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第7章 : 泥沼(第3部)

Final Song


この章には、以下の楽曲が伴奏として添えられています。

https://x.com/el_geoztigma/status/2102581149168291851

ジオ:預言者


プールの底に横たわり、これまでにないほどの疲労と飢餓感を覚えながら空を見上げた。そこには、数え切れないほどの何百万もの影が天から降り注いでいた。


クリスタル……空が暗くなっている……。見えるかい?


「青空と燦然と輝く太陽は、何百万もの黒点にかき消されていた。それらは火の玉となって狂おしく地上へ降り注ぎ、あるいは隕石のようにレヴィアタンの家々へと激突し、あらゆる方向へと胞子と感染をばらまいていく」


クリスタルは私や私をつついていた棒から視線を外し、その髪が風に揺れた。


彼女は空を見上げ、その瞳が青く輝いた瞬間、表情が凍りついた――。


彼女から読み取れるのは、ただ絶望と焦燥だけだった。


――いや……。


……


――いや……。


――……そんなはずはない……。


――ジオ……私たちは閉じ込められたのよ……こんなのって……。


――「インフェステーション」の女王が持ち込まれたんだわ。レヴィアタンの破滅よ。


……

……

……


振り返ると、彼女は青ざめた顔で立ち尽くし、呆然と空メテオを見上げていた。


信じられないというように、一筋の涙が彼女の頬を伝うのが見えた。


私は残されたわずかな力を振り絞り、プールの底に寝転んだまま、動かないクリスタルの足を小突いた。


僕たちに何ができる?


――何もないわ……。


何だって?


――何もできないわよ。


だけど君は預言者じゃないのか?! 政府の一員で、軍隊を皆殺しにする力を持っているだろう?


――どうしてそれを知っているの、ジオ?


ずっと前から知っていたさ。だが、これが終わりだというなら、いつまでも隠し通す必要があるかい? 連中を打ち負かす方法を探さなきゃならない。僕たちには運命を変えられるって、君が言ったじゃないか。


――正確には違うわ。インフェステーションの巣窟(ハイブ)と実際に戦ったことがあるのはジーンとジャンナだけで、ここにそのどちらもいない。最悪なことに、「虚無の子ら」の軍隊なしでは、私たちの国境を守る前線なんて作れないわ。内からも外からも、あらゆる方向から押しつぶされるのは時間の問題よ。


緑色の感染にまみれた燃え盛る流れ星が、止むことのない雨のように、信仰の祈りも虚しく天空を横切り続けている。


――それで、あなたはどうなの? ジオ? あなたも預言者なの?


違う……だが、なれるさ。


メガストラクチャーで彩られたレヴィアタンの翼のような地平線は、感染した流星群の雨に打たれ、あまりの高さゆえにまるで羽毛のようにゆっくりと、しかし確実に崩れ落ちていく。


次第に、空気の匂いが未知の化学物質へと変わっていった。


クリスタルは言葉もなく、その歩みと視線を未知なる目的地へと向け直した。


どこへ行くんだ、クリスタル?


――どんな犠牲を払ってでもマクロ環境にたどり着くの。そこにしか、私たちを救えるものはないわ。


たどり着けるのか?


――わからない。でも、あなたが本物の預言者なら、まだ希望はあるかもしれないわ。

――すぐにレヴィアタンの街路は感染で埋め尽くされ、安全な場所なんてどこにもなくなる。

――ヴォフが直接攻撃を仕掛けてくるほど臆病だとは知っていたけど、まさかここまで卑劣だとは思わなかったわ。


ヴォフって誰だ?


――かつての敵よ。


クリスタルが身なりを整える傍ら、私は崩れかけた我が家から這い出るため、できる限りの力で彼女のあとを追った。


レヴィアタンはどうなってしまうんだ?


――破壊し尽くされるわ。何が何でもマクロ環境にたどり着かなければならないの。途中で私が捕まったら、あなただけでも走りなさい。「枯れた植物と朽ち果てた古木で満たされた場所」へたどり着いたら、そこであなたを助けてくれるスイッチか機械を探して。


……

……

……


――レヴィアタンそのものが、迷宮のような墓場になるわ……いや、「泥沼」ね。


場所なら知っているよ、クリスタル。私たちの植物園だ。


――そう、そこよ。その場所の地下に、レヴィアタンで最も強力な武器があるわ。それを見つけたら、慈悲を乞うのよ――そうすれば私たちを救ってくれるかもしれない。


――そういえば、あなたが私の食事を一度も食べなかったのを見てたわ……あれを鳩にあげていたのね? 無駄よ、まだ私には少し食べ物が残っているわ。


いらないよ。


――えっ? もういいわ、時間がないわよ、行かなきゃ。


クリスタルは家を出て、私はその後を追って急ぎ足を合わせた。


かつては常に青かったレヴィアタンの空は、今やオレンジと赤に染まり、私たちの土地にメテオが墜落するたびに、その地平線は崩れ落ちていく。

ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございます。

ここまで一緒に歩んでくださり、心から感謝します。


ひとまず、ここで一旦お別れとなりますが、またすぐにお会いしましょう。


物語の原点である精神のすべてを込めて、皆さんを送り出すための最後の一曲を置いていきます。


With each thunderous beat I break the chains that bind

In this shattered reality my music defined


読んでいただき、ありがとうございました。

永遠に。

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