episode31.村のお酒は美味しいよ
ども!えけて。と申します!
初めての小説なので、温かい心で楽しんでいってください!
「ここには、族長がそれぞれいてな
精霊族の族長は森を守り、エルフは村を守り、妖精族は秩序を守りって感じで分けられてるんだ」
「へぇ、すごいね」
「だからこそ、いろんな種族が集まってもうまくいっているって感じらしい」
子供の頃に歴史の勉強で聞いた、と個々の歴史など、あそこには〇〇さん、あの家はエルフの族長の家、あっちは〇〇の家など、たくさんの知らない名前が出てくるも、村を歩きながら建物を紹介してくれた。
スターベが住んでいる寮はレストランの上にあるため、ほぼ村の入り口へ戻ることになる。
魔法塔へ急いだため、そこまでじっくり見れていなかったので、のんびり夜の村を歩くのは楽しかった。
魔法で、ライトボールがたくさん浮いており、擬似的夜空のようになっていたり、ランタンの周りでは夜の妖精がくるくるとしていたり、お店の明かりが上も下も、お昼とは全く違った魅力だった。
「あ、アジュ誘うんだった、ちょっと待ってね〜」
スターベはズボンの後ろから、手のひら2個分の長さの細い杖を取り出すと
呪文を唱えた瞬間、光が杖に集まり、そのまま小さな鳥の形をした。
「アジュラ・ヒースクリアへ
“30分後くらいにいつものところで飯食おうぜ”」
よろしく頼むぞ、と魔法の鳥をひと撫ですると、旅立っていった。
「すげぇ、伝言の魔法?初めて見た…え、めちゃくちゃ綺麗だね…!」
目を輝かせながら先ほどまで魔法の鳥がいたところをじっと見ていた。
「あれ基礎魔法だぜ?初級魔法で、8歳くらいの時にはもう教えてもらえるんだ〜」
「ふぇ、やっぱり魔法が生活の一部だとそんな小さい頃から教わるんだね…
てか、今杖どこから出したの?」
カットは関心深く、馴染みのない魔法を思い出し、ワクワクしていた。
そして、急に現れた杖。カバンも持っていないスターベがどこから出したのか気になっていた。
「あー、けつ。こーやって、ズボンに差し込んでる」
スターベは『ほら』と、後ろを向き背中の服を少し持ち上げて、手に持っていた杖をズボンへと軽く差し込んだ。
「えっ、さっきまで寝転んでたりしてたけど、折れないの?大丈夫なの?」
「へーきへーき!ここのは世界樹から分けてもらって作られた杖だから簡単には折れないんだぜ!いいだろう〜」
時間もないし歩こうと、勧められ進む。
歩く間にも、魔法や、杖のことを教えてくれた。
ケットなど魔力が少ないものからしたら杖などは馴染みがないもので、驚くことばかりだった。
ここには杖を売っているところもあり、お土産でも帰ることを聞き、興味があった。
「魔力少しあるんだろ?なら杖使えると思うし、むしろ無絵を使うことによって少なさを補えるんじゃね?」
「杖ってそんな効果もあるんだね」
「魔法を安定して使うために杖がいるだけで、あの伝言の魔法だって杖なしでやる人のが多いわ」
俺は杖使うけど、とすこし寂しそうにスターベが言うが、ケットは気にしなかった。
自分には使えない魔法だったため、なにも思わなかった。
「よし!ここから入って転送ゲートで直接部屋まで行けるから、ケット、手」
スターベは手を差し出した。
それにケットは戸惑いながらも手を握ると、視界が一瞬真っ白になり、次の瞬間には目の前がちょっともので溢れかえっている、スターベの部屋であった。
「ちょっと整理できてないけど、綺麗だから!整理整頓ができてないだけで清潔だから!!」
「まだ何も言ってないよ」
ケットは顔に出ていただろうか、と前もって言われて笑うしかなかった。
確かに、服など布団などが散乱しているが
キッチン周りはとっても綺麗になっていた。
ただ、キッチンからはみ出た棚から、道具がはみ出ていたり、本など、ノートなどが乱雑に置かれていたのだった。
「寝る前には片付けるから、先に絵飾ろうぜ!!」
