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倉石瑞稀と100のやりたいこと  作者: Masa(文章力あげたい)
冬編

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105/122

前日話 瑞稀のやりたいことの考え方

 ふう、明日は入学式かーー 全校生徒の前で発言するの緊張するなぁ。 上手く話せるのか、心配だよ。 どうしたいいのかなぁ? 失敗したら、恥ずかしいしぃーー


 私は夕食後、自分の部屋の机で考えごとをしていた。 担当の先生から、もらった紙を読むーー それだけなのに緊張している。


 いっそ、失敗前提だったらいいのになぁーー


 その時、私はある妙案を思いついた。  


 だったら、台本を無視して、喋ればいいとーー


 でも、なにを話せばいいのかな? 自分の高校での目標とか?


 なるほど! でも、恥ずかしいかも。 ーーだったら、すぐに終わるようにアホなこと言えばいいよね! 名付けて『高校生でやりたいこと100』だね。


 ーーでも、万が一止められなかったら? 一応内容は考えた方がいいよね!

 

 私なんかが、掲げる目的なんて誰も興味ないよね? うん、だったら適当に書いちゃうぞ!


 理想学園の校門って由緒正しい場所だから、ここを理想学園の生徒して渡ることが私の夢だったんだ! 


 そして、その場所には憧れの生徒会長ーー黒田陽介さんがいる! 他にも、この学園には有名人がいっぱい! ハア。 私なんて、一瞥さえされないんだろうなーー


 でも、まとまって書くとおかしいから、少しバラバラにしってっと。 さて、間に何を入れようかな? 


 ーーどうせなら、叶わない願いでも書いちゃお。 体育館にクーラーや、巨大モニター設置でしょ。 後、文化祭のバージョンアップとかいいよね。


 こんなの、生徒会長にならないと出来ないっての。 ププ。 リストに書いとこ。

だったら、生徒会長の行事も、目標に組み込んでーー


 後は、なんだろ? 体育館で行われるイベントも書いておくかーー


 大食い大会に、アイドルイベント。 大会に出る前提で書こう!


 後、思い出づくりとか! 友達をつくって、一緒に遊ぶんだ! 海、宿泊、温泉、雪遊びとかしたいな。 海外も行きたい!


 夢が広がりまくりだよ! あとはーー


 「瑞稀? またゲームしてるの? ⋯⋯明日は入学式でしょう。 早く寝ないと、明日、ミスをするわよ」

 「え? ⋯⋯もう、そんな時間? ちょうど終わったから、すぐ寝るよ」

 「そう。 ⋯⋯明日、頑張ってね瑞稀。 お母さんも見てるから⋯⋯」

 「うん、ありがとう。 おやすみなさい」


 ーーあ、まだ全部埋まってなかった。 まあいっか。 これだけ書いていれば、100書いてなくても一緒でしょ!  おやすみ!


 

 ーー私は目覚めた。 ページには書きかけの目標があった。 そこに、目標を付け足していく。 出来た、私の理想の書がーー

 

 「⋯⋯明日から、始まるのね。 ⋯⋯私の理想を叶える学校生活が⋯⋯」


 

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