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倉石瑞稀と100のやりたいこと  作者: Masa(文章力あげたい)
冬編

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111/121

過去との遭遇 ーー櫻井美羽視点

 朝ですの。 今日はみんなでショッピングモールで遊びますわよ。


 「ミウミウ、今日も元気いっぱいだね。 そんなに楽しみなんだ?」

 「瑞稀! 当然ですわよ。 友達と周る娯楽施設⋯⋯最高ですわ!」

 「ミウミウ、一緒に楽しもうね!」

 「マイマイ当然ですわよ」

 「ミウミウ! 貴方、お姉さんに私のことチクったでしょ? お陰で、注意されたじゃない!」

 「むう。 それは凛が悪いんですの。 悪口はぷくぷくですわよ」

 

 さあ、みんなでレッツゴーですわ!


 「ミウミウ! この衣装が似合ってるよ」

 「ええ? みずちゃん。 ミウミウにはこっちがいいよ」

 「世界大会で着る衣装? ⋯⋯べつに制服でいいじゃない?」

 『良くない!』


 瑞稀とマイマイが、私の大食い大会で着る衣装を、考えていますわ。


 「ミウミウ、ちょっと先に行ってて。 サプライズで服を選ぶから」

 「ふふ。 ミウミウの衣装楽しみだなぁ」


 二人に促される様に、先に飲食店の方へ向かう私。


 「サプライズってなにかしら? 楽しみですわ」

 「⋯⋯サプライズって言ってる時点で違うと思うけど?」

 「たしかに、そうですわね」


 そうやって、凛と何気ない会話をしていた時ーー


 「最悪。 金髪女いるじゃん」

 「うわー こんな所に来んなよなー」

 「なに、ニコニコしているんだよ、気持ち悪い」


 ーー彼女たちは、私の前に通った学校の生徒の方たち。 凛とは、まるで違う。 私に向けられた明らかな、侮辱行為。 私は、思い出して動けない。


 「⋯⋯ミウミウ? 大丈夫?」

 

 凛が、私のことを気遣って、優しく話しかけてくれる。 そんな凛に彼女たちが話しかけた。

 

 「ミウミウだって! 変なあだ名」

 「おいおい。 チビに心配されてやんの。 ウケる」

 「お嬢さん、コイツと離れた方がいいよ」

 「そうそう。 見ているだけでムカつくし」


 浴びせられた、罵倒に私は跪く。 


 ーー凛、ごめんなさい。 貴方を巻き込んでしまって。


 「ミウミウ、立てる? あっちのベンチで休も」

 「おい、無視かよ」

 「私たちがせっかく、忠告してやってるのに」

 「⋯⋯この女も、同類じゃね? ムカつくし」

 

 私ばかりか、凛にまでーー


 「⋯⋯ほっといて」

 「はあ? なに言ってんの?」

 「私たちのことは、ほっといてくださいまし!」

 「まし? お嬢様気取りかよ」

 「本当な、つまらな〜」

 「マジ、ムカつくんだけど」


 私を蔑視してくる、彼女たち。 凛も、私の後ろで怖がっていますわ。 


 ーー正直、怖い。 でも、引く訳には行きませんの!


 「⋯⋯別に私のことなら、とても悔しいですが⋯⋯好きに言っても構わないですわ。 でも、友達を侮辱するのは許しませんわ!」

 「よく言った! 櫻井美羽」

 

 誰ですの? 私と凛は声がした方を向きます。 


 「いい、面じゃねぇかミウミウ。 ⋯⋯そして、この最高に神子様へ恩を売れそうな機会に出くわしたアタイ。 最高じゃねぇか!」

 「ひとみんですわ!」

 「ふふふ。 アタイ、ついてるぜ!」


 ひとみんがニコニコしながら、私たちに近づいてきますわ。 ーーすごく悪人顔ですわね。


 「あれ? ミウミウここにいたの? ⋯⋯てっきりバイキングに行ったと思ってたのに」

 「ミウミウ! サプライズプレゼント買ったよ!」

 「ッチ。 なんだよ、もう瑞稀が来たのか。 これじゃ、恩売れないじゃん」

 

 瑞稀とマイマイも、合流ですわ。 あれ? 後ろにいるのはーー


 「吉澤ひとみね。 ⋯⋯まあ、今回の行為は称賛にあたいするわね」

 「はわわ。 神子様! ご機嫌麗しく⋯⋯」

 「ひとみ。 さっきまでの態度でバレバレよ」

 「ンだよ、彩乃。 ネコ被りがバレバレじゃねぇか⋯⋯」


 ことねに、彩乃まで! 大集合ですわね。


 「なんだよ、コイツら⋯⋯」

 「おい、この女。 神子だ」

 「目をつけられたら厄介だ。 逃げるぞ」


 彼女たちは、そそくさと逃げて行きましたわーー


 「アァ? もう終わりかよー つまらないヤツらだなぁ」

 「⋯⋯本当ね。 二度と、美羽の前に現れないようにしないと⋯⋯」

 「神子様! ヤツらの始末は、アタイにお任せください!」

 「へえ。 ⋯⋯生温い対応はいらないわ。 やるなら、撤退的にやりなさい」

 「ガッテンだぜ。 ⋯⋯オイお前ら、行くぞ」

 『承知しました姉貴』


 ひとみんが舎弟たちと、駆けていきましたわ。 ーー絶対、オーバーキルですわよ。 


 私は、逆に彼女たちが心配になるのでしたーー


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