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第18話 うだ君「追善、追慕、通暁」
「病気で死んだ親戚のおじさんの葬式に出た。
いろんな事を知っている通暁な人で、知り合いも多かった。
皆で死者の冥福を祈る追善をして、その後は食事しながらあの人がどんな人だったかみんなで話して、追慕してたよ。
ところが、その話が食い違う。
ある人は優しい人だった、ある人はずっと厳しい人だったという。
それだけなら、ただ人によって性格を使い分けていただけだと理解できる。
火葬した後に、骨が二人分出て来たんだよ。
確かに棺桶に一人しか人が入っていない事は、親戚も面通しで確認したはず。
もちろん警察沙汰になって、骨の鑑定がされた。
全く同じ体形の骨だったらしいよ。同じ骨が二倍あったって事。
おじさんは二人いたんだろうかね?」




