帰り道
帰る途中のこと……
『なぁ、トトもこの世界の住人じゃないんだろ?』
『その通りです。さすがですね』
トトは感心した。
『だって俺の攻撃効かなかったしな』
『それはオズが力を使いこなせてないからですよ』
そう言うとトトはおどおどし始めた。
『ごめんなさい、馴れ馴れしかったですよね?』
『いいや、俺は構わないぜ? あと敬語も要らない』
『普段はいつもこんな感じですので。でもウルフ化すると少し性格も乱暴に……』
あまり変わらないと思ったけど黙っておこうと思う二人だった。
『それにしてもまさかここが地球だったなんてな』
『それに太陽と月が無いなんて……』
太陽と月が無くなってしまっているこの世界が、なんだか寂しく見えてしまった。
ドロシーは話の途中で疑問を抱いた。
『じゃあ何で朝と夜がこの世界に有るの?』
『おぉ、それは盲点だった!!』
『それはこの時代には人口物の太陽が幾つか存在するからですよ』
トトの説明を聞いて二人は納得した。
『トトはこの時代にどれくらい居るの?』
『三日くらいです。あの戦争が終わったらいきなり……』
あの戦争とは、天界と魔界の戦争の事だろう。
政宗とドロシーは顔を見合わせると勢い良くトトに迫った。
『つまり、私達より未来から来たって事だよね? 未来の私達ってどうなの? 結婚してる? 子供いる? やっぱり私の旦那さんは政宗君なのかな? キャー』
『未来ってどんなとこ? 俺はどんな感じ? あっ、俺じゃなくて他のオズなのか? 良くわかんねー! ってゆーか強くてニューゲームとかズルくない?』
二人が急に言い寄るものだから、トトは混乱し始めてしまった。
『まぁまぁ、お二人共落ち着いて下さい。あと、貴方は僕の知ってるオズで間違いないですよ。僕もガーディアンの一人なので』
『そーなの!? やっぱり俺が英雄かぁ。』
政宗の表情は何処かニヤけていた。
『ねぇねぇ、私の質問にも答えてよ〜』
そんな感じで会話をしていると街がようやく見えてきた。
しかし、僅かな時間に一体何が起きたのか、街のあちこちで煙がモクモク上がっていた……。




