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転生したら牛だった!モゥ〜異世界で家畜になる件  作者: 昼間 ネル
第2章 クエスト 編

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22/32

第22話 クラスチェンジ

皆さんは、冒険の報酬が「喜び」ではなく「屈辱」に変わる瞬間を見たことがありますか?

魔女の呪いを解き、意気揚々とザハード城へ凱旋したミドリ達は「黄金の樽」の効果で、

王様の怒りを買う、三分割された秘宝により、ミドリたちは「3分間だけ立ち上がれる」というカップラーメンのような中途半端な進化を遂げます。

腰パン姿の闘牛、対して話せない豚、そして無駄に脚が伸びる鶏。

一行は命からがら王宮を脱出し、ようやく「キャスティの農場」へと帰還します。

その頃、ザハード城は、阿鼻叫喚の地獄と化していた……。ミドリたちが必死の思いでザハード城へ帰還した頃、王国はある「噂」で持ちきりになっていました。


「家畜パーティーが、王様に『黄金の樽』を献上したらしい」

「その中身は、世界を揺るがすほどの価値がある代物だとか……」


城の門をくぐったミドリ一行を待っていたのは、涙目で鼻を布で覆った兵士たちだった。


ミドリ:「……俺の臭い…クサイ(臭い)……」


兵士:「……牛が喋った!? いや、それどころじゃない! 王様が……王様が『黄金の樽』を開けてしまわれたんだ!」


ミドリ:(うわぁ、やっぱり開けちゃったか……)


鼻をつまんだ兵士たちをかき分け、ようやく姿を現したお姫様。


彼女はカエル化から救ってくれたミドリを「聖なる牛様」と崇め、王家に伝わる究極の秘宝を差し出します。


お姫様:「ああ、麗しの牛様! あなたが届けてくれたあの『黄金の樽』……開けた瞬間に意識が飛びかけましたが、あれこそが魔女を退ける聖なる薫香(?)だったのですね!」


ミドリ達が、ザハード城に着く頃には、カエル化が治っていた。グラマ「ふっふっ。最新の時限式よ。」


ミドリ:「……チガウ(違う。ただの堆肥だ。)」


お姫様:「お礼に、この『クラスチェンジの宝玉』を授けますわ!」


王宮はまだ異臭が漂い、「ちょっと、待ちなさい。」鼻声の王様は、激怒しています。


王様:「おのれ家畜ども……! 姫を救った功績は認めるが、この臭いは処刑レベルだ! 報酬の『進化の宝玉』、そのままやるのはしゃくだから三つに割って貴様らに、やったるわ!」


ミドリ:「……ヒドイ(酷い)。酷すぎる。」

オゥク:「……食べちゃう。」

ヤフー:「……痛っ!」


パキィーン!と景気よく割られた宝玉の欠片(3分の1の欠片を投げつけられるミドリ、オゥク、ヤフー

ミドリが光に包まれた。

光に包まれるミドリ。しかし、エネルギー不足でログがガタガタに……。


【ログ】

ミドリは「進化の宝玉(欠片)」を使用した。

**「二足歩行(時間限定)」**を習得。

**「闘牛(見習い)」**にクラスアップ!


【ステータス更新】

特殊状態「直立」: 3分間だけ二足歩行ができる。

時間が切れると四足に戻る。

生活スキル「片言」: 語彙力が上がった。

賢さ: 11 → 15


オゥク

「二足歩行(時間限定)」を習得。3分だけ立って、歩行が出来る。

「豚関取(見習い)」にクラスアップ!

生活スキル「言葉を覚えた…けど、「ごっつぁんです」しか使えない。」


ヤフー

「二足伸縮(時間限定)」を習得。1分だけ10m伸ばせる。その時HP100になる。

「千鳥足鳥(見習い)」にクラスアップ取得。


キャスティ:「え、えーと……ミドリ? 立ち上がったのはいいけど、なんか腰が引けてない?」


ドヨン〜としたお尻、2足立ちなのに腰が落ち、まるで、田舎の学生の腰パン見たいだった。


ミドリ:(…流石だ、1/3の効果、微妙〜。)


こうして、ミドリ達は、ザハード城を後にした。お城の中で、英雄なのか、迷惑者なのか?と言う噂が絶えなかった。


シャープ:「王様も大人気ないが、なんだか報酬がシュールだな……。やっぱり、我が家の土の匂いが一番だ。」


鼻をつまむ王様と、追いかけてくる、衛兵を振り切り、ミドリ一行はようやく懐かしの「キャスティの農場」へと辿り着きました。


しかし、帰ってきた彼らを待っていたのは、広大な畑と、さらにクセの強くなった仲間たち。


3分間しか立てない「時限式2足立ちの闘牛」となったミドリ。


獲物ミドリを見る目が変わった「狩人」キャスティ。


そして、知能と引き換えに無限の食欲を得たオゥク。そこに、魔女から課せられた「定期納品」のノルマが重くのしかかります。


「戦う家畜」から「最強の農家」へ。

伝説の野菜を作るための、ミドリたちの新たな挑戦がここから始まります!

「黄金の樽」がもたらした衝撃の結末、いかがでしたか?

お姫様が救われた感動よりも、王宮に漂う「あの臭い」のインパクトが勝ってしまう……それが家畜パーティーの宿命なのかもしれません。

王様の理不尽な怒りによって、三分割されてしまった『進化の宝玉』。

ミドリは「3分間だけ腰パン姿の闘牛」に、オゥクは「ごっあんですしか言えない」豚に、そしてヤフーは「1分間だけ足が伸びる」鶏という、なんともコメントしづらい進化を遂げました。

読んで下さる。皆さん次第で、ミドリはちゃんと進化出来るかも、しれません。評価、ブックマお願いします!

しかし、物語はようやくスタートラインである「キャスティの農場」へと戻ります。

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