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「小児看護」を終えて

たくさんの必修実習の中で、楽しみにしていたのは「母性看護」と「小児看護」のふたつ。


母性看護では出産に立ち会い、生まれたばかりの新生児を産湯に入れたり、身長・体重・頭囲・胸囲を測ったり。


妊婦様、産婦様とも親切にしていただけたと思います。たくさんの新生児とふれあいました。


そんなほのぼの雰囲気で小児看護も進んで行くんだろうなぁ。って思っていました。


考えが甘かったことを初日から味わいました。


【外科系】


実習生がみんな看護記録を受け取り確認していく中で、よつ葉には看護記録がない。


「菜須さんの担当は、後から迎えに行くからね」


と指導看護師さんに言われました。


ん? 迎えにいく? しばらくしてICUから内線がありました。


「菜須さん、ベッド持ってお迎えいくよ」


「はい」


重篤患者様専用の部屋のベッドを押しながらICUへ迎えに行きました。




よつ葉の担当患者様は、4歳の女の子。


守秘義務のため、詳細は割愛させていただきます。



よつ葉に与えられた「看取り看護」。予想もしていなかった実習内容。


4年という短い人生の幕を下ろした担当患者様でした。


ご家族の皆様に「菜須さん、ありがとう」と言ってくださいました。


よつ葉の精一杯で行った看取り看護でした。




【内科系】



担当した初日から数日は治療のための安静期間。7歳の男の子。


「算数」教えて!とのお願いに、教師をしている姉にメールしてコツなど教えてもらおうと思っていたら[病児教育は専門じゃない]とバッサリ。


特別支援教師の資格も持ってるじゃん! お姉ちゃんの意地悪と思いましたが、病児教育と特別支援の免許は違うそうです。……ごめんなさい。



活動報告で仲良くしてくださっている皆様が色々と教えてくださいましたので翌日速攻で試しました。


さくらんぼ算! 長く入退院を繰り返していたので学校に行けていなくて勉強したくてしかたなかった様子でした。


安静期間のコミュニケーションタイムにふたりでミニミニ授業をしました。


定着したのか?と聞かれたら疑問が残りますが、よつ葉がこの子のためにしなくてはいけないのは「勉強」ではなく「看護」です。


そして安静期間が終わると次の治療のための治療が始まりました。


抗がん剤投与が始まりました。第2クールだったので前回の記憶があるため、この治療を受けるとどうなるかと言うことを理解しているので、


「よつ葉ちゃん、嫌だよぉ」「よつ葉ちゃん、もうやめる」「よつ葉ちゃん、痛いよぉ」


もう心が折れそうでしたが、辛いのは看護学生のよつ葉ではなくこの治療を受けているこの子。声をかけながら、頑張ってもらいました。



「隔離病棟」


ここでも大変な治療を受けている女の子。


次の治療を受けるための治療。押さえつけての治療でした。動くと危ないので男性看護師にも手伝ってもらい3人がかりで押さえつけました。


ここでは「よつ葉ちゃん、キライ」となき叫びながら治療を受けさせてしまいました。


どんなに暴言を吐かれても、この治療を受けないと、次の治療を始められない。嫌われても治療を受けてもらいたい。そして元気になって欲しい。



前原君も同じように、辛い看護を経験しました。男泣きをするくらい辛いことを体験しました。


小野君の物語もありますが、次回にさせてくださいね。



楽しみにしていた小児看護でしたが、今までで一番看護を学んだ気がします。


詳しくは守秘義務のため記せませんが心折れそうな、よつ葉を支えてくださった皆様のおかげで最終日を無事に終えることができました。


ありがとうございました。



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