其之五|第三章|第一回魔王対策会議
珍しく前書きを。
ヤケに長く「あ。これ読まなくて良いヤツだ」と思った場所は読み飛ばして最後の五行くらいだけ読めば問題無いと思います。
「おい。そこの残念な何か。気が済んだか?気が済んだなら座れ。」
ふかふかの絨毯に顔を埋めて微動だにしない残念な女神に声をかけた。
この残念な女神をそっと押入れの奥にでも放置して、開かずの間として封印したとしても話は進むのではないか?とは思わなくも無かった。
いっそ、女神ニコに話してもらえば良いんじゃないかとも思ったのだが…。
フルフルフル…。
俺が視線を向けるとリンダさんの影に隠れて全力で首を横に振る。
頑なに自分では話したくない。面倒臭いと言うオーラを放っていた。
まったく。双子そろって残念な女神だ。
まあ、頼りにならないアイリス王女の影には隠れようと絶対にしない点を考えると、女神ニナのように馬鹿ではないというか、どちらかと言うと女神ニコは聡明なタイプに見えるのだが、昔のニコさんの様にコミュニケーションが苦手っぽい。
話すのが苦手な女神ニコに頼るよりも、俺が黙ってても余計な事まで漏らしてくれる女神ニナの方が話す相手としては有り難いと思った俺は女神ニナが立ち直るのを待っていると言うワケだ。
まあ、余計な事は話してもらわなくても良い。
こちらとしては「会話が成立する相手」ならどちらでも良いのだが…。
どうにも女神ニナがなかなか立ち直ってくれない。
しゃーないと言えばしゃーない。
気持ちは分からなくないよ?
自分達のシステムによって禁止ワードはフィルタリングされていると信じてたのに、身内がそのシステムを無効化していて、あまつさえ自分でベラベラと知られたくない部分を勝手に話してしまったのだ。
馬鹿だ馬鹿だとは思っていたが、自分で馬鹿だと認識する程のミスを犯すとは。
性根は悪い子じゃないのだろうが、脇が甘いと言うか何と言うか。
そんなこんなで残念ながら残念な理由により、あれから事態の進展は無かった。
「お前の気持ちも分からなくもないけどな。そんなご家庭の事情に巻き込まれた俺達の気持ちにもなってみろよ。ってか、全世界規模で大戦争引き起こしやがってよー。この世界の人達が聞いたらどう思う?やってらんないだろ? それを俺達が世間様が気が付かないように上手い事 解決する為に、間に入って話をつけようじゃないかって言ってるんだから。お前にとっても悪い事じゃないだろ?もしかしたら仲直り出来るかも知れないぞ?」
チクチクと嫌味を入れて自尊心を刺激しつつ、出来るだけ優しく説得を試みる。
「わーってるわよ!何度も言わなくても!でもね!こんな失態を晒してどの顔でそこに座れってのよ!大体、なんで勝手にワードサーチを切ってるのよ!?もう、この世界の子達にも誰にも顔向け出来ないわよ!!」
だが、女神ニナは一向にその態度を軟化させる事はなかった。
「連絡ナラ留守電ニ何度モイレタ…。確認シナイ ニナ ガ ワルイ。」
そして、女神ニコが油を注ぐ…。
「それは!それは…。緊急事態だったのよ…。こっちだって色々あったんだから!システムだって、これまで問題無かったんだし、連絡取れるまで待ってれば良かったでしょ!」
バツが悪そうに言いよどん女神ニナだったが、余程ミスを認めたくないのか問題を他にすり替えようとした。
ここまでくると子供のケンカだ。
俺達は何を見せられようとしているのだろうか…。
「コレマデ、システムガ問題ナカッタワケジャナイ…。限ラレタスペックデ私ガ何トカ遣リ繰リシテイタカラ維持デキテイタダケ。本気デ父様ヲ探スナラ負荷ノ高イワードサーチハ邪魔。ダカラ、切ッタ。ダカラ、スペックアップヲ頼ンダ…。ナノニ資金カツカツナノニ公費デ筋トレグッズ買ッタノハ、ドコノダレカ百万回トイタダシタイ。ワタシハワタシの仕事ヲチャントヤッテル。」
「はぁ!?あんただって那由多ドライブミニを買ってたじゃない!?あんな落ちぶれたメーカーの製品を買うとかそれこそ無駄ってもんよ!だったら、管理局で誰もが使える筋トレグッズを買った方が福利厚生的にも有用ってもんでしょ!?」
何を見せられたかと言うとやっぱり姉妹喧嘩だ…。
しかも、天界?の内部事情などを恥ずかしげもなく晒した…。
おいおい…。そんな事を一般人の前で話して良いのかよと思った時だった。
女神ニコが動いた。
漫画だったならどこかの冒険漫画バリにズゴゴゴゴゴと言う文字を背負っていそうな迫力でゆっくりと女神ニナに近づき寝転がったその背中を思い切り踏みつけて…
