あとがき
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
前作『転生ざまぁ』の同じ世界観でありながらも別の歴史を通った世界である『百年乙ゲー』は、全く意図したわけではなかったのですが、ある有名ゲーム・アニメの世界観の設定が似ていると作者本人も思ってしまう作品になりました。
さて、今回はある程度のプロットだけ考えて、エンディングは特に決めていない状態で書き始めた作品で(『転生ざまぁ』以上に無計画でした)、スベルニア編を書いているときにエピローグの最終決定をしたほど、主人公たちの動きにはあまり制限をつけていませんでした。
また、去年以上に生活環境の変化により、なかなか執筆をする気力がわかず、実はアルドルノフ事変あたりでエタりそうな予感がありました。ただ、どうしても完結させないと気が済まないたちで、ペースを落としてでも完結目指しました(と言いつつ、『時魔術』が更新止まってて怖い)。
さて、内容について少し。前作『ざまぁ』と違ってヒロインがあまり行動しない『百年乙ゲー』ですが、最後の最後で働いたのでよしとしてあげてください(やっぱり何らかの命題がないと難しいものだと理解しました)。
そして、恋愛部分についても、前作では前世の顔なじみだと気づいてくっつく(それだけが理由ではありませんが)という展開にしましたが、今回は恋愛要素薄目に、男どもが勝手に片思いしているという路線に突っ走りました。
※ここから先は没ネタ
[宰相暗殺未遂事件]
・実は宰相自身が黒幕でした。
→その後のエミリオとの関係を書くのに、ベルッセルナ家との全面戦争はシャレにならなさそうだったので諦めました。
[アルドルノフ事変]
・おとっつぁん活躍
→一番書きたかった。でも、エミリオ君の出番なくなるし、スベルニア側はいきなり隣国の宰相出てきてビビるだろうなぁと思い、断念。
・ニコラス・エミリオの出征
→ありえそうだな、と思いましたが、彼らにはアンジェリーナを守る、という役割があったため、留守を預かってもらいました。
[VB編]
・王様の行方不明時期を早める(帰還時に行方不明になる)
→最後の最後まで迷ったのですが、そうすると、アンジェリーナがのこのこ出ていけないので、アルドルノフ事変が完全に終結してから、という形になりました。
・謎を解くのは子孫's
→アンジェリーナが活躍しないじゃんとか、絶対に王様皇太子さまはアンジェリーナ優先で返しそうだったので、諦めて大人しく捕らわれてもらいました。
そして。締めになりますが、活動報告でも述べさせていただきました通り、先日、力試しでなろうコンに参加しようと急に思いつきましたが、もろもろの規定により参加NGということで、忸怩たる思いをしております。この思いをどこかにぶつけたく、来年はいくつかの公募に参加させていただこうと考えております。そのため、今後半年前後は今ある作品の大幅改稿作業に入りたいと思っています。
よって、この作品以降、長期間の連載作品としての新作はしばらくお休みさせていただきます。今までお付き合いいただきありがとうございました。また、どこかでお会い出来たら幸いです。
※なお、企画作品としての短編作品は投稿予定なので、お時間があるときにご覧いただければ幸いです。
※投稿済み作品の引き下げなどは現在のところ、予定しておりません。
※『時魔術』は2月半ば以降に連載再開させていただきます。




