表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
倉石瑞稀と100の高校生活でやりたいこと  作者: Masa(文章力あげたい)
冬編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

111/267

過去との遭遇 ーー櫻井美羽視点

 朝ですの。 今日はみんなでショッピングモールで遊びますわよ。


 「ミウミウ、今日も元気いっぱいだね。 そんなに楽しみなんだ?」

 「瑞稀。 当然ですわよ。 友達と周る娯楽施設⋯⋯最高ですわ!」

 「ミウミウ、一緒に楽しもうね!」

 「当然ですわよマイマイ」

 「ミウミウ! 貴方、お姉ちゃんに私のことチクったでしょ? お陰で、注意されたじゃない!」

 「むう。 それは凛が悪いんですの。 悪口はぷくぷくですわよ」


 私は頬を膨らませて怒る仕草するのよ。 すると凛が落ち込んでしまったわ。


 「悪口を言ってごめなさい⋯⋯だから、嫌いにならないで⋯⋯」

 「まあ、そんなことだけでは嫌いになりませんの。 謝ってくれたから、チャラですわ」


 私がそう言うと、凛が抱きついてきましたわ。 ーーまったく、甘えん坊ですのね。 さあ、みんなでレッツゴーですわ!


 

 「ミウミウ! この衣装が似合ってるよ」

 「ええ? みずちゃん。 ミウミウにはこっちがいいよ」

 「世界大会で着る衣装? ⋯⋯べつに制服でいいじゃない?」

 『良くない!』


 瑞稀とマイマイが、私の大食い大会で着る衣装を、考えていますわ。


 「ミウミウ、ちょっと先に行ってて。 サプライズで服を選ぶから」

 「ふふ。 ミウミウの衣装楽しみだなぁ」


 二人に促される様に、先に飲食店の方へ向かう私。


 「サプライズってなにかしら? 楽しみですわ」

 「⋯⋯サプライズって言ってる時点で違うと思うけど?」

 「たしかに、そうですわね?」

 『ふふふ⋯⋯』


 そうやって、凛と何気ない会話をしていた時ーー


 「おいあそこにいるの。 ⋯⋯最悪。 金髪女いるじゃん」

 「人見知りお嬢様がこんな所に来んなよな~」

 「うわ。 なに、ニコニコしているんだよ、キモい」


 ーー彼女たちは、私の前に通った学校の生徒の三人組。 瑞稀や凛のような、冗談や軽いネタではないーー 私に向けられた明らかな侮辱行為。 私は、転校前の数日間を思い出して動けない。


 「どうしたの⋯⋯ミウミウ? 大丈夫?」

 「⋯⋯⋯⋯」

 

 凛が、私のことを気遣って、優しく話しかけてくれる。 そんな凛に三人がニタニタしながら話しかけてた。

 

 「ミウミウだって! 変なあだ名~」

 「おいおい。 小学生のチビに心配されてやんの。 ウケる!」

 「お嬢ちゃん、コイツと離れた方がいいよ。 暗い子だし」

 「そうそう。 この金髪頭、見ているだけでムカつくし」


 浴びせられた、罵倒に私は俯く。 凛が私を介抱してくれた。


 凛、ごめんなさい。 貴方を巻き込んでしまってーー


 「⋯⋯ミウミウ、立てる? あっちのベンチで休も⋯⋯」

 「おいガキ! 無視かよ!」

 「まったく。 私たちがせっかく、忠告してやってるのに」

 「て、ゆうか⋯⋯この女も、同類じゃね?」

 「あ、たしかにそうかも。 同類同士仲良しでちゅね~」

 

 そんな! 私ばかりか、凛にまでーー


 私は、震えながらも声を上げましたの。


 「⋯⋯ほっといてください」

 「はあ? なに言ってんの?」

 「私たちのことは、ほっといてください!」

 「やだね。 だってお前がニコニコしているのムカついたし」

 「本当な、無能なお嬢様如きがな~」

 「マジ、ムカつくんだけど。 ずっと俯きながら、引きこもっていたらいいのに」

 「そうそう、私たちに怯えてな~」


 私を蔑視してくる、彼女たち。 凛も、私の後ろで怖がっていますわ。 


 ーー正直、怖い。 でも、引く訳には行きませんの!


 「⋯⋯別に私のことなら、とても悔しいですが⋯⋯好きに言っても構わないですわ! でも、友達を侮辱するのは絶対に許しませんわ!」

 「はあ? なにコイツ」

 「おい、コイツらわからせてやろうぜ」

 「⋯⋯ここは人が多いからな、密室でも連れ込むか⋯⋯」


 三人組が笑いながら、私たちに手を伸ばそうとした時ーー


 「よく言った! 櫻井美羽」

 

 誰ですの? 私と凛は声がした方を向きます。 


 「いい、面じゃねぇかミウミウ。 ⋯⋯そして、この最高に神子様へ恩を売れそうな機会に出くわしたアタイ。 最高じゃねぇか!」

 「ひとみん⋯⋯」

 「え? このヤンキーは、ミウミウの知り合いなの?」

 「ふふふ。 アタイ、ついてるぜ!」


 ひとみんがニコニコしながら、私たちに近づいてきますわ。 ーーすごく悪人顔ですわね。


 「あれ? ミウミウここにいたの? ⋯⋯てっきりバイキングに行ったと思ってたのに」

 「ミウミウ! サプライズプレゼント買ったよ!」

 「ッチ。 なんだよ、もう瑞稀が来たのか。 これじゃ、恩売れないじゃん」

 「ひとみ。 ⋯⋯どうしたの? 悪役面して」

 「みずちゃん! あっち見て!」

 「⋯⋯⋯! えっと、この状況はなに?」

 

 瑞稀とマイマイも、合流ですわ。 あれ? 後ろにいるのはーー


 「吉澤ひとみね。 ⋯⋯まあ、今回の行為は称賛にあたいするわね」

 「はわわ。 神子様! ご機嫌麗しく⋯⋯」

 「ひとみ。 さっきまでの態度でバレバレよ。 私たちはこの様子に気づいて、慌ててやって来たのよ」

 「ンだよ、彩乃。 ネコ被りがバレバレじゃねぇか⋯⋯」


 ことねに、彩乃まで! もう大集合ですわね。


 「なんだよ、コイツら⋯⋯」

 「おい、この女。 神子だ!」

 「チッ。 目をつけられたら厄介だ。 逃げるぞ」


 彼女たちは、そそくさと逃げて行きましたわーー


 「アァ? もう終わりかよー つまらないヤツらだなぁ」

 「⋯⋯本当ね。 二度と、美羽の前に現れないようにしないと⋯⋯」

 「神子様! ヤツらの始末は、アタイにお任せください!」

 「へえ。 ⋯⋯生温い対応はいらないわ。 やるなら、撤退的にやりなさい」

 「ガッテンだぜ。 ⋯⋯オイお前ら、行くぞ!」

 『承知しました姉貴』


 ひとみんが舎弟たちと、駆けていきましたわ。 ーー絶対、オーバーキルですわよ。 


 私は、逆に彼女たちが心配になるのでしたーー


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