「姉妹と言えど言って良い事と悪い事が有る。言うに事欠いてスペクトルエンタースペースエア社を愚弄するとは姉妹であっても許さない。確かに現在においてスペクトルエンタースペースエア社は単なるソフトメーカーに身をやつしている。あまつさえ、過去の遺産を食いつぶし、たまたま当たったクソゲーを骨になってもシャブリ続けるクソメーカーに成り下がっているのは認めざるを得ない事実だ。元ハードメーカーが聞いて呆れる。今のスペクトルエンタースペースエア社は信者から見たとしてもクソである事は認めよう。だが、今のゲーム業界はどうだ?二大ハードメーカーの片方は独自路線を突き進み一般ユーザーのゲーム離れを加速されたではないか。確かにそのゲーム性や独自性は素晴らしいとは言える。だが、素晴らしい作品だけがゲーム業界を彩るワケではない。駄作や色物があり、色々な趣向の人間の目を引く事で初めてそのハードに注目が集まるのだ。それがどうだ。売れるのはファーストパーティの作品ばかり。サードパーティの作品を知ってる者がどれだけいるだろうか。挙句の果てに新ハードで注目を集めるしか能がなく、多くのセカンドパーティ・サードパーティはその新ハードでの開発に手惑い膨大な開発費をも回収できない有様だ。更にはリリース当初にはハードを安定して供給する事も出来ず、安定し供給体制が整った頃には購入希望者にも忘れられている状態。全く嘆かわしい。また、二大ハードメーカーのもう片方は何を思ったかゲーム機は新技術の実験場と思っているフシがある。先進技術を活用しきれないセカンドパーティやサードパーティは続編・復刻・リメイクに走り小銭を稼ぐのに終始する始末だ。こちらもクソだ。クソすぎる。ゲーム機のシェア争いに勝利した二大ハードメーカーと言えば聞こえが良いが、その実態は独占禁止法に触れないよう自分の得意分野に付いてくるユーザー向けだけにゲームを作り仲良くパイを分け合っているだけのぬるま湯状態。昔の様に想像力を駆使し、最新技術を駆使して我々一般人に新しい世界を見せ、自社を支持するユーザー以外の心も踊らせてくれるようなクリエーター達はもう居ない。据え置き型ゲーム業界は死んでいると言っても過言ではない。確かに携帯端末における手軽なゲーム(笑)が席巻し、ユーザーもそのユルさと手軽さに慣らされ愚民に課金させる方がメーカーとしても稼ぎやすいのは分かる。だが!だがしかし!それで良いのか?それで本当に良いのだろうか?否だ。断じて否だ。据え置き型ゲーム機市場の独占に成功した二社がそれぞれ好みのパイを分け合い、何となくグラフィックだけ綺麗に見せているだけのクソゲーをリリースするだけが据え置き型ゲーム機の役割なのだろうか。昨今、ゲーム離れがどうとか言われているが本当にゲーム離れの原因はそれだけなのだろうか。違うだろう?そんなメーカーの驕りは怠慢を見抜けない程ユーザーは馬鹿ではない。そんな二大ハードメーカーに愛想が尽きただけではないだろうか?鎬を削り魂を燃やしていた時代。ハードメーカーとしてスペクトルエンタースペースエア社が三つ巴の戦いをしていたハードメーカー現役時代の様に。現在の携帯端末市場はその空気が有る。乱立し数々のタイトルがリリースされ活気が有る。片や据え置きゲーム機器に活気が無くなったのは何故なのか?数が多ければクソゲも増える。それと同じく良ゲも現れるのだ。実験的なタイトルや、やっつけ仕事のタイトルまで様々なタイトルが混在して初めて人はそこに注目する。そして、その中に人々は楽しさを見つけるのではないだろうか?昨今の据え置きゲーム機器では売れそうな無難なタイトルしかリリースされない。小銭を稼ぐだけに終始する今の据え置きハード業界にユーザーが見切りを付けても当然ではなかろうか?潜在的なユーザーを携帯端末の「なんちゃってゲーム」に奪われているのはメーカーの怠慢である。故に!!!今回発売された那由多ドライブミニは、そんな腐った二大ハードメーカーに投げ込まれたアンチテーゼではないのだろか?確かに…。確かに先に発売された家族電子計算機ミニやら超家族電子計算機ミニの後追いで売れそうだから出しただけの様にも見える…。だが…。だが…。私は期待したいのだ!これを買う事で繋がるかも知れない未来を。業界ナンバーワンになれると信じたあの日の夢を。もう一度…もう一度見せてくれるのではないかと。確かに今のスペクトルエンタースペースエア社には期待出来ないかも知れない。ギャンブル機器メーカーに良い様に使われるだけの存在となったスペクトルエンタースペースエア社が本当にハードメーカーに返り咲く可能性は少ないだろう。那由多ドライブミニは確かに小さな一歩だ。小さすぎて一ミリも進まないだろう。だが、このご時世に多少でも存在感を見せようとした心意気を信じて。あの日の夢を応援するために私は那由多ドライブミニを自費で購入したのだ!!!ニナのように管理局の運営費を使い込んで勝手に買ったものじゃない!!自分のお金で情熱を持って買った物と、他に買わないとイケナイ物があると言うのに公費を使い込んで自分の趣味だけで買った物を同列にしないでもらおうか!!マジでそんな物を買う余裕が有るならメモリのワンセットでも買え!ってか、基礎基盤から買い直せただろうが!!自業自得はニナだ!ウジウジしてないで早く席につきなさい!!!」
