22・勇者の噂と魔法少女同盟
私とクルミちゃんとミカミちゃんはシシミの部屋でインタビューを受けていた。
「フェアリーレッド!ミケ!」
「フェアリーブルー!クルミ!」
「フ、フェアリーイエロー!ミ、ミカミ!」
「3人合わせて!」
「「「フェアリー☆マジカル!見参!!」」」
ここでクルミちゃんとミカミちゃんは私と同じでステッキを掲げる。そして、感動して拍手をするシシミ。そのあとシシミは咳払いをして。
「はいっ!ズバーリ!あなた達、フェアリー☆マジカルの活動はなんですか!?」
これで何度目かのマイクを向ける仕草。そして、私は元気に答える。
「はい!屋敷の見回りです!」
しかし、その答えにシシミは固まってしまった。
「えっ?・・・・・・もう一度お願いしまーす!!」
自分が聞いたことが聞き間違いだと思ったのかもう一度マイクを向ける仕草をする。
「えっ?あっはい。屋敷の見回りです!」
私は少し戸惑ったが、再び笑顔で答える。
「おおー!屋敷のみーまーわーりーですか!?そうですか!そうですか!それなら前に取材をした勇者様と同じなんですねっ?っということは・・・・・・あなたも!あなた達も勇者様の行動にすっごく感動して見回りをしているのですねっ!?」
シシミは興奮して私達に聞いてきた。
「えっ?えっ?勇者様ってだれなの?私達知らないよね?」
私は訳がわからなくてクルミちゃんとミカミちゃんにも聞いてみた。2人も知らないと言うように首を横に振る。
「あれぇ?勇者様を知らないのですかぁ?午前10時半くらいから見回りをしてるのですよ!」
シシミは不思議そうな顔をしている。
そっか。10時半くらいならクルミちゃんは寝てるし、ミカミちゃんも部屋から出てない。
「って私は部屋から出てウロウロしたりしてるのに、会ったことない!!」
私は思わず叫んだ。
「そうなのですか!?たぶん、本当に奇跡的にすれ違いになっていたのでしょう!!ではでは!あなた達が屋敷の見回りをしたのは偶然なのですか?なのですか?」
シシミは首を傾げる。
「うん、そうだよ。私達は魔法少女同盟の話し合いで決まったことなんだよ」
私は偶然話し合いで決まったことをシシミに話す。
「なるなるなるほど!ではでは!ミケミケ達と勇者様の見回りは別、っと」
そう言いながらシシミはノートにサラサラと書いていく。
「けどぉ、他に見回りをしている人がいるなんて・・・・」
クルミちゃんは驚いていた。
「そ、そうだね。し、しし、知らなかった」
ミカミちゃんも驚いている。
「私!勇者様に会う!」
いきなり、何の前触れもなく私がそんなことを言ったのでこの部屋にいた皆はびっくりして私を見る。
「えっ?どうしたのぉ?」
クルミちゃんは口をあんぐりと開けていた。
「クルミちゃんは寝ている時間だから、ミカミちゃん。私達2人だけで行く?」
私はミカミちゃんに聞いたが、答えはわかっていた。
「わ、私は部屋でやることがあるから・・・・」
そして、わかっていた言葉が返ってきた。
「私も!この私も!一緒に同行するするなのです!」
シシミは私に敬礼のポーズをして言う。
「うん。わかった」
私はシシミに敬礼のポーズをして言う。
「とても!とてもうれしいです!勇者様と魔法少女が出会い!どうなるのか楽しみなのです!」
シシミはとても嬉しそうだ。そのあとシシミと話し合い、10時半くらいに2階の廊下で勇者様が来るのを待つことにした。
~この時、私は魔法少女同盟が3人でいつまでも続けていると信じていた。しかし、私は知らなかった。魔法少女同盟は意外と早く終わりを告げ、3人はそれぞれの道を進むことになるとは・・・・・。~




