表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
猫はふて寝する  作者: 山神ゆうき
番外編3
79/83

番外編 「加賀美は後悔する」

こんばんは。

今回の話は加賀美の話です。

「まさか、あんな事になんなんて・・・・。」


そう言って落ち込んでいるのは、クラスのボス的存在の加賀美(かがみ)である。


加賀美が落ち込んでいる理由は一つ。加賀美がいじめていたクラスメイトの生徒が自殺未遂をしてしまったのだ。


自殺未遂をした生徒の名は近津(ちこうづ) 恵聖(けいと)である。


いじめていた理由も『自分が好きになった男子に告白をした』という単純な事であった。

加賀美達は最初は緋美(あけみ)という女子を気の弱い生意気な子という変な理由を付けていじめていた。


しかし、恵聖が緋美と仲良くして加賀美達は緋美に手出しできなかった。

別に恵聖が苦手だったわけではない。ただ、恵聖からなんていうか、いじめの対象にならないオーラ?みたいなのが出ていて何となくだがいじめをしてなかっただけである。


そして、加賀美は大神(おおかみ)くんの事を好きになった。偶然廊下ですれ違い、一目惚れをしたのだ。

『大神』という名前も彼のクラスメイトが呼んでいたのでわかった。


加賀美は教室で『大神くんの事を好きなこと』を宣言したのに、自分よりも先に告白をした恵聖が許せなかった。


加賀美はただ、恵聖を少しだけ懲らしめるハズであった。1週間だけいじめて、その期間を過ぎたら恵聖へのいじめは止めるつもりだった。


「よりにもよって最後の1週間目であんなことになるなんて・・・。」


加賀美は再び独り言を言って溜め息をついた。


そう、加賀美は自分がしたことを後悔しているのだ。


「いつまで気を落としているの?」


そう言って、加賀美に近付いてくる男子がいた。その男子の名前は啅人(たくと)という。大神くんの親友であった。


(わたくし)は強気でいたけど、実は臆病でしたのね。未だに手が少し震えていますわ。」


加賀美はそう言うと啅人に元気がないような微笑みを見せる。


「大丈夫。俺がついているぜ?」


啅人はそう言って加賀美の肩を優しくポンポンと叩いた。


実はこの2人、加賀美と啅人は現在恋人同士なのだ。


加賀美は恵聖が自殺未遂をしたのをきっかけに、自分がしたことを反省していた。なので、大神くんも加賀美の事を怒りたくても怒れなかったのだ。

そして、加賀美は『可能な限り、大神くんと恵聖の恋を手助けしたい!』ということを心の中で誓ったのだ。


一方、啅人は恵聖が告白する当日に大神くんに『恵聖が好き』と告白したのだった。

その事があり、大神くんは『啅人と恵聖を恋人同士にしたい!』と思い。自分が恵聖の事が好きなのを我慢して、恵聖の告白を断ったのであった。

その事を知った啅人も『大神くんと恵聖の恋を手助けしたい。』と思い、同じ志を持つ加賀美と徐々に打ち解けて付き合い始めたのであった。


「大神さんと恵聖さんはうまくいくといいですわね。」


「あの2人ならきっと大丈夫さ!」


そういって啅人と加賀美は安心してお互い笑顔になるのであった。

ご愛読ありがとうございました。

次はいよいよ最終章になります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