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第七話

とりあえず見直しなしの更新


地震ってこわいですね。

▲  試練を受け初めてから約3ヶ月・・・



ヒューーー・・・ドカン!!


ヒューーー、ヒューーー、ドカ、ドカン!


あいつの繰り出す魔法をこれまでどおりによける。


決して無駄な動きをいれず、最低限のエネルギー消費で、体をよじったり、足裁きでよける。


もう、魔法はほとんど当たらなくなってきていた。


最初のほうこそ軌道がつかめず、あたっていたが、パターンなどが読めてきてもう、よけるのに苦労はしない。


なので、そろそろ魔法での反撃を考えていた。


試練が始まる前あいつは魔法はイメージする的なことをいっていたので、あいつの魔法をよけながら、頭の中で思考する。


しかし、具体的なことが浮かび上がらなかったので、今まで散々こちらに向かってくるあいつの魔法をマネすることにした。


今まで食らってきた中でも最低、火・水・土・雷・風・光・闇がある。


その中でもあちらの世界でも好きだった雷の魔法が一番イメージがしやすく、応用が利きそうなのでこれを放つことにした。


手のひらにとどまらせるように雷をイメージする。


スピードこそ遅いが、右手にはしっかり雷特有の電気が迸っている。


いまだに、あいつからの攻撃はやんではおらず、しかし、その中でもしっかりと相手に当たるように放つ。


ある程度スピードが乗ったものがあいつに向かって飛んでいく。


だが、あいつに届く前に消える。


「くっそ!! そう簡単にうまくいかないか」


魔法こそ当たらず消えたが、俺が魔法を放てたのがよかったのか、あいつが話しかけてきた。


「よし、 無事魔法使えたしそろそろ、俺の魔法のレベル一段階上げるけど」


「は!?」


あのやろう!!


レベルを上げるってことは、今までの全部、手加減していたのか・・・


ただでさえ慣れてきてやっと魔法で対抗しようと考えていたのに。


・・・と思案中にあいつから火の魔術が飛んでくる。


ゴオオお!!、とまるで巻き込んだものすべてを焼き尽くすような勢いで接近してくる。


それを、ほぼ反射神経だけで、体を平行移動するように、左足にできるだけの力をこめて右によける。


よけた火の魔術が地面にぶつかる。直後、ドゴオオオン!!!


今までの魔法とはまるで別物のように数センチ、いや、数十センチ以上のクレーターがそこの地面にできていた。





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