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終わり

「夏美!なんで逃げんだよ!」


ひーくんが言う。私は無視して走り続ける。


走りには自信があるが、ひーくんに勝てた事は今だにない。


このままじゃ追いつかれる!


私は階段から足を踏み外した。


ああ、もうお終いだ。


と思ったら、手を引っ張られる感覚。


その後、抱きしめられる。


「バカッ!なんで逃げんだよ!そんなに俺が嫌いなのかよ」


ひーくんの声は震えていた。そんな弱々しい声を聞いたのは初めてだ。


「なぁ、俺の何処が嫌いなのか教えて。治すから、俺はずっと夏美のそばにいたいから」


「…か…ってなこと言わないで」


「え?」


「勝手なこと言わないで!私はひーくんのこと嫌いになんかならない!逆に大好き。誰に何を言われようが、ひーくんのそばにずっといたい。お似合いだなんて言われなくていい、でも私が本気でひーくんのことが好きでもひーくんは私のことなんてなんとも思ってないみたいで、ひーくんと赤石さんの噂を聞いて本当に嫌だった。胸が苦しくなって、呼吸すらままならなくなった」


「夏美、ごめんね。俺も、夏美が大好きだ。でも、これを言うと関係が壊れてしまうのが怖かった。この前夏美にキスをしたのだって、大好きだから、感情が抑えれなかった」


ひーくんは、いつもの声に戻した。


「ひーくんのバカ」


「バカって何なんだよ」


「バカだもん」


「ってか、夏美も女好きになってたんだな」


「え?本気で私、女の子好きになっちゃった!」



END

一応これで終わりです。続編なども書くかもしれないのでその時はよろしくお願いします。

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