プロローグ
58、無事に夏休みを終える
59、二学期も登校する
「瑞稀! 朝よ、起きなさい!」
「⋯⋯⋯わかったよ、お母さん」
私は、ベットから起きて、リビングへ向かう。
「おはよう」
「おはよう、お姉ちゃんまた寝坊してる」
「おはよう。 今日から学校だな」
私はいつもように、朝ご飯を食べて、身支度を済ませて玄関へ向かう。
「瑞稀⋯⋯貴方⋯⋯」
「あ! お母さん。 行ってきます!」
「⋯⋯ええ。 気をつけてね」
さて、今日から頑張りますか!
「⋯⋯と言うことで、今日から文化祭に向けて、みんなで精進してもらいたい。 まずは、このクラスでなにをするかだな。 クラスの代表者は委員長なんだが⋯⋯倉石は生徒会長だからな。 代わりに誰か代表者になってくれ!」
担任の先生の合図で、教室がざわめく。 その後、一人の生徒が手を挙げた。
「私が代表になるわ」
「⋯⋯桐原か、反対する者は⋯⋯いないな。 じゃあ後は頼むぞ」
そう言うと、先生は教室から出て行ったーー
「さあ、どうするか決めるわよ!」
桐原さんは、やる気なようだ。 さっそく、櫻井さんが手を挙げた。
「たこ焼きと焼きそばと焼きとうもろこしと⋯⋯」
「美羽。 それは、貴方が食べたいだけよね?」
「そうですわね。 全部食べたいですわ!」
クラスが笑いに包まれた。
「ねえ、ことねも食べたいですわよね?」
「⋯⋯私? そうだね⋯⋯」
「じゃあ、屋台で決まりかしら?」
「まあ、好きしたらいいわよ」
川端さんが呆れた様子で相槌を打つ。
「ふーん? ⋯⋯それで、瑞稀は、どう思いますか?」
「瑞稀! 当然いいですわよね?」
桐原さんと櫻井さんが私の方を見ると、クラスメイトたちも私の方を向いて様子を伺う。 私はーー
「うん、いいんじゃない?」
「じゃあこれで決定ですわ!」
どうやら、決まったようだった。 その時、ちょどチャイムがなった。
クラスメイトたちは、帰り支度を始める。 私はーー
「瑞稀! 一緒に帰るのですわ! 文化祭のことをみんなで話しますわ!」
「そうね。 屋台の内容も決めたいし、私たちが立案者ですもの、しっかりと考えないと⋯⋯」
「私はびっくりしたけどね。 彩乃、どうしたのかしら?」
「どうしたのか聴きたいのは、私の方よ! ことね! キャラ変するなんて⋯⋯これが二学期デビューってことなの?」
三人が楽しそうに喋っている。 私はーー
「ごめん。 ちょっと用事があるから⋯⋯失礼するね」
逃げた。
「⋯⋯ふふ。 どうしたんだろ、私。 こんなの全然、私らしくないよ⋯⋯よし頑張る! だって私は生徒会長だもん! 絶対に文化祭を成功させるぞ!」
私は、自分を偽ることに決めたのであったーー




