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1.光栄なる名付け

 はじめまして。

 こちらではハーブ栽培や植物たちについて、そしてカメムシのカメ子との苦痛に満ちた春夏秋の徒然なる日々メモとなります。

 最近増えているカメムシ問題に頭を悩ませている一人として、カメ子駆除の失敗例・成功例共にあげていきますので少しでも参考になれば嬉しいです。

 

 ある日、悪魔のようなあの人間の女がとうとう私に名前を付けた。

 その名はカメ子という。

 いつもいつも酷く叩いたり、水責めにしたり、この前なんか固い透明な板で私を挟んで、私のお気に入りの棲家から引き摺り出して、私のことを投げた。

 丸くて硬い棒のようなものに当たった私は即死。

 ただ、いい香りのする葉っぱの上に落ちたので、これは高貴な死だ。だからまああの時はよかったと言える。

 名前を持った私の死はこうでなければならない。

 ずっと前だが、あの悪魔の娘に放り投げられた時は、汚らしい泥水にバシャンと落とされ、すぐに死ねなくて苦しんだ。

 身が硬いから、時々そのせいで運悪く生き残り、辛くもがき苦しむ羽目になることがある。

 あの娘の方は臆病者で、私を見つけるとすぐ叫ぶ。

 隣の家の男の子が呆れているのに気付いてもいない。

 私と違って高貴であろうとしない。

 こんなに小さき存在でありながらも名前を持ったこの私のように誇り高く生きることはできないのだろうか?

 見苦しく叫んで私のことを口汚く罵るんだから本当にみっともない。

 

 そうそう、即死しても、私はすぐまた新しいカメ子として生まれ変わる。

 あの悪魔が名付けたおかげで、私は何度生まれ変わってもカメ子に戻れるのだ。

 そして、あの棲家に戻って美味しい蜜を吸う。舐める。ちょっとだけかじったりもね。

 ローズゼラニウムの茎や葉っぱは本当に居心地が良いのだ。

 ここはあの悪魔の攻撃からも隠れやすいし、何よりいい香りだ。

 高貴な私が棲家とするにふさわしい場所だ。

 フカフカで柔らかい肌触りと優しい香り。私の大切なおうち。

 ここでまた生きていく―――


     ◇◇◇◇◇


 カメ子と目が合うたびに悪魔と呼ばれる人間です。

 皆様はカメ子を見つけた時にどのようにしていますか?


 『ガムテープを使っての捕獲』が効果的と言われておりますが、なかなかこれを行うことはできないという方が多いのではないでしょうか?

 ワタクシは古くなって捨てる直前のクリアホルダーを使って、さり気なく挟み込み、ベランダの隙間から外に向けて華麗なカメ子ホームランをぶちかましています。


 まずワタクシは気が小さいのと、カメ子を外に逃がすことでご近所様から非難を受けることが怖いため、堂々とした殺戮アクションが出来ず、ベランダの下のほうの隙間からこっそりとホームランあるいはヒットを飛ばしているのです。

 あの時は、カメ子が言っていた『丸い棒のようなもの』に当ててしまい、彼女は音にならない衝撃と共にどこかへ消えてゆきました。

 ちょっとだけ心が痛みましたが、なんと!翌日またローズゼラニウムの鉢に舞い戻ったので、あいつは死んでも生き返ることを知りました。

 昔からハーブ栽培が好きでして、いつか同じような趣味をお持ちの皆様と情報交換をすることができたらなと思っておりました。

 今回思い切って、世間で一般的に言われているカメ子対策では()()()()()()()()ワタクシとカメ子との共生についてご紹介できればと思っております。


 一般的にカメ子はミント系のハーブやローズマリー等のシソ科の植物のにおいを嫌うので置いておくといいと言われていますが、うちのカメ子は図々しく、ワタクシのあらゆるハーブにたかっています。


 さらに『シトロネラール』などの成分を豊富に含んでいる虫よけにとても良いと言われているローズゼラニウムの葉にこっそり隠れていることが多く、非常に不愉快な思いをしております。

 カメ子はきっとローズゼラニウムの葉のやわらかなフカフカの葉が気に入っているのだと思うのです。

 あいつがしょっ中生き返って植木鉢に舞い戻るので、この葉を使って何かをすることが出来なくなり、ワタクシはガックリしています。

 (香りがいいので本当は色々なことができるはずだった)


