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異世界で念願の店を開く転生者  作者: うさだデジ子
第一章『異世界転生』

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第5話〘初めての武器製作――初素材採取への準備〙

いつも『異世界で念願の店を開く転生者』を読んでいただき、ありがとうございます。


本日は第5話・第6話を同時投稿いたします。


第5話では、サイジョウが初めて武器製作に挑戦し、素材採取へ向けた準備を進めていきます。


夢を叶えるため、一歩ずつ歩みを進めるサイジョウの姿を楽しんでいただけたら嬉しいです。


それでは、第5話をお楽しみください。

翌日、サイジョウは武器製作の準備を進めていた。


店舗の内装工事が終わるまでは約一か月かかるようだ。


「まぁ現世でも1ヶ月かかっていたからな。その間に武器製作をするか」


「まずは素材採取に行くか。一応、神様が数種類の鉱石をアイテムボックスに入れてくれていたんだ。神様、ありがとうございます。」


サイジョウは一礼し、神様へ感謝を捧げた。


サイジョウはアイテムボックスから一つの鉱石を取り出す。


「鉄銀鉱石を使って短剣を作るぞ。」


「どのくらい魔力消費するんだろうな。とりあえず、ステータスを開いて製作しながら魔力消費量を見ればいいか。」


サイジョウは鍛冶工房へ入り、短剣の製作を始めた。


固有スキルが発動すると、製作に必要な知識や手順が頭の中へ流れ込み、一つひとつの工程を自然と理解できた。


まず鉄銀鉱石を炉で溶かし、短剣用の型へ丁寧に流し込む。


十分に冷えたところで型から取り外し、今度は金槌で何度も叩きながら形を整えていく。


刃に強度を持たせるため鍛え上げ、最後に刃こぼれしにくいよう一本一本丁寧に研ぎ上げた。


サイジョウは手順を理解しながら、一つひとつの工程に集中していく。


キィィィン


明らかに音が変わったことに気付き、サイジョウは手を止めた。


「遂に初めての武器を完成した。」


完成した短剣を手に取り、サイジョウは思わず感動していた。


「あ!そうだ。魔力消費はどれくらい減ったかな?」


サイジョウはステータスを確認した。


「100ぐらい減ってるな。つまりスキルと固有スキル、そして武器製作によってはかなり消費量が多くなるかもしれないな。」


そう、サイジョウの予想は当たっていた。


武器の種類によって魔力消費量は異なり、今回製作した短剣は、その中でも最も消費量が少ない部類だった。


「自分の武器は出来たし、冒険者ギルドに護衛依頼をお願いしよう。アイテム素材を集めないとね。」


サイジョウは冒険者ギルドへ向かった。


「ここが冒険者ギルドか。護衛依頼をしてくれるかな? 行くか。」


サイジョウが冒険者ギルドへ足を踏み入れると、周囲にいた冒険者たちは自然と彼へ視線を向けた。


若い見た目とは裏腹に、落ち着いた物腰と隙のない立ち振る舞いが、不思議と人を引きつけていたのだ。


しかし、そんな周囲の反応に気付くことなく、サイジョウは受付へ歩み寄った。


「ご用件は?」


「あの、エルフィギルド長の紹介で護衛依頼をお願いしたいのですが。」


「ちょっとお待ち下さい。」


受付嬢は慌てて奥へ向かって行った。


少し待っていると、受付嬢が戻って来た。


「奥へ案内致しますのでどうぞ。」


え? なんで? ただ護衛依頼をお願いしただけなのに、なんで連れて行かれるの?


「わかりました。」


サイジョウは困惑しつつも、受付嬢の後について行った。


案内されたのはギルド長室だった。


受付嬢がノックをする。


「ギルド長、お連れしました。」


「入ってくれ。」


「失礼します。」


「エルフィから聞いたぞ。初めましてだね。俺が冒険者ギルド長のロックヴァルクだ。よろしく。」


「初めまして、サイジョウです。よろしくお願い致します。」


受付嬢が退出すると、部屋にはロックヴァルクギルド長と秘書、そしてサイジョウの三人だけになった。


「受付嬢から聞いたが護衛依頼とな。理由を聞いていいかな?」


「実は素材採取に行くため、護衛をお願いしたいのです。エルフィギルド長から聞いていると思いますが。」


「ああ、聞いているさ。あの災害で全滅した街の生き残りだとはな。実は君の父親には、アイテムなどを支援して頂いていたことがあったんだ。」


「そうだったんですね。」


「護衛の件は、俺が呼んでおくから安心しな。」


「わかりました。それじゃ護衛金を……」


「それはいらないから安心しな。」


「あ…ありがとうございます。明日、お願い致します。」


「わかった。それじゃ明日、受付嬢にも伝えておくから安心しな。」


こうしてサイジョウは、困惑しながらも護衛依頼を終え、店へ戻った。


明日はいよいよ、異世界で初めての素材採取が始まる。


サイジョウは新たな一歩への期待を胸に、翌日に備えるのだった。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。(`・ω・´)ゞ


本日は第5話・第6話を同時投稿しております。


このまま続けて第6話も読んでいただけると嬉しいです。


いつも『異世界で念願の店を開く転生者』を読んでくださっている皆様、そして評価や応援をしてくださっている皆様、本当にありがとうございます。


皆様の応援が、毎日の執筆の励みになっています。


最後に、よろしければブックマーク登録や評価をしていただけると、とても励みになります。


これからも『異世界で念願の店を開く転生者』をよろしくお願いいたします。

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