と。大演説を一気に言い切った。
実に盛大な演説ではあったが大半が本題とは関係ない話。
しかも、この話をある程度、理解出来たのは俺だけだろう。
案の定、みんなポカーンとしている。
この世界の住人達には据え置きゲーム機器が何かなんて分からない。
その手の遊びは発展していないからな。
師匠もこの世界に来た時代を考えると分からない話だと思う。
呪々は噛み砕いて説明すれば分かるだろうが、ゲーム機器のシェア争いなんて話に興味があるタイプとは思えない。どちらかと言うとゲーム機にはこだわらずに好きなタイトルが有ればタイトルの発売されるゲーム機器を買うタイプだと思われる。
俺にしたってそうだ。
どっかで聞いた事の有る様な話で理解できないワケでもない。
話としては多少興味をそそられる部分は有った。
だが。今は、知らない世界の知らないゲーム機器に関するシェア争いの話なんてどうでも良い。
なぜ。
いま。
長々とどうでも良いゲーム機のシェア事情を聞かされなくてはいけないのか。
実質、肝心なのは最後の方だけ。
『公費で女神ニナが余計な物を買うからハードが強化出来なかった。黒木を探すには負荷の高いワードサーチ系のシステムを止めないと、他のシステムに影響が出るから止めた。原因は女神ニナに有るのだからグダグダ言わずに席につきなさい。』
うん。多分文字にすると百文字程度。音にしても百二十音以下だろう。
この女神達。実にウザイ。
そして、面倒臭い。
ただ、圧倒されて途中で中断させる事も出来ずに無駄な時間を与えてしまったのは俺の不徳の致すところだ。
長い演説を咎める替わりに短く嫌味を言って嗜めた。
「女神ニコ。お前普通に…いや。かなり饒舌に長々と喋れるじゃないか。」と。
「イヤ。キャラハ大事。」
返って来た返事に頭を抱えそうになる。
だが、女神ニコの大演説も無駄じゃなかったのか、フラリと女神ニナが立ち上がり俺に近い位置に有る椅子に座った。
「言っとくけど。アレは管理局にずっと居て運動も出来ないから必要な物として買ったんだから。決して自分の趣味だけで買ったワケじゃないんだからね。」
誰に向かっての言い訳なのか…。
席に座って開口一番で話したのは言い訳。
全く残念なヤツだとしか言いようがない。
まあ、席に着いたと言う事は話を聞くくらいの準備が出来たのだろう。
話の大半が無駄話だったが、功労者である女神ニコに親指を立ててサムズアップを送った。
相変わらずリンダさんの影に隠れてはいるが俺のジェスチャーにキラーンとか効果音がなりそうな程のニヤリ顔でサムズアップを返してくるのを見るとノリは悪くないのかも知れない。さっきもキャラがどうとか言っていたから、本当にキャラとしてアレをやっている可能性も捨てられなくなった。多分、話すのが面倒臭いから話したくないとか下らない理由なのだろうが。
「それで?あんたが間に入ってどうにかなるって言うの?どうにもならないわよ。」
席には着いたものの、身内からと言うか双子の姉妹から二度も辱めを受けて機嫌が悪いのかだろう。攻撃的な口調で俺を睨みつけた。
「でも、話し合わなければ合意点も探れないだろ。お前達が直接話しても我の張り合いで話にもならないってなら、誰かが間に入って合意点を探すしか無い。お互いの希望は何千年経っても変わっていないのかも知れない。でも、時間の流れの中でお互いの気持ちや状況は変わっているはずだ。振り上げた拳のもって行き場がないだけなんだろ?だったら、俺がゆっくりとでも下ろさせてやるから。まずは俺達だけでこれまでの事とこれからの事を話そう。それからでも遅くないはずだ。良いか?何事にも順序ってモノが有る。ドンパチするにしても、まずは外交努力をして話し合い、それでダメなら距離を取り、その間にも話し合いを続ける。最後の手段として武力で対抗をする。それだって、どうやって相手から手を出させるか考えて実行させ、こっちに大義名分が有る状態にしないと。こっちから闇雲に突っ込んだりしたら、こっちが悪者になるんだ。女神ニナ。俺を信用しろとは言わない。俺を利用しろ。お前が求める未来に近づく為の道具としてな。その為にお前や女神ニコにも協力して欲しい。俺も俺で俺の目的の為にお前達を利用させてもらう。五分五分の関係だ。」
俺の言葉に、怒られた子供みたいにシュンとする女神ニナ。
自分でも分かっているのだろうけど、簡単には素直になれないといった感じだった。
フルフルと身を揺らしながら真一文字に唇を噛みしめる。
悔しさ。とは、また違った表情。
