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倉石瑞稀と100のやりたいこと  作者: Masa(文章力あげたい)
冬編

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110/122

吉澤ひとみのお願い

 ふう、明里が元気になってよかった! これで安心して、海外に行く準備が出来るね! マネージャーは大変だね。 


 よし、家に到着! のんびり、ゲームしよっと!


 「ただいま!」

 「おかえりなさい、瑞稀。 ⋯⋯あら、そちらの子は?」

 

 お母さんが、私の後ろを見る。 私が、後ろを振り向くと、挙動不審や仕草をするーー吉澤ひとみがいた。


 「はわわ。 は、始めまして! ひゃー」

 「この子は、文化祭で一緒に活動した、吉澤ひとみさん」

 「あら、どうも。 瑞稀がお世話になっております」

 「いえいえ。 私の方こそ⋯⋯」

 「今は、猫を被っているけど、本当はヤンキーなんだよ」


 私が本当のことを言う。 二人は、私の発言を流す。


 「⋯⋯あわわ。 ちょっと、瑞稀さんと一緒にお話しがしたくて、お邪魔してま

す」

 「うん。 私は特にないかな。 じゃあ、また学校でね」

 「瑞稀。 お友達に失礼でしょう」


 お母さん、違うよ。 こんなガラの悪い子、友達じゃないからーー


 「ささ、上がってください。 ⋯⋯瑞稀、友達とは仲良くね」

 「お言葉に甘えて、失礼いたします⋯⋯」


 ーーこうして、白昼堂々と輩が家に入って来たのである。



 「オイ。 いい母親だなぁ、アーン」

 「そうだね」

 「おいおい、素直に褒めてんだぜ? 喜べよ」

 「お褒めに預かり光栄の極みです」

 「ははは。 お前おもしれーな」


 私は面白くない。 なんだって私の周りには、癖者ばっかり集まるんだろう?


 「そんなお前にイイもんやるよー」

 「え? いらない⋯⋯」

 「なんだよ、しけてんなぁ? ⋯⋯本当は、明里に飲ませてヤロウと思ったけど⋯⋯お前でイイや」

 

 そう言って取り出したのはーー粉? 


 「へへ。 いいリアクションだなぁ。 今度、ウチに来いよ! アタイの手作り料理を食わせてやるよ」

 「えー パス」

 「⋯⋯さてと、こちらの粉を水に混ぜてっと⋯⋯ふぅ、これが効くんだよなぁ。 一緒にキメようぜ」


 ああ、最悪だ。 私、終わりだよー


 「ホラ、出来たぞ。 一発、グイっといけよ!」

 「ううう」

 「おいおい。 びびってんのか? ⋯⋯しゃあねぇな」


 すると、彼女は部屋にあった、ストローを取り出し、私の口に放り込む。 そして、ストローの先をそのコップの液体へーー


 「ゴホゴホ。 あれ? 美味しい⋯⋯」

 「だろ? アタイ特製の粉さ。 同志たちにも人気なんだぜ 粉だけでもうめえけどさー」


 私は、彼女の舎弟たちが、怪しい粉を舐めている場面を想像する。 逮捕案件だ。


 「⋯⋯それでさ、頼みがあんだよ」

 「この流れで? 恩どころか、危険しか売れてないんだけど⋯⋯」

 「神子様と仲良くなりてんだよ! 協力しろよなぁ」

 「⋯⋯この前、挨拶してたじゃん」

 「テメの目は、節穴かよ。 明らかに、アタイは蔑視されてたじゃんか!」

 

 ーーそれって、悲しくない? ひとみは、ことねを崇拝しているんだよね?


 「なあ? 哀れだろ。 ⋯⋯そこでだ。 瑞稀! タノンマー」

 「ちょっと、近いって⋯⋯もう、わかったから⋯⋯」

 「しゃあー いただきました!」


 ハア、また厄介が増えたよーー


 「お姉さん。 お母さんがご飯だって⋯⋯」

 「じゃあ、アタイは帰るわ」

 

 まずい! 私は用事が終わって、帰ろうとする彼女を止める。


 「なんだよ? 瑞稀」

 「ご飯を食べてから帰って! お願いだから」

 「⋯⋯いいのかよ。 アタイが居たら邪魔だろ⋯⋯」

 「むしろ、このまま帰す方がまずいんだから、お願い!」

 「お、おう。 ありがたくいただくぜ⋯⋯」


 こうして、お母さんが張り切って作った、料理を食べるのでした。


 ーー食べ残しは、後でミウミウが食べました。


 「うん。 どっちのご飯も美味しいですわね。 次は、家に帰ってご飯ですわ。 瑞稀! また明日ですわ!」

 

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