表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
倉石瑞稀と100のやりたいこと  作者: Masa(文章力あげたい)
冬編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

113/121

未来への期待 ーー櫻井美羽視点

 「ただいまですわ」

 「おかえり美羽。 あれ、ことねは? 一緒じゃなかったのか?」


 家に帰って来た私は、湊に今日あったことを伝えましたの。 すると、湊は慌てて出て行きましたわ。 どうしたのでしょう?


 ああ、誰も居ませんわね。 私は、その場にへたり込みましてよ。 別に誰かが見ている訳ではないので許してくださいまし。 ーー怖かった。 未だに思い出しても、震えが止まりませんの。


 ーーでも、いつまでも震えてばかりじゃいられませんの! 私はこれから、頑張らないといけませんので。 


 私は、瑞稀からプレゼントされた、髪留めを見つめますわ。 ーー私の人生の光。 瑞稀、貴方は私に全てを与えてくれますのね。


 ーー結局、衣装を買えませんでしたわね。 瑞稀と舞香が、服を選んでくれましたのに。 実際に試着して、どっちがいいか決める予定だったそうですわ。 でも、私のことを心配して、取り止めになりましたの。


 二学期が間もなく終わりますわね。 その後、すぐに海外旅行ですわ! 衣装はこの際、学校の制服で構いませんわ。 それよりも、美味しいご飯を食べて、元気になりますわよ!


 はあ、そんなことを考えていると、お腹が空いてしまいましたわよ。 ご飯にしますわ。


 

 「ただいま」

 「⋯⋯⋯⋯」

 「まあ! 二人ともやっと帰って来たのですわ!」


 私は、ことねと湊に駆け寄りましたわ。 ですが、ことね様が私と目を合わせてくれません。

 

 「ことね? どうかしたのかしら?」

 「美羽。 ことねはな、お前に侮辱行為を行った奴らを制裁したんだ」

 「⋯⋯制裁だけじゃ生温いわよ。 奴らには死よりも、恐ろしく辛い目に⋯⋯」

 「ことね! 駄目だ! 俺は、そんなこと認めない」

 「うるさいわね! 私の邪魔をして、満足? 万が一、美羽がまた辛い目に遭うかもしれないのに⋯⋯」

 「俺は『ことね』に誓ったんだ。 お前には絶対、そんなことさせない」


 はわわ。 私のために、二人が喧嘩するなんて、間違っていますわよ!


 「二人とも! おやめくださいまし! ⋯⋯ことね、私はもう大丈夫ですわ」

 「美羽。 ごめんなさい⋯⋯」

 「私が馬鹿にされたのは、きっと知名度が低いからですわ! 今度の世界大食い大会、そこで優勝すれば⋯⋯知名度は、うなぎ登りでしてよ!」


 ーーそう、有名になればいい。 それが、私の対抗手段でしてよ。


 「私は、絶対に優勝しますわ! ⋯⋯そして、私を馬鹿にした者たちに、自慢してやりますのよ」

 「⋯⋯美羽。 ⋯⋯そうね。 それが一番だね」

 「ふう、落ち着いた。 一時はどうなるのかって思ったけどな」

 「⋯⋯湊、ごめんなさい。 私が早計だったわ⋯⋯」

 「おう。 本当は俺もことねの気持ちがわかるんだ⋯⋯当然、奴は絶対に許さない」

 「湊! かっこいい! 大好き!」

 「俺もだことね!」


 あらら、また始まりましたわね。 ムウ、狡いですわ! 私も瑞稀とーー 


 そう言えば、瑞稀は今回の件で、考え込んでましたわね。 ことねの様子に対して、危機感を持ったようですわ。

 

 理想学園の今度は、どうなるのかしら? ーー大波乱ですわね


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