山田大地、頼まれる。
リナさんから聞いた、救済条件を俺は、頭の中で再度確認する。
1つめは、妻にするとの事だが、この世界の男性だとする人はいないだろう。いたとしても、エムな方や、痴男だろう。
2つめは、死刑にはならないが、男性の罰の内容によって死よりも苦しいものになるだろう。
そして、最後の3つめ、これが多分、女王達がなんとか追加させた救済条件なんだろう。
最後の両者から助命が出た場合、3つめの条件とする。ってあるように、完全男性有利にならないようするために。また、国が崩壊することがないように。
そんな事を思っていると、リナさんは席を立ち、床に座り始めた。
「ダイチさんには、トラウマになってしまうかもしれない事をされたと分かっているが、どうか聞いてほしい。」
「サラは、あのように、軽く冗談を言うようなやつだが、決して悪い女ではないんだ。仲間思いで、優しい女なんだ。だから、サラへの罰を寛大な処置にしてくれないだろうか。」
そう言ってリナさんは、頭を下げた。
「リナさん、頭を上げてください。先程も言いましたが、私は、気にしていません。記憶喪失の所為か、もともとなのか、サラさんに抱きつかれた時はびっくりしましたが、トラウマになるような事は、ありませんでした。」
「逆にこのような老人に好意を寄せてもらえた事は嬉しく思います。」
俺はそう話しながら、席を立ち、リナさんの近くにより、床に座る。
「いえ、まだ1日ほどの付き合いですが、ダイチさんは、優しく美しい。」
顔を上げたリナさんは俺の目を見ながら告げた。
それに対して俺は、
「ありがとうございます。」
とお礼を言い、立ち上がってリナさんに手を差し出す。
リナさんは一度俺の表情を見上げて、安堵したのか、軽く頭を下げ、俺の手に捕まり立ち上がる。
そして、お互いの席に戻った。




