そこは、薄暗い石壁の通路が縦横に広がる洞窟構造……ではなく、まるで砦の中庭のような空間だった。


 左右に崩れかけた石の建物。積み上がった土嚢。所々に立てられた、奇妙な紋章が描かれた旗。


 そして、焦げ跡や血痕──ここが、まさに「縄張り」争いの現場であることを物語っていた。


「物騒ねえ。前に来た時よりも争いが激化してるみたい」


 リーゼロッテが腰に手を当てて嘆息する。


 俺も、周囲に漂う空気から何かを感じ取っていた。


(瘴気が……微かに流れてるな。争いを煽ってるのか?)


 その時──金属を引きずる音が聞こえた。


 物陰から姿を現したのは、巨大な豚の頭をした戦士。


《オーク・ウォリアー Lv9》


 鎧の代わりに鉄片を縫い付けた革をまとい、棍棒を構えている。


 目つきは鋭く、完全に敵と認識していた。


 次の瞬間、オークは地響きのような足音と共に突進してきた!


 バギィンッ!


 その一撃を、リーゼロッテが正面から受け止めた。


 が──


 鎧の表面をかすり傷ひとつ付けずに、堂々と立っている。


「……ふふっ。私がボッコボコにしてもいいんだけど、このままじゃアンタの修行にならないよね」


 余裕の声を残して、リーゼロッテはスッと身をかわした。


 バランスを崩したオークは棍棒を振りぬいた勢いで転倒、ズザァッと地面を滑っていく。


(……今の、タイミング完璧すぎない?)


「行きな、相棒!」


 彼女の声に背中を押され、俺は一気に距離を詰める。


 ――――――――――

 【スキル発動:《ダークボール》】

 【MP:56 → 53】

 ――――――――――


 暗黒の弾丸が飛び、オークの足元に設置。


 起き上がろうとしたオークが一瞬動きを止めた。


 その隙に──


 ――――――――――

 【スキル発動:《影移動》】

 【MP:53 → 45】

 ――――――――――


 背後に瞬間移動。


「グォアッ!」


 オークが振り返ろうとするが、一瞬の遅れ。


 ――――――――――

 【スキル発動:《鬼火》】

 【MP:45 → 41】

 ――――――――――


 掌から炎を生み出し、背中に叩き込む。


 火が革を焼き、唸り声が洞窟に響いた。


 しかし、オークは耐性が高いのか、動じない。

 棍棒を振り回してくる。


(マズい、あれ食らったら……いや、物理無効だっけ)


 ゴッ、と鈍い音が響くが、俺の体は影のように棍棒をすり抜ける。


(効かない。でも、向こうは動きが止まらない)


 再度距離を取り、背後に回って削る。


 ――――――――――

 【スキル発動:《鬼火》】

 【MP:41 → 37】

 ――――――――――


 焼き続けることで、じわじわとHPを削っていく。


 やがて、動きが鈍り、膝をついたオークは呻き声と共に崩れた。


 その直後──足音。


 別の通路から、トカゲ型の武人が現れる。


《リザードマン・スカウト Lv10》


 こちらは武器を持ち、動きも軽そうだ。


「おっと、来たわよ第二ラウンド」


 リーゼロッテが軽口を叩く。


 だが、俺のMPはすでに残り37。

 削りはできるが、乱戦には不向きな状態。


(こいつも削るしかないか……)


 気を引き締め、再び戦闘態勢に入る。


 第二層《亜人の縄張り》──

 ここでは、知性と力を持つ種族とのせめぎ合いが続いている。


 そして、それは瘴気によって煽られているのかもしれない。


(やっぱり……ただのダンジョンじゃないな)


 俺はそう確信しながら、次なる敵へと向き合った。


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