ここまでのあらすじ? ーー櫻井美羽視点
文化祭を終わりましたわね。 私の貢献により、作り過ぎがなくなった文化祭は、大盛り上がりでしたわ。
思えば、春。 私は、別の高校に入学しましたの。 そこでは、私は孤立した存在になってしまいましたわ。 それどころか、酷い仕打ちまでーー
ねえ? 教えてくださらない? 私がなにをしたっていうのかしら? なぜみんな私を遠くから馬鹿にするの? そんな状況で、誰も話しかけてくれない孤独ーー 貴方にはわかるかしら?
ーーそんな時、ふと思い出しましたの。 私の存在意義をーー
「お前は将来⋯⋯川端ことねの右腕になるんだぞ、美羽」とパパがいってましたの。 ーーそう。 私にも生きている価値があるのですわね。
でも、どうせなら、今のうちに会っておきたいですのーー
そう思った私は、パパに提案しましたの。
結果は、大喧嘩。 私は逃げるように飛び出しましたわ。
この時ほど、自分が惨めだとは思いませんでした。 私はなんの役にも立たない無能ーー その事実を痛感しましたわ。
それから色々あって、転校することになったので、前の学校に持ち物をとりにいきましたの。
「おわー、あの金髪まだ登校して来てるの? ウケる」
「偉そうでムカつくのよね、あの女」
「おい、コッチみんなよしばくぞ!」
ーー私は、人間が怖くなりましたわ。
そして、転校先のクラスでーー
「今日からみなさんと少し遅れて、同じクラスの学生になった、櫻井美羽さんだ。自己紹介お願いします」
「櫻井美羽」
「はい。 どうぞ、続きをお願いします」
「特にありません。 席に座ってもいいですか?」
私を見る目が怖いですわ。 早く座らせてくださいましーー
私は一目散に席に座りました。 こんな状況じゃ、ここでも孤立して過ごすしかないんですわーー
そう思っていた私に、貴方は声をかけてくださいましたね。
それから、色々なことを一緒にやりましたね。
体育大会で司会ーー貴方のボケに怒っている時は、不安は消えて。
大食い大会で、私の自信を与えて下さりましたわね。
貴方は、私を揶揄いますけれど、いつも私の機嫌を見てくれますのね。 そんな態度を取られたら、怒りたくても、許してしまいますわ。
夏休みの初日のことを、覚えているかしら? 私が、貴方の発言にどれだけ勇気づけられたか、わかっていますの?
ーー覚えておいてくださいませ。 貴方からの恩は、文化祭前の騒動ぐらいでは、チャラにはなりませんの。
季節は冬。 貴方は、冬が好きですか? もう時期、私は海外に行きますわ。 ついに大食い大会の世界遠征ですのよ! 会場はなんと、ことねのお父様や私のママがいる場所ですの!
ーー当然、貴方の席も予約済みですの! 一緒にお遊びになって?