多分、どうしたら良いのか分からないに違いない。
トテトテトテ
そこに女神ニコが近寄ってくる。
優しく女神ニナの肩を抱いて…。
いや。背が届かないっぽい。
太もも辺りを優しくポンポンと叩いて彼女を見つめた。
エグ…エグ…
声を押し殺し泣いた彼女の涙が、太ももに置かれた女神ニコの手にこぼれ落ちる。
正直、面倒臭い。
怒ったり、イジケたり、泣き出したり。
だが、これも必要な儀式の一つだ。
どうにもならない。
意地や感情や思いってのは簡単には自分の中から出ていかない。
時間が経てば経つほど凝り固まってしまう。
時間が解決してくれるなんて言うがアレは嘘だ。
事態を悪化させるだけ。
特に押し殺して自分の中に閉じ込めた気持ちほど悪化する。
相手が居たなら余計にだ。
気持ちを言われなかった相手は良いのだと勘違いして同じ事を繰り返す。
自分の行動が相手を傷つけているなんて見ようともせずに同じ事を繰り返す。
その時に言わなければ悪化するだけなのだ。
まあ、良いか。
既に俺達は時間を無駄にしている。
これだけ時間が過ぎても黒木が行動に移らない所を見ると時間が必要なのだろう。
どれだけの時間が残されているのか分からないが今更焦っても仕方がない。
泣きたいなら泣けば良いさ。
それで冷静さを取り戻せるなら。
俺は静かに彼女が泣き止むのを待つことにした。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「わ…悪かったわね…。もう大丈夫よ。その…」
何分経っただろうか。
そんなに長くない時間だ。
既に日にち単位で時間を無駄にしない限りは、気にしないと決めた俺にとって何時間経っていようともどうでも良かった。
「そう言うの良いから。謝罪イベントとかいらないから。優しい言葉を掛けてフラグ回収とかしないから。スキップだ。スキップ。」
「スキップ?なによそれ?意味分かんないわよ。」
まあ、意味が分からなくても仕方がない。
と、言うか分からなくても結構だ。
こう言う場合、下手に優しい言葉を掛けるとルートが変わる可能性が有る。
俺はエロゲを通してそれを知っている。
全力で俺はフラグをヘシ折った。
故にイミフ発言で結構だ。
「そんな事はどうでも良い。イミフで構わん。それよりもだ。どの辺りまで話せるかだ。話す気にはなったんだろ?俺としてはお前達の存在理由から何から何まで全てを話してくれるなら解決の糸口も見つけやすいんじゃないかと思ってるんだが?」
今回も高レートでベットした。
本当はこいつらの存在理由なんて聞かなくとも何とかなると思う。
だが、気持ちの上で時間の余裕を感じていたのだろう。
この世界に関する秘密にも興味が湧いていた。
管理局だの資金だのとチョイチョイ自ら墓穴の掘って話したのだ。
自業自得だと言って良い。
その発言からも何らかの組織に属している事が分かる。
この世界とは違った別次元の組織に。
前に行っていたユニットと言う呼び方にも違和感を感じていた。
俺達の言う「神」が実際は何者なのか。
知られるなら知っておこうと思った俺は女神ニナにブラフを張った。
「どの辺りまでって…。何を話せば良いのか…。話せる事しか話せないとしか言えないわよ。あなたが何を聞きたいのかも分からないのだから。私からココまで話せますなんて言えないわよ。」
クソ。まあ、その通りだ。
全部を話すとは言わせられなかったが、話せる事は話すと言うテーブルにはつかせる事が出来た。
「分かった。全部は話さなくて良い。だが、俺の聞きたい事には出来るだけ答えてくれ。これは俺のためではない。お前達の問題を解決する為だ。良いな?」
後は、こうやってハードルを下げてやる事で通常なら話さない事でも、多少はガードが甘くなるだろう。
「良いわ。分かったわよ。出来るだけ話すと誓うわ。」
うむ。言質は取った。
まあ、話せないなら話さなくても良いが、ポロリしてくれるなら有り難い。
あれ?数時間前にも同じ様な事を考えてたな…。
まあ、良いか。取り敢えず今は色々と聞き出す事に集中しよう。
そう。やっと本題に入れるのだから。
「よし。じゃあ、最初は軽い質問だ。俺の居た世界では黒木正義と名乗り、この世界では魔王カルキノスと呼ばれ、お前がダンジョンの地下十階でカルディナル=メキア=クロノスと呼んだ男は、お前 女神ニナと女神ニコの父親で間違いないのか?」
俺の質問を聞き女神ニナが女神ニコへ目配せをして答えて良いか確認をした。
これは俺にとって少し厄介だ。
どう考えても女神ニコは女神ニナよりも頭が良く冷静だ。
女神ニコもある程度は協力的に対応してくれるとは思うが、どこまで俺が踏み入るのを許容するのかは分からない。
どちらにしても、慎重に話を進める必要は有りそうだ。
