41・レッツ!たこ焼きパーティー事件
祝!50部目です!これからも『猫ふて』をよろしくお願いします。
私達はとても満足をした。っと言っても腹八分にはなっていない。しかし、とてもたこ焼きが美味しすぎて、満腹にならなくてもとても満足なのだ。
「ミジャはあまりたこ焼きを食べないけど、今回のたこ焼きは格別なのじゃ」
ミジャはとても満足そうに言った。今は、ミジャが用意した紅茶をみんなで飲んでいる。
「私もこのような素晴らしいたこ焼きは初めてでございます」
羊はミジャに紅茶のおかわりを注ぎながら言う。
「ミケちゃん~。今日はありがとう~」
「あ、ありがとうございます」
クルミちゃんとミカミちゃんも満足そうだ。
「私がボソッと呟いた事がこんな楽しいことになるなんて。なんかすごく嬉しい」
私はみんなの笑顔を見ているととても幸せな気持ちになった。
「はいはーい」
清珠さんが手をパンパンと叩く。
「みなさん、まだ満腹ではありませんよね?では、忘れていると思いますが、アンケートでみなさんが答えてくれた具でたこ焼きを作ってみました!」
そう言って清珠さんは再びたこ焼きを持ってくる。
テーブルに置かれた皿の上には再び美味しそうなたこ焼きが乗っていた。
私はそのたこ焼きに爪楊枝を刺す。そして、冷えたのを確認してから口へと運ぶ。
とろ~り。
口の中でとても美味しい物がとろけるような感じがした。
「えっ?何これ?すごく美味しい。あっ!これってチーズだ!」
そう。たこ焼きの中にはチーズが入っていた。私は驚いた。たこ焼きにチーズが凄く合うなんて。
「よ、良かった。あ、ああ、合わなかったらどうしようと思った」
そう言ってホッとするミカミちゃん。そっか、チーズを入れるというのはミカミちゃんの考えか。
「凄いよ!ミカミちゃん。このたこ焼き、凄く美味しいよ!」
私は興奮してミカミちゃんの肩を掴み揺らす。
「わ、わわっ!あ、ありがとうございます」
ミカミちゃんは少し目を回しながら答えた。
それから、クルミちゃんの考えた胡桃入りたこ焼き、宇美の考えた超ミニミニハンバーグ入りたこ焼き、ミジャの考えたピザ風たこ焼きなどが出てきたが、どれも独特なたこ焼きで美味しかった。
胡桃入りたこ焼きは胡桃の食感を楽しむようなたこ焼きになり、超ミニミニハンバーグ入りたこ焼きは口の中に入れたら、噛めば噛むほど肉汁が出て肉が好きな人にはたまらないたこ焼きだ。ソースよりケチャップの方が合う。
ピザ風たこ焼きはカリッとして厚切りベーコンの塩加減がまたいい。チーズと合い、ミカミちゃんの考えたチーズたこ焼きとは別のチーズの美味しさが出ている。
雲木と引田もいろんなたこ焼きを食べて満足した時であった。雲木と引田の前にたこ焼きを乗せたたこ焼きが置かれた。
「あちらのお客さまからです」
と清珠が言う。その先を見ると、雲木にたこ焼きを渡したのは引田で、引田にたこ焼きを渡したのは雲木だった。
「あんたが私にたこ焼きだなんて、何かあるわね?」
「てめぇだって、オレにたこ焼きとは、何かあるんじゃねぇか?」
「いえいえ。私は日頃お世話になっている『引田さん』に食べてもらいたくて・・・」
「奇遇だな。オレもお世話になっている『雲木さん』に食べてほしいと思ったんだ!」
2人とも笑顔だが、目が笑っていない。
しかし、ここで食べなければ負けのような気がした2人は目の前のたこ焼きを恐る恐る口の中に持っていく。
パクッ!モグモグ・・・・・・・。・・・・・バタン!
雲木と引田は2・3回口を動かした後、口を押さえて倒れてしまった。
「えっ?一体何があったの?」
私はいきなりのことで驚き2人を交互に見る。
「え~。雲木さんのアンケートにはタバスコ(引田、五月試食希望)。引田さんのアンケートにはハバネロ(雲木、五月試食希望)。と書いていますね」
清珠さんはアンケート用紙の束をバサバサとめくって言う。これは酷い!明らかに殺意しかない(食べ物で遊んだり復讐はダメ絶対!)。
「ええっ!ってことは五月は大丈夫なの?」
私は勢いよく五月の方を見る。
(私と引田の長きに渡る決闘を邪魔した五月にちょっとした仕返しですわ。)
(オレと雲木の決闘をいつも邪魔をしている五月にギャフンと言わせてやるぜ!)
