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第9話 えだ君「検使、間尺、顕彰」

「僕の親戚の話なんだけどね。

 その人、仕事をリストラされたから首を吊って死ぬ事にしたんだって。

 まあ、それぐらいならよくある事かな?

 間尺(けんじゃく)って知ってるかい? 縄に一定距離ごとに印をつけて、寸法を測るロープの事さ。

 うん、おじさんはそれで首を吊ったのさ。


 そのロープは今も、仕事場で使われているよ。

 なんで知っているかって? 僕が見届け人、検使役だったからさ。

 おじさんが死んだ後に、ロープをすり替えるのは面倒だったよ。

 今、仕事先の人に教えたら、どう思うかな? 隠れていた事を教えてくれてありがとう、と顕彰されるかもしれないね。」

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