地獄絵図
不動と山王は、龍崎達がいる隊舎の結界の前に到着した。
「くそ・・・」
「(結界)外れませんね・・・。」
さまざまな手法を使っても結界は破れない。
半分お手上げの状態になったその時
「不動隊長!山王隊長!下がってください!」
その声のほうに目を向けると、弼が巨大なバズーカを構えていた。
その頃、朝比奈と霧乃宮は、神崎のいる本部に到着。
「何だよ・・・これ・・・」
しかしそこには、地獄絵図が広がっていた。折り重なるように死神たちの亡骸が広がっている。
「・・・酷すぎる・・・。」
「君達だって同じ事をしたじゃないですか・・・。」
朝比奈と霧乃宮は声の主を必死に探す・・・。
「朝比奈隊長!あそこ!」
霧乃宮が指を指した先には、神崎を抱きかかえた澪の姿があった。
「「総隊長!」」
「まだいたんですね。不純物の生き残り・・・消さないといけないですね。」
澪は、微笑みながらそういった。
「砂羽は、僕の大事な姫なんですよ。僕の為だけに生きてくれる大事な姫・・・。だから、邪魔はさせませんよ。」
この直後、朝比奈と霧乃宮の下に魔方陣が現れ彼らを動けなくしていく・・・
「朝比奈隊長。」
「どうした?」
「何があっても、文句言わないでくださいね。」
「どういうことだよ?霧乃宮」
「こういうことです。」
霧乃宮は、左手のブレスレットの飾りのふたを開けた。すると、たくさんの蝶の形をした白い紙が結界に張り付いていく・・・。
「怒りを示せ・・・地獄に舞いし、蝶達よ!」
その言葉と同時に蝶の色が白から黒へと変わり、爆発した。
しかし、そこには澪の姿がなかった。
残っていたのは、神崎が身につけていた手袋と龍のデザインの指輪だけだった・・・。
(不動・山王・弼)
「いきますよ!」
弼は、結界に向かってバズーカを放った。
バーンという音と同時に結界は崩れ去る。
「龍崎!豪紫!」
彼らの目の前には、焔と攻防を続ける龍崎と夥しいほどのゾンビに囲まれた豪紫と摩那の姿だった。
「不動!ゾンビを傷つけんな!」
「何でだよ!」
「不動様!このゾンビは、事件で行方不明になった子ども達です!豪紫様は、できる限りもとの形で葬ってあげたいと考えております。なので、できる限り慎重に行動して下さい!」
摩那も、大きな声を出し不動たちに注意喚起をしていく・・・。
「あ~あ!お前ら全部壊しちゃったんだ。面白くないし、許せない!」
楓は、両腕を横に広げ「やっぱり死神は嫌い。死んじゃえ!」といい、手のひらから無数の白い糸を出し始めた。




