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東方黄明譚  作者: k.Yakumo
4章 修行の成果?
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窮地にて覚醒…?

藍さんの手刀が鼻を掠め、妖力の残滓が目の前に見えた。

間違いない、藍さんは…俺を殺す気で殴りかかってきている!


「ま、待って、藍さん…っ!」


聞く耳を持ってない。まずい…!


少しずつ、追い詰められてきている。

飛行しながら避けつついるが、たぶん先読みされているんだろう…!


「くっ…!っう…」


頬を爪が掠める。ピリッと痛みが走った。

藍さんの爪は、獲物を仕留めるために長く、強く鋭く伸びている。


「引き裂かれるか、貫かれるか選べっ!」

「どっちも嫌ですよ!」


バリアも殆ど意味なく砕かれている…っ!?


「ごほっ…!」


深々と、腹に爪が刺さっている。


「捕まえたぞ…」

「ぐっ、げほっ…」


刺さっているのは、左手の爪。

右腕は、ゆっくりと振り上げられている。


「…橙を傷つけた罪、ここで償え!」


振り下ろされた右腕は、首を狙っている…なんとか両腕で受け止めた所で、腹にあった熱い感覚が、胸のあたりまで広がった。

腹に刺さっていた爪をそのまま上に持ち上げ、引き裂いていた。


「ぐがっ…は、げほっ、ぐ…うぅ…」


まずい、な…このままじゃ…何も、知らないまま、死んでしまう…。


「……っ、ぐ…っ」

「苦しまなくていいようにしてやる」

「…っ、う…あぁぁぁぁっ!!」


死にたくない。そう思った瞬間に。

力が溢れ出した。


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