雲木と引田は心の中でそう思い、最後の力を振り絞って立ちあがり同時に五月を見る。
「まさか雲木メイド長と引田メイド副長からオリジナルたこ焼きを貰うなんて~。あっ!ピリッとしていて美味しい~」
っと、言いながら五月は嬉しそうにハバネロ&タバスコたこ焼きを食べていた。どうやら五月には辛いものは全然通用しないようだ。
「「ぎゃふん!!」」
バタン!
雲木と引田は大きな声と共に撃沈した。
その後も他のメンバーが考えたたこ焼きが出てきた。その中でどう返答すればいいのか、豚の勇者の考えた豚バラ入りたこ焼きと、羊の考えたラム肉たこ焼きは誰も何も言えなく無言で食べた。
いろいろと変な事件みたいなこともあったような気がしたが、雲木と引田も復活をして『たこ焼きパーティー』も終わりを迎えようとしていた。
「そろそろたこ焼きパーティーも終わりになります。最後はパーティーを始めるきっかけになったミケちゃんから一言と、そのミケちゃんが考えたたこ焼きを食べて終わりたいと思います」
清珠さんがそう言って私へ丁寧に手を向ける。それと同時にみんなから拍手を貰う。
「え~。みなさん、今日はお集まりいただいてありがとうございます。それでは、閉めに私が考えたたこ焼きを召し上がってください」
普通の挨拶になったが、我ながらいい挨拶だと思った。
みんながたこ焼きに爪楊枝を刺しそれを口近くまで持っていく。
「それでは!これにてたこ焼きパーティー!終了!」
その掛け声と共にみんな一斉にたこ焼きを食べる。すると、みんな微妙な顔をしていた。もちろん、私も同じだ!
「ミケミケ~。これは微妙ですよぉ」
力が抜けたかのようにシシミは言う。
「僕様も同じことを考えたけど、没にした具だぜ」
豚の勇者は自分の考えは間違ってなかったと言わんばかりに言う。
「えっ?だって!タコとイカって似ているから、たこ焼きみたいに美味しいと思ったんだもん!」
私は言い訳をしたが、この微妙なたこ焼きはどうにもならない。
結局、楽しかったたこ焼きパーティーは、最後に私が失敗に終わらせてしまった。
ー(幕間)ー
「最後は失敗に終わったけど、たこ焼きパーティーは面白かったね」
片付けが終わってクルミちゃんの部屋の前の廊下である。私とミカミちゃんとクルミちゃんの3人でダベっていた。少し離れたところにミジャと羊と豚の勇者がいる。
「けど、本当に楽しかったよぉ~」
クルミちゃんはとても幸せそうに言う。
そして、いきなり私にぎゅっと抱きついてきた。
「えっ?えっ?」
突然のことで私はびっくりしてしまった。しばらくぎゅっとした後に離れて。
「今日は本当にありがとう~」
っと、クルミちゃんは笑顔で言った。
「それから、ミカミちゃん」
次はミカミちゃんの方を向いて言う。
「えっ?あっ!な、なに?」
ミカミちゃんはいきなり名前を呼ばれたのでびっくりして返事をする。
「これを預かってほしいのだけどぉ~。いいかなぁ~?」
見てみると、それは私が渡したアイドル@スリーのマジカルステッキであった。
「えっ?クルミちゃん、どうしたの?」
私は何がなんだか分からずにクルミちゃんに聞く。ミカミちゃんはクルミちゃんのステッキを無言で受け取った。
「ミケちゃん~、勇者さん~」
再び私ともう一人、私の少し後ろにいる豚の勇者にも声をかける。
「なに?」
「おっなんだ?」
私と豚の勇者はそれぞれ返事をする。
「私とミカミちゃんは暫く屋敷の見回りを休みたいのだけどぉ~、いいかなぁ~?」
と言ってきた。私と豚の勇者はとても驚いたが。
「おう!僕様はいいぜ!」
「わ、私もいいと思う。強制じゃないし」
私と豚の勇者はクルミちゃんの意図が分からないが、そう答えた。
「ありがとう~。では~」
そう言い残してクルミちゃんは自分の部屋に入っていった。
こんにちは。山神ゆうきです。
たこ焼きの感想は個人の意見です。ですが、チーズたこ焼きは自分で作って美味しかったです。
次の章から少しシリアス(?)になります。
ですが、誠に勝手ながらですが、数週間の間次の話を投稿できません。
必ず戻ってくるので、よろしくお願いします。




