16/26
追想
君がそこに残していったものは
皆がいた頃の 君の映像
それを胸の中で繰り返してる僕がいる
色褪せていくことに気が付かないまま
もしもある日、ここに君が現れて
僕に笑顔を振りまいたとしても
僕はあの日失われた心の鍵を
今更取り戻すことはできないだろう
勇気が足りなかったせいなのかな
淡い想いばかりを温めてたよ
君に伝わる言葉をもっと磨いて
早くそれを君に聞かせたかった。
いずれ時は積み重ねられて
古い記憶から消えていくことだろう
それをとどまらせようと躍起になって、
焼けた映像の向こうにリアルを映してる
もしも君と、ご飯を一緒に食べて、
「おいしいね」と響きあえたとしたら
心がその分だけ膨らんだかもしれない
そんな一つずつの経験があれば
自由の主でいたいなんて言い訳して
臆病になってたのは隠せない事実
叶わない夢だって形にできたのに
冷めてく想いは追い炊きできない
そこに僕の好奇心が自制を振りほどいて
進んでいくことができてたとしたら
きっと世界は変わっていただろうけど、
この思い出に、どうもありがとう。