目配せに女神ニコが首を縦に振り答えると女神ニナが話し始めた。
「クロキがどうだかは知らないけど。あの男は私の父である『カルディナル=メキア=クロノス』だわ。後に私達がユニットに魔王カルキノスと呼ばせた男よ。」
答えは予想範囲内だった。
まあ、そうだろうと言う推測の元に質問しているのだから当然だ。
続いてもう少し踏み入った事を聞いてみよう。
「分かった。だが、分からないのはお前達の父親が何故魔王なのかと言う点だ。この世界の聖書などではお前達の父親は太陽神メビだろう?」
「これは…。言っても良いのかしら…。」
女神ニコが迷う女神ニナに首を縦に振って話を促す。
どうやら、人間関係的な部分はオープンにするつもりらしい。
それを見て安心した様子で女神ニナが話を再開した。
「確かに疑問に思うのは分かるわ。正確には魔王も太陽神も私達にとってはパパなのよ。この世界では神の恩恵を受けられると言う仕組みが有るのは知ってるわよね?」
「ああ。入信してなくともこの世界の人間は教会や教会関係者に世話になる機会が有るからな。信仰心や鍛錬によって恩恵が受けられる「神術」や「神威」ってヤツだな?」
「そうよ。まあ。どう呼ぼうと構わないのだけど。ユニットが言う「神威」って言うのは基本的に私達が使うチカラの事ね。そして「神術」ってのは、元々パパがこの世界を捨てて、自分が元居た世界に帰ると決めた時に、パパが居なくても私達が困らないようにと作ったシステムを流用して、ユニット達にも恩恵を与えられるようにしたモノなのよ。」
「ほぉ。なるほどな。」
神威や神術について俺は何も聞いても居なかったのだが…。
おそらく、この先の話に必要なのだろう。
俺が聞いていない事まで話してくれた。
女神ニコを見て確認してみたが、この話も問題ないらしい。
のは、良いのだが。前々から少し気になっていた事を聞いてみる事にした。
話の流れを切るのは嫌なのだが、これについては早めに解決しておこう。
「話が変わって悪いのだが。前からチョクチョク出てくるユニットってのは人間を表していると思っても良いのか?だとするなら、俺としては気分が良いモノではない。確かに多種族を総称してユニットと呼んでいるのかも知れないが、それなら人間と呼んでくれた方が良いと思うのだが。個人的な印象ではユニットと言うを何となく物扱いされている印象がして好きになれない。個人的な感覚で物を言って悪いが人間とかそれに近い意味合いの言葉で呼称してくれないか?」
「え?あぁ…。そうね。これからはそうする。悪かったわね。」
「いや。少し気になっただけだからな。聞き入れてくれてありがとう。」
ふぅ。何となく女神ニナが現れてからチョイチョイ言われるユニットと言う言葉の気持ち悪さから開放されるようだ。ユニットと言う言葉の使い方としては間違っていない様な気もするのだが、名前が有るのに「オイ!」とか「ソコの!」とか言われる様な気持ち悪さがあって以前から気になっていた。
素直に聞き入れてくれた事には、こちらも素直に感謝したい。
特に昔の俺はシミュレーションゲームでユーラシア大陸を駆け巡りオルドに勤しんだり、戦国武将になって天下布武を目指していたから余計に駒扱いされている様で気になっていた。
取り敢えずは、気持ち悪さ解消と言う所だろう。
そして、もう一つ。
「あと、話の腰折ついでにもう一つ。これまでに残念女神だとか駄女神だとかクズ女神だとか言っておいてアレなのだが。」
「はぁ?残念女神はスルーしてたけど、他のは聞いた事も無いわよ!やるっての!」
「いや。待て。モノの例えだ。それでも女神ニナや女神ニコと敬称の様に使ってきた。特に心の中ではな。」
「いやいやいや。待ちなさいよ。反対でしょうが?普通は心の中で侮蔑的な名称を使うのは分かるわよ!口に出す時は女神ニナとかカタチだけでも尊敬の念を込めて呼びなさいよ!!」
「だから待てって!ステイ!悪かった。悪かったから。でな?取り敢えずは協力関係を築こうとしているワケだし、もう少し気軽に呼んで良いだろうか?失礼を承知でニナとニコってな感じで呼んでも良いか?あっちにもニコニナが居るから同時に居る時には神ニナとか神ニコと呼ぶ事にはなりそうだけど。『さん付け』もアレだしな。俺にとっての「ニナさん」「ニコさん」は向こうに居る彼女達で、お前達じゃない。気軽すぎて悪いとは思うが承知してくれるか?」
と、出会ってからずっと思っていた事を提案してみた。
正直、「ニコだとかニナだとかニコだとかニナだとか有りふれた名前過ぎてややこしいわ!!!」と、ずっと思っていた俺としては言い出すのが遅すぎたと反省している。今更、そんな事を言われてもと思われるだろうが、今後付き合って行く上では結構大事な事だった。
きっと、ヤツらは「女神ニナ!女神ニコ!」と呼んでも返事をするからな!
