これは!あれですか!
コレ、なんかあれ?三角関係みたいですね。私が、ヒロイン的なのはちょっと不服だけれど。
「……一ノ瀬かーいちょ、うちの嫁をどうする気でーすか?」
櫂氏の登場だ。いや、え?
「な、んだと?君、梓七の……嫁だと?」
ジロリ、かいちょーに見られ、私は目をそらす。
逸らした先には、満足そうに笑みを浮かべてこちらを見ている櫂氏。
「いやいやいや、それは!」
スタスタと櫂氏はこちらへと歩み寄り、スマートに私の腰に腕を回す。ちょっと!スマートすぎて逃げる隙を失ったではないか!
「そういうわけで、この件はお断りで。シーグちゃん、お仕置きだね?」
ま、て。まって、私あなたの嫁でもなんでもないですよ?!ていうか、お仕置きって!しかも、その言い方と表情が!思わず、撮ってしまった。逃げるのを忘れて
「ひぇっ!でもでもでも、写真…ほ、「ん~いい子にしたら、あげるのに。これとか?」
それは、去年の文化祭での雪野先輩?!
「はい、いい子にします!」
びしり、敬礼するとお姫様だっこをされた。なぜ?!
「さて、と。会長、これからリハなんで連れて行きますね。」
「………あ、」
口をぽかんと開けて、会長は私たちを見送る。
「リハって、なんですか?!」
「君は姫役なんだから、ね?」
「いやいやいや、私は演劇部じゃないですからね?」
「そっか、君はそんなことを言っちゃうんだね…寂しいにゃー」
な、なんだと?!にゃーって、にゃーって、言った?!
「君が、猫に弱いことは把握済みにゃー」
ぐふっ、萌!
「にゃー、にゃー」
「はぅ!」
にゃーにゃー攻めって、ありですか?!
「お、お兄ちゃん…何してるの?」
そこには、ひきつった笑顔の璃伊ちゃん。
あぁ、今日も美少女!!
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