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スカジャンのシガン  作者: イ尹口欠
冒険者編

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40/185

40.もうひとりのシガン(3)

 カイトは金貨100枚をシガンに渡そうとしたが、これを固辞して、カイトに返した。


「しかし俺はお前に助けられた。これを受け取ってもらえなければ、俺は……」


「なあ、お天道様に顔向けできるように生きろよ。どんな努力で集めた金かは知らねえけど、死んだ後にお前の妹に胸を張って生きた、って言えるように使え。俺におしつけて満足するな」


「そうか……そうだな。ありがとうシガン。これで商売でもして、まっとうに生きるよ。幸せな家庭をつくって、妹に自慢してやるんだ」


「いいね、その意気だ」


 かくしてルフレミラントにカイトは帰っていった。


 冒険者ギルドの中の女性冒険者や受付嬢たちは思った。

 スカジャンのシガン、マジかっこいい。と。



 さて改めて高難易度依頼である。


 グリフォンは止められているから、別の依頼を探さなければならない。

 しかしシックリくるものがない。


 アドリアンロットから長く離れるのは屋敷があるため厳しい。

 近場に強敵がいないか、シガンは依頼ボードを舐めるように探した。


 結果、漁に出ることにした。


 狩るのはクラーケンだ。


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