絶 対 に だ ! !
そう。ニコさんやニナさんなら満面の笑顔で。
その点、呼び捨てにさせてくれるなら、あっちも反応しないだろうし面倒臭いやり取りが減るだけでも俺の精神を蝕む要因が減るだろう。
「べっ。別に良いわよ。そんな事をイチイチ聞かなくても。好きに呼べば良いじゃない!バカ!それなら、それで私だってハルトって呼ばせてもらうしぃ。でも、勘違いしないでよ!別に親しい間柄だとかそう言うコトで呼び捨てし合うワケじゃないんだからね!」
と、ニナが言うと共にニコも親指を立てて了承してくれた。
姉妹以外で誰かを呼び捨てにする機会も無く、友達も居ないであろうニナが顔を赤らめながら恥ずかしそうにする様子は面白い。
と、面白がっている場合ではなかった。
もう一組の問題児にも断っておく必要がある。
「ニコさんも、ニナさんも!呼び捨てにする場合は女神の方を呼んでますから怒って殴り掛かって来ないで下さいね!!」
後で聞いてなかったと言って弄られないように少し大きめの声で叫ぶ。
「聞いてたから分かってるわよ!!って言うか!よび…よび…よびしゅてとかくらいで怒らないし!っていうか!呼び捨てされても喧嘩上等!って言うか!ハルトさんに殴りかかるなんてしたコトないでしょ!?」
「そうだ!そうだ!呼び捨てするなら癒やし顔で優しくしてくれ!それなら一晩くらい…その…いっしょにいてひゃっても良いんだからな!!」
「じゃあ!じゃあ!私もです!ハルト様!!抱きしめてアイリスとお呼び下さい!」
「お!王女!!何をとち狂った発言をしているのですか!?そう言う話は誰もされていませんよ!!抱きしめるとかはしたない!!」
・・・。
面倒だ。こうやってからかわれるのは。
時間に関してはあまり気にしない事にして心に余裕が出来たとは言えウザイ。
まあ、関係者全てに了承を得た事によって多少は話しやすくもなるだろう。
気を取り直して話の続きに戻る事にした。
「じゃあ、ニナ。さっきの話の続きだが…。」
「おう!いつにする!?今夜か?今夜にでも私の部屋に…」
「うっせー!あんたは黙ってろ!!追い出すぞ!!!」
いや。やるんじゃないかとは思っていたが本当にヤルとは思っていなかった。
クソうるさいニナさんの方にサイレンスの魔法を発動すると俺は気を取り直してニナに顔を向けて話を再開した。
「すまない。じゃあ、さっきの話の続きをしようか。」
「えっ。でも…。そんな。いきなり。私はそう言う経験ないし…。」
「そっちじゃない!システムがどうこうって話だろが!?」
突っ込むのも面倒臭い。
しかし、突っ込まないと話が進まない。
それに、呼び捨てにされたくらいで乙女の様な顔をされても困る。
自分から言いだした事だが撤回したくなってきた。
だが、それでは呼び方問題で更に面倒臭い事になりそうだ。
しょうがないので深呼吸をして再び気を取り直し話を本題に戻す。
「声を荒げてすまない。それでシステムと…。すまない。もう一つだ。魔王は黒木と呼ばせてもらう。俺にとってはずっと黒木だったからな。そっちもパパなり父なりで良い。この点はそう言う共通認識で通じるだろう。それでだ。システムと黒木の関係性だ。父親がどうこうと言う話の続きでその話をしたのだから何か関係があるんだろ?単なるシステム設計者が黒木と言うだけではなくて。」
もう一つの面倒臭さい呼称問題について提案しつつ、元の話に戻すべく出来るだけ優しく誘導した。さすがにコレ以上はボケる事もないだろうが。
話を促されたニナはゆっくりと語り始めた。
「そうね。呼び方はどうでも良いわよ。分からなかったら「それは何を指してるの」って聞くだけだし。それで本題に話を戻すけど。システムの話とパパの話。もちろん関係が有るわ。関係が有ると言うよりもシステムはパパそのものなのよ。」
「うん?どう言う事だ?それは黒木がシステムを作ったからシステムは黒木の分身みたいなモノと言う精神的な意味合いで言ってるのか?」
俺は勘違いしていた。ニナの話を聞いて「この剣は俺の分身の様なものだ!」的な何かの例えなのではないかと。だが、その考えは全く的外れで間違っていたのだ。
「いえ。違うわ。どう言えば分かりやすいかな。私達、管理者には色々な技術を持っている者が居て、その中にはパパの様にスペアの端末を作る事が出来る者も居るわ。まあ、パパの場合はそれだけじゃ…」
「ちょっと待ってくれ。また、よく分からないワードが出てきたぞ。管理者ってのは何だ?お前達にとって常識でも、俺達にとっては知らない事の方が多いんだ。少し考えて話を進めてくれないか?」
俺としても、とっとと話を進めたいのだが、気になるワードが出てきては話を中断して問うしかなかった。
