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倉石瑞稀と100のやりたいこと  作者: Masa(文章力あげたい)
夏休み編

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37/121

パーティーが始まる

「改めまして。 皆様、ようこそ。 お越しいただきまして、ありがとうございます」


 パーティー会場に移動した私たちは、和馬さんの話しを聞いていた。


 それにしても、凄いなぁ。 こんなメンバーをどうやって集めたのかな。


 「今、流行ってますよね。 私も娘から教えてもらったんですよ」

 「そうなんですね。 娘さんはなにか言ってましたか?」

 「貴方の娘さんが徹夜で遊ぶほど好きなんですって」

 「そうですか。 ⋯⋯瑞稀」

 「はい! お母さん!」

 「宿題が終わるまで、ゲーム禁止」

 「そ、そんな!」


 あんまりな仕打ちに、私は項垂れる。


 「当然の報いだ、生徒会長」

 「報いだ!」

 「報いです」


 ちょっと、なんですか貴方達! 田中一家に反論する私。 


 その横では、榊原結衣と新田善子と黒田明里、そして立川竜也がいた。


 「三人はどう言う経緯でついてきたんですか?」


 やって来た高坂湊が、三人に話しをふる。


 「ゆいゆいが招待の連絡を受けているのを横で聴いていたから」

 

 榊原結衣が、頭を縦に振る。

 

 「そして! 私が竜也を呼んだの!」

 「呼ばれました!」


 ーーまあ、想定の流れだね。 


 新田善子と立川竜也。 生徒会選挙をキッカケに婚約した二人。


 そんな二人は文化祭の文化委員長である。


 ーー当然。 任命したのは私。


 52、文化委員長と副委員長を決める


 二人には文化祭で活躍していただこう。


 そこへ、お父さんと弟が話しかける。


 「生ゆいゆいだ!」

 「スリーガールズのみなさん、この前はありがとうございます」

 「いいえ。 特に問題ないです」

 「ゆいゆい! 握手して!」

 

 結衣が弟に握手をする。 結衣はニッコリしている。


 「ゆいゆいも喜んでいますよ」

 「本当! よかった!」

 「⋯⋯あの、黒田さん?」

 「どうしたの生徒会長」

 「今日のゆいゆいはAI音声を出さないんですか?」

 「ふふ。 私がいるから大丈夫です」

 

 自信満々な態度の黒田明里さん。 この人も癖がありそうな人だと、私は思っている。 一方別の場所ではーー


 「どうだ彩乃、たまには息抜きをしようぜ」

 「⋯⋯別に。 私は疲れてないし」

 「健ちゃん。 お姉ちゃんがいつもお世話になっています」

 「ちょっと! 舞香! 誰がコイツの世話になってるって」

 「いいってことよ。 ⋯⋯手のかかる姉だよな」

 「そうなんです」

 「ちょっと! 二人でなにを話しているのよ!」


 柳田健太に突っかかる、彩乃。 妹の舞香ちゃんと健太は相性が良さそうだね。


 「ことね様は娘とお祭りに行ってしまいまして」

 「あらあら。 お二人とも仲がいいことですね」

 「ええ、その通りです」

 「この地の祭りは優れていると聞く。 何故この日に、パーティーを開いたのか疑問だな」

 「それは、妻子がお祭りに行かないための工夫ですね」

 「和馬さん? どう言うことですか?」


 私は、柳田秀五郎さんや柳田美月さんに話している、和馬さんに理由を聞いた。 すると、和馬さんは昔を懐かしむように話し始める。


 「妻がな、祭りのメニューを食い尽くしてしまったことがあったんだ」

 「え!」

 「おかげで、ウチの妻はこの祭りは出禁なんだ」

 「そう言うことですか⋯⋯」

 「だが、妻が悔しがってな。 そこで始まったのがこのパーティーだ。 以来、香織はこの日だけは絶対に帰ってくるようになってな、今年は急用が出来たらしいけどな⋯⋯」

 「娘さんは、お祭りを期待しているのは何故ですか?」

 

 そう、私が聴くとバツが悪そうにソッポを向く和馬さん。


 「それはな、あの子がどうしても行きたいっていうから⋯⋯」


 話しによると、和馬さんはミウミウと一緒にお祭りに参加したらしい。 ーーミウミウよっぽど楽しかったんだろなぁ。


 その時、執事の人が現れて、和馬さんに耳打ちをする。 和馬さんが深刻な表情になる。 いよいよ始まるのかーー


 「さて、みなさん。 お待ちかねの食事の登場です」

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