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東方黄明譚  作者: k.Yakumo
12章 求むるは癒しの道具
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毎日のように修行してればこうなる

「…ううむ」

「ん、どうしたんですか?」

「いや…薬の減りが早いから…そろそろ補充しないといけないんだが…忙しくてな…」


包帯やら、塗り薬やら…原因は僕が関係しているものだ。

白玉楼に行ってから一月ほど経過しているのだが、精霊の手がかりも見つからないので…クーの稽古をつけていた。

回復能力はクーには発現していないので、怪我をすれば治療が必要になる。

治療には薬や包帯が必要になり…それらが底をつきそうになっているらしい。


「ん…じゃあ僕が行ってきます。やっとこさ空間移動もものになってきましたから」

「そうか…だが、行った事の無い場所には行けるのか、その魔法は?結構値が張るから、永遠亭へ直接いかないと売ってもらえないと思うのだが」

「難しいですね…ですから、まず人里に飛びます。たしか案内人が竹林の入り口あたりに居るはずですよね」

「ああ、藤原妹紅だな」

「はい。妹紅さんを見つけて、案内してもらいます。…それで次からは魔法で飛べるはずですから」

「そうか、分かった…これくらいあれば足りるはずだ」


代金の入った布袋を渡される。

幻想郷での貨幣は、外のものにかなり近いらしい。細かいものが硬貨、額が大きいものは…木の板に細工を施したものになっている。細工は職人のみが施せるもので、偽造は効かないらしい。外の世界では額の大きいものは紙幣らしいのだが、紙に細工を施せるほどには紙を作る技術は発達していないそうだ。


「では、行ってきます」

「…私も、行きたい」

「クーは留守番してなさいな。昨日足を痛めただろう?」


クーは昨日の修行で足を捻挫していて…治療に万能塗り薬を使って固定してある。夕方には治っているはずだけど…それまでは安静にしていなければならない。

動けないので、今は藍様の尻尾が椅子みたいな形になっていてそこに収まっている。正直、羨ましい。


「…わかった。すぐ、帰ってきてね」

「うん。じゃ、行ってきます」


章タイトルどうしようか結構迷った。

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