どこがいいかな〜とスターベは楽しそうに、ここは?いや、嫌、こっちか?などと考えていた。
たまに、ケットに意見を求めながらも結局
よく見える場所にと、ベットのすぐ横の壁にと絵を飾っていた。
「おおおぉ、いいな、何度見てもやっぱりいい!!!!本当にありがとうな!毎日見るわ!」
「こっちこそ、絵を喜んでくれてありがと〜!」
スターベとケットは絵を少し見た後、
荷物を置き、財布だけをもってまた外へと出たかけた。
外へ出る際は普通に扉から出て、階段を使って下におり、またレストランの前にでたのだった。
今から行くご飯屋は割と近くだからとスターベはケットのてを握り引っ張りながら村を進む。
お昼過ぎに食べたパイの露天のあたりを通り、
この上、と上を指差す。
そこは石造りの長細い建物があり、途中には空中に橋などがかかっていた。
地上部分はお花やになっており、この上がご飯屋と教えてくれた。
「これ、どう上にいくの?」
ケットは建物をよく見ても上の階へとつながる階段はない、上の階に直接つながる空中にある吊り橋しか見えないため、別のところを経由しないと入れないように見えた。
「あっちの橋からも行けるけどちょっと遠いから、俺らはいっつも魔法で足場作るか、浮かせるんだ」
ちょっと待ってなー、とまた杖を取り出した。
そして、ここに立ってと言われ、言われた場所に立つ。
スターベはもっと寄って、とケットの腰に手を回した。
「ケット、先に謝るな!ごめん!
多分落とさないと思うけど!」
「えっ、ちょ!!??」
スターベは呪文を唱え、ケットたちが乗っている足場の石を真上に浮かせた。
それは少し不安定で、フラフラしていたが、しっかりと上には上がっていき、建物に入れる入り口までたどり着くことができた。
「あー、やっぱり2人分の重さは苦手だわーーー、
けど、失敗しなかったろ!」
「苦手なら全然歩いて橋行ったから無理しないでよーーー、むしろ怖かった!」
「あははは、ケットビビりすぎてめっちゃ抱きついてきたもんな!!傑作!」
スターベは腹を抱え笑っていた。
ケットはそれに少しむくれながらも、笑すぎ、と伝えた。
「ごめんごめん、はいろーぜ」
扉を開け、続くようにしてケットもお店へと入った。
そこにはレストランにいた、マスターよりは細いが、筋肉マッチョの尖り耳のおじさんがエプロンをして迎えてくれた。
「いっらっしゃい、スターベか
アジュなら先に奥いるぞ」
「はいよー、いつもあんがとな!ケットいこーぜ」
「なんだ?獣人族か!こりゃまた珍しいな!!好きなもんあるならじゃんじゃん言え!作ってやるからな!」
「ありがと〜!」
そのまま、ついていき、半個室になっている奥の席へと入った。
「スターベ、ケッティー、おそ〜い
レディーを待たせちゃいけませんって習わなかった〜?」
「いや、お前が早すぎるんだわ」
「アジュ、さっきぶり!待たせちゃってごめんね」
「ケッティーは許す!スターベはダメ〜今日スターベ持ちね〜」
「また俺の奢りかよ!」
2人はアジュラの向かいの席へ座り、
アジュラがメニューを渡してくれたので見た。
「ケッティーお酒飲む?ここの村のお酒は美味しいよ〜」
「俺あんまお酒飲まないんだ!けど、美味しいって言われたらいっぱいだけ飲もうかなぁ」
「無理だったら代わりに飲むから挑戦してみて〜」
「ケット、アジュ、いつものやつとかテキトーにおすすめ頼むから追加あったら自分で注文してくれ」
「「りょー/わかった!」」
すみませーんと、スターベはたくさんの注文をした。
その中にはおすすめと言ってくれたお酒と、念の為ということでオレンジジュースも頼んでもらい、料理をまった。
お読み頂きありがとうございます!
ミュッケバラム編が思いのほか楽しく、たまに詰め込んでしまったため、まだまだ続きそうです!
全然絵を描けてないだろう!って思ってます。作者も思ってます!!!まだミュッケバラム編は続きますが、頑張っていきますので、よければ次も読んでいただけると嬉しいです




