ここまでのあらすじ? ーー田中幸子視点
時は、世紀末。 この理想学園に入学して来た若い芽たち。
その中にある一人の彼女ーーダークストーン・ウォーターウッドが現れた。
彼女は新芽の代表として降臨し、我々と謁見した。 すると彼女はその場で手持ちの綴り紙を掲げ、群衆たちを挑発するかのごとき笑みを浮かべた。
そして彼女は、我々に己のイマジナリーハイスクールプロジェクトを提唱したのだった。 ティチャーはそれを静止させたが、件の彼女は嘲笑する我々を諸共せず、必ずやミッションコンプリートをさせると息巻いていた。
我ことーーワルザベスは、彼女を危険生物だと認識。 彼女を排除対象として警戒するが、我の同志ーーケロベロスは彼女の意思に傾向してしまった。
仕方なく我は彼女たちの観察に周り、エターナル・パーフェクト様の指示を待つことにした。
結果、彼女は邪神様の一瞥を受けることになる。 我は邪神の意向に従い、ケロベロスと挨拶と共に茶番劇を繰り広げた。
対する、ダークストーンは、巫女を推薦者として選出、エターナルパーフェクト様の為に供物になる『ミウミウ』なるものを引き下げ登壇、会場の意思を統一させることに成功させた。
お役御免になると思われた我々を傘下に加え、イマジナリーハイスクールプロジェクトの続投を誓った。
幼子の戯れや、偽装作業を経験する中で我は、彼女の危うさを認識。 対処法を進言賜うべく、我は邪神様の住処を訪ねたーー
「⋯⋯よし、書けたかな?」
私はノートを読み直す。 上手く中ニ病感が出ているかな?
「うん。 ぼちぼちかなぁ。 ⋯⋯それにしても倉石会長には、本当に困るな。 やっていることがめちゃくちゃだし⋯⋯なんとかしないと」
私は生徒会長の倉石について考える。 朝の校門の挨拶に参加してくれない彼女。 櫻井さんが言うには、この前は遅刻までしたらしい。
更に、授業中の居眠りの苦情が、目安箱に大量に投函されていた。 そもそも、なんで108ヶ所も必要なんだ? 除夜の鐘じゃないんだから、そんなに必要ないはずだ!
彼女はのんびり推活部の部費の金額を上げるようお願いして来たが、それは私が止めさせてもらった。 ーー帰宅部に部費を入れる訳にはいけないからだ。 すると彼女は「今宵、漆黒の混沌が其方を襲うだろう⋯⋯」と私に言ってきた。 彼女は私に対して中ニ病発言を返してくる。 お陰で彼女との会話はままならない。 それについては、たしかに私に問題があると思うがーー
「⋯⋯今度、倉石生徒会長としっかり話すかなぁ」
私はノートを閉じる。 どこかに参考文章がないかな? 昔の言葉を覚えて、文章力を上げようかな? ーーそうだ! 家の蔵に昔の文献があったよね! それをノートに書き写そう!
私はさっそく蔵に向かい、そこにある書物をノートに書き写したーー
ーーああ、平八郎様。 私がこんなにも恋焦がれているのに、貴方はいつも小次郎のことばかりで、お菊は寂しゅうございます。 貴方と過ごす歳月は、とても愛しいく楽しいはず。 ですが、私は思いを漲らせております。 今夜貴方の寝床に私は参ります。 きっと新しい子を授かることが出来るでしょう! 平八郎様と私の新たな繋がり、きっと今日は忘れられないーー
「くっそ!」
私は書き写したノートを叩きつけた。 飛んだリア充の恋文を読んでしまった! なんなのこれ! 羨まけしからん! 私は先祖に嫉妬の念を滾らせるのであった。
後日、私は慌てていた。 ーー先日に書いた、私のノートが見当たらないのだ。
「おかしいな⋯⋯もしかして生徒会室に忘れた?」
こころあたりを思い出した私は、生徒会室へ向かう。 すると、生徒会室に倉石生徒会長がいた。 ーーそして手に持って読んでいるノートは。
「くっそ」
あ! 投げた!
私は、知らない振りをして中に入る。
「⋯⋯どうした、倉石生徒会よ?」
「リア充め⋯⋯」
「生徒会長?」
「はぁ! ⋯⋯クク、ワルザベスさん。 ーー発見いたしました。 こちらはエターナルパーフェクト様の降臨儀式の書です」
すると、彼女は何事もなかったように、ノートを拾い上げる。
うん? そのノートには、私が適当に書いた文章とけしからん恋文しか載ってないはずなんだけど?
「こちらの暗号を解読し、我が邪神ーーエターナルパーフェクト様を降臨させましょう!」
ーーどうしよう。 めんどくさいことになったーー