想像はつく。神に準ずる個人または団体の事なのだろうが、俺だけの想像で放置する事はできない。問題の根本である可能性も高いのだから。
俺の問いに、ニナは「確かにそうね。」と言う何かに気がついたかの様な顔をしたかと思ったらニコの方を見た。
「ニコ。私の判断じゃ、どこまで話して良いか判断出来ないからリンクして。草案をアップするから添削して教えてくれる?何か問題があった時には共同責任になるけど良いわよね?」
「オッケー。マカサレタ。」
短い返事と良い笑顔でニコがニナに返事をする。
ニコが大演説を始めた時には何事かと思ったが。
さすが双子と言うべきか。通常時はバランスの良いコンビなのかも知れない。
ニコの了承を得てニナが力強い笑顔を俺に向けると続いて口を開き解説を始めた。
「簡単に言うと。この世界で人間に「神」と呼ばれているのが管理者ね。多分、それくらいは想像しているんじゃない? 人間達が私達を分類しているけど、パパ・ママ・私達がこの世界の管理者の責任者として任命されている。雑神や補助神と呼ばれている彼らが構成員で、人間の間では個人の様に言われているけど、チームと考えて良いわ。私達は団体としてこの世界、そして一定以上の知的生命体が生存する星を管理・観察しているの。」
「って、事は何か?俺達はシャーレの中で繁殖した微生物の様にお前達によって研究されているみたいな物なのか?」
そう言う妄想をした事は有る。
可能性の一つとして。
自分達より技術も知識も能力も上位の存在が俺達を何かの実験に使っているのではないか?そう言う妄想を一度は誰もがした事があるのではないだろうか。
だが、実際に聞かされる事になろうとは。
驚き。と、言うか。何と言うか実感があまりにも無かった。
こうやって口に出してみたモノの現実感があまりにも無さすぎた。
もし、微生物に意思があったとしたなら、俺と同じ状態に落ちいるのかも知れない。
「うーん。少し違うかな。いや。そうなのかも知れないけど。」
ニナが考え込みながらニコを見つめる。
見つめられたニコも分からないと言う感じでお手上げのポーズをしていた。
「私達。あなた達。知性を持った者の誰もが突き当たり、解の出ない問題よね。」
そこで区切ると足を組み替え、その足に腕を置き、手に顔を乗せて話を続ける。
「私達は確かにあなた達を管理・観察している。多分、あなた達が育った世界もきっと同じね。一定の倫理観と生物的なエラーを回避する為の知識を与えて、あなた達がどこに向かうかを観察し、破滅しないように管理しているわ。でも、あなた達の日々の生活に制限を設けるものではない。私達は管理者でもあるけど、あくまでも観察者としての要素の方が強いのよ。もし、種族間戦争が勃発して滅びるならそれまで。そう報告して任務は終わりよ。まあ、パパの事でみんなを巻き込んでしまってる私達が言っても信じられないかも知れないけど。」
「いや。まあ。そう言う事ならそうなんだと…。全てを鵜呑みには出来ないが、基本としてはそう言う事なんだろ?そう、理解しておく。だが、お前達の組織?と、言って良いのか?お前達は何を目的としてそんな事をしているんだ?目的が有るんだろ?いや…。話せないか。俺が微生物とかの観察対象と意思疎通が出来たとしても話さないだろうし…。」
正直、俺は困惑していた。
単なる親子喧嘩の仲裁気分で足を突っ込んでみたら、出てきたのは世界の秘密と言うか世界の構造と言うか、人が知ってはいけないのではないかと思われる領域の話だった。それこそ寝ている耳に水を流し込まれた気分だ。
かろうじて冷静さを保ってはいるが、元の世界で何も考えずに何も知らないままで、ほげほげと気楽に生きていなら「dまqをいjpろえわぽ!」とでも叫び、頭を掻きむしって転げ回っていただろう。
そんな俺とは対称的にニナは平然と己の問いに対して、日常会話をするように答え始める。
「正直、わっかんないのよね。私達は赴任先で生まれた子だから正規の教育を受けているワケでもないし、パパとママの役目を相続して今の役職に居るだけだし。管理局と、この星以外には触れた事がないの。下手すればあなた達以下よ。もし、ハルトが言う様に、あなた達がミジンコだとしても、そのミジンコは自分達の世界を知っている。けど、私達は…。この場合、私とニコの事だけど。自分達の世界が本当に広がっているのか。どの様に広がっているのかを知らないの。知識としては一応知ってるけどね。まあ、情報端末から情報は入ってくるし、私は筋トレグッズを買い、ニコは那由多ドライブミニを手に取る事が出来る。その事から私達の世界でも経済活動が行われ、何かしらの統治や自治が行われているのは分かる。でも、指導者と言われる…あ。これ以上は流石にマズイか。ありがとう。ニコ。 まあ、コレ以上は言えないけど。つまり、私達は私達の世界を見たことがないのよね。そう言われているのを知っているだけ。実際に違っても分からないってワケ。あぁ。話がソレたわね。質問の答えだけど。上が何を考えているのかは分からない。だけど、ママが言うには目的は「可能性の創出」って事らしいわ。これについては私とニコで何度か議論しているのだけど、私達の上も色々と行き詰まっているんじゃないかってね。私達を見ても分かる様に基本的には似たような種族なのよね。だから、最初から…。あえて言うわよ?最初からユニットにやり直させて、発展の方向性を模索しているんじゃないかってね。ハルトはここまで聞いてどう思う?」
