亜人の縄張り
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俺とリーゼロッテは、戦士の墓の第一層を突破し、第二層へと足を踏み入れた。
そこは、薄暗い石壁の通路が縦横に広がる洞窟構造……ではなく、まるで砦の中庭のような空間だった。
左右に崩れかけた石の建物。積み上がった土嚢。所々に立てられた、奇妙な紋章が描かれた旗。
そして、焦げ跡や血痕──ここが、まさに「縄張り」争いの現場であることを物語っていた。
「物騒ねえ。前に来た時よりも争いが激化してるみたい」
リーゼロッテが腰に手を当てて嘆息する。
俺も、周囲に漂う空気から何かを感じ取っていた。
(瘴気が……微かに流れてるな。争いを煽ってるのか?)
その時──金属を引きずる音が聞こえた。
物陰から姿を現したのは、巨大な豚の頭をした戦士。
《オーク・ウォリアー Lv9》
鎧の代わりに鉄片を縫い付けた革をまとい、棍棒を構えている。
目つきは鋭く、完全に敵と認識していた。
次の瞬間、オークは地響きのような足音と共に突進してきた!
バギィンッ!
その一撃を、リーゼロッテが正面から受け止めた。
が──
鎧の表面をかすり傷ひとつ付けずに、堂々と立っている。
「……ふふっ。私がボッコボコにしてもいいんだけど、このままじゃアンタの修行にならないよね」
余裕の声を残して、リーゼロッテはスッと身をかわした。
バランスを崩したオークは棍棒を振りぬいた勢いで転倒、ズザァッと地面を滑っていく。
(……今の、タイミング完璧すぎない?)
「行きな、相棒!」
彼女の声に背中を押され、俺は一気に距離を詰める。
――――――――――
【スキル発動:《ダークボール》】
【MP:56 → 53】
――――――――――
暗黒の弾丸が飛び、オークの足元に設置。
起き上がろうとしたオークが一瞬動きを止めた。
その隙に──
――――――――――
【スキル発動:《影移動》】
【MP:53 → 45】
――――――――――
背後に瞬間移動。
「グォアッ!」
オークが振り返ろうとするが、一瞬の遅れ。
――――――――――
【スキル発動:《鬼火》】
【MP:45 → 41】
――――――――――
掌から炎を生み出し、背中に叩き込む。
火が革を焼き、唸り声が洞窟に響いた。
しかし、オークは耐性が高いのか、動じない。
棍棒を振り回してくる。
(マズい、あれ食らったら……いや、物理無効だっけ)
ゴッ、と鈍い音が響くが、俺の体は影のように棍棒をすり抜ける。
(効かない。でも、向こうは動きが止まらない)
再度距離を取り、背後に回って削る。
――――――――――
【スキル発動:《鬼火》】
【MP:41 → 37】
――――――――――
焼き続けることで、じわじわとHPを削っていく。
やがて、動きが鈍り、膝をついたオークは呻き声と共に崩れた。
その直後──足音。
別の通路から、トカゲ型の武人が現れる。
《リザードマン・スカウト Lv10》
こちらは武器を持ち、動きも軽そうだ。
「おっと、来たわよ第二ラウンド」
リーゼロッテが軽口を叩く。
だが、俺のMPはすでに残り37。
削りはできるが、乱戦には不向きな状態。
(こいつも削るしかないか……)
気を引き締め、再び戦闘態勢に入る。
第二層《亜人の縄張り》──
ここでは、知性と力を持つ種族とのせめぎ合いが続いている。
そして、それは瘴気によって煽られているのかもしれない。
(やっぱり……ただのダンジョンじゃないな)
俺はそう確信しながら、次なる敵へと向き合った。
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