 ネットでも調べましたが、カメコがシソ科のハーブ類やローズゼラニウムの葉にたかって困っていらっしゃる方は多いようで、皆さま大変な思いをされているようです。

 時々ラベンダーの葉の上にとまっていることもあるのです。いやらしい。


 あいつは本当に図々しくて、しぶといのでこの夏もきっと出没し続けることと思います。

 これからも色々な方法を試してみるので、その度にカメ子に苦しむ皆さまに紹介させていただきます。


 ――――――――――――――――――

 

 【今日のおすすめ情報】

 もし網戸にカメ子がたかってきたら、ハッカ油をティッシュや化粧用のコットンに数滴たらして、カメコのいる網戸の内側から(カメ子の腹側から)付けてみてください。

 すぐに気絶したようにポトンと下に落ちます。

 気絶したその瞬間に網戸を開け、クリアホルダーで挟み込み、ゴミ袋等に捨ててもいいですし、ワタクシのようにベランダの隙間からホームランをぶちかましてください。


 やり方としては、クリアホルダーを少し広げて、カメ子の体の下にそっと差し入れます。

 そして身が中に入ったらすぐにホルダーの角(ホルダーのかど)のところに異動させ、ホルダーの左右上下を軽く折り曲げ逃げられないようにしてみてください。

 あいつはよく死んだふりをして人間を油断させ、急に動き出すこともあるので危険です。

 ホームランをぶちかます決意ができたら、ホルダーの口を外側に向けて水平に投げるようにカメ子を飛ばしてください。

 クリアホルダーはツルツルしてすべりやすいので綺麗に飛んでいきます。

 大抵は建物下の植え込みに落ちてゆくのです。カメ子大往生。

 

 ハッカ油、これは本当に効きます。

 実は色々な精油で試しました。

 輸入したペパーミントの精油だったり、ローズマリーの精油等カメ子対策で使ってみましたが、一番効くのはこちらでした(↓)

 →(株式会社北見ハッカ通商 『北のかおりハッカ油』)


 製造販売会社の回し者ではありません。

 ターコイズグリーンの箱です(箱は明るめの緑が強い色です)のでわかりやすと思います。

 価格もそれほど高くなく、そこら辺の薬局等で購入でき、花粉症の季節にマスクに付けてもとてもいいです。

 こういった情報はテレビでも流しているので多分皆様もご存じかと思いますが、悪魔よばわりされたワタクシからも改めておすすめいたします。

 お風呂に入れるとひんやりスーッとして気持ちがよいので夏は特におすすめです。


 今回はあまり新しい情報ではなかったかもしれませんが、今後また玄関や壁に直接吹き付けるスプレーなどを試してみますので、効果があったらまたご紹介できればと思います。

 

 

 



 



 カメ子の生態研究などという大それたものではありませんが、ここ数年本当にあいつがあまりにも増えてきており、玄関・ベランダ・階段、そして植木鉢に居座るあいつをどうにかしたく奮闘しております。

 これだ!という撃退方法を見つけたらこちらに共有し、更新いたしますので、何かしらのお役にたてれば嬉しいです。


 実はこちらとは別に『空飛ぶカァちゃん』という小説をついこの間思い切って投稿したばかりでして、

――ああやってしまった!もう後戻りはできないぜ――と心臓を打ち鳴らしております。

 最初に投稿する時に、よくわかってもいないのに空飛ぶカァちゃんに『代表作』というチェックを入れて投稿してしまい、家族から呆れられました。


 『いつまでもグダグダ言って投稿しなかったのに、これ一作しかないのに代表作にチェックを入れるなんてちょっと恥ずかしい奴』などと言われまして、結構落ち込みました。

 今更外すのもそれはそれで恥ずかしいと思いまして、かなり前に書いた空飛ぶカァちゃんに関連する小説を大急ぎで修正し直しているのですが、これがまた結構時間がかかりそうでして、この間カメ子にやられて心身ともに消耗した時に書いたものがコレです。(実はまだ2話しか書いていない)


 何かしらのお役にたてれば、などと大それたことを書きましたが『恥ずかしい“代表チェック入れ“をごまかすためにアップしたんだこいつは』と思っていただいて構いません。すみません。

 だがしかしちょっとくらいは役に立つかもしれない、という思いもあるので気が向いたらお読みいただけたら嬉しいです。

 栽培歴は結構長いので、好きこそものの……という感じでしょうか。

 不定期更新となりますがよろしくお願いいたします。

 

 


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