いや。どう思う?と聞かれても。と、言うのが俺の正直な感想だった。
あえて言うなら、馬鹿だと思っていたニナも神様と言うか?管理者と言うか?上位存在と言うか?だけ、あって単なる馬鹿じゃなかったんだなって事くらいだ。
もう一つは、二人とも詳らかに事情を話して隠す気は無く、二人の上には更に何らかの組織や世界が有ると言う事。
そして、俺達が妄想するように、指導者と呼ばれるニナ達よりも上位の存在も、自分達の存在意義や人生とは何なのかと言う基本的な疑問にぶち当たっていると言う事は分かった。
だが、当然ながらその問題に答えなど見出す事など俺には出来なかった。
「よし!その問題は俺レベルでは分からない問題だ。俺がお前達に遭遇したように指導者?ってヤツに面会する機会があったなら聞いておいてくれ。今はそんな事よりも黒木がどうとかって話に戻そう。俺達は俺達の世界の問題。ってか、お前達の親子喧嘩を何とかする事に集中しよう!」
仕方が無いだろう。
正直、自分よりも遥かに上の存在が居て、俺に何が出来ると言うのか。
「まったく。自分から聞いておいていい気なものね!」
馬鹿に呆れた顔をされようが、こんな話は蛇足だ。
聞いてて面白い話ではあるが、今はそれどころではない。
時間が有る時なら聞いてやっても良いが、こいつらの事情を半分も聞いていない段階で話す話ではなかった。
「面白い話ではあったけどな。ただ、今は管理者が神と呼ばれる存在や集団って事だけが分かれば問題なかったしな。お前らの上が何を考えてそれらの集団を俺達の上に置いてるかなんて議論は俺とお前達の問題を解決してからで良いだろ?」
次の機会が有るのかは分からない。
何千年と直接人間の前に現れなかったコイツらが事を終えた後に再び俺達の前に現れるのか。
こいつらの役割を考えると再び話す機会は無いに等しいだろう。
だが、今は目の前に有る問題を解決する方が優先だとお互いが分かっていた。
「はいはい。分かりましたよ。うん。ニコありがとう。」
声に出さず会話する二人の間で何を話したのか分からないが、さっきまでどんな話をしていたのかニコがニナに伝えたのだろう。ニナは優しい笑顔をニコに返した。
「それでね…。」
今は目の前の問題を解決するのが先だと気持ちを切り替えたニナが話し出す。
ここまで来るのに随分の時間が掛かった。
俺達の時間では数時間程度。
この世界の時間では約五千年前からずっと続いていた話。
やっと、俺達は問題解決への本題に移るのだった。
はい。どうも。となりの新兵ちゃんです。
連休効果なのか?
クオリティは別にして筆が進む進む。
まだ仮の状態ですが第六章辺りに差し掛かろうかと言うくらい筆が進んでいます。
連休って大事ですね。
もう、ずっと連休なら良いのに。
と、言う事で今回は説明と呼び方の統一を行った回でした。
もう…。女神女神とイチイチ書くのがイヤなんですよね…。面倒臭いんです!!
なんで、神様の名前をサブキャラと一緒にしてしまったのか…。
いや。まぁ。それだけ俳優やアイドルみたいに親しまれている神様って設定なんですけどね。
自分の子の名前を有名人の名前から付けるみたいな。
これからはハルトがニナ・ニコと呼び捨てする際には女神の方だと思って下さい。
ついでに黒木も特別の場合を除いて黒木で。
なお「読まなくて良い部分」は個人的な感情を織り交ぜつつ、何となくそれっぽい事を言ってみただけで、実際の団体や個人とは何の関係もないフィクションです。
えぇ。SEGAなんてバンダイとの合併が解消した時点で無くなれば良かったなんて思ってないですよ。
えぇ。今なら分かります。バンダイと一緒になっていたらつながるぱずるんの様な悲惨な運命を辿っていたでしょうしきっとこれで良かったのですよ。
でも、メガドラミニはどう考えても…。
ってな、ワケで。理解してもらえたかは分かりませんが設定をダラダラ出しつつ次話に続きます。
と、言う事で今回もお付き合い頂きありがとうございました。
それでは、またいつか。




