お茶会なぅ
あら、このお紅茶美味しいですわ。
この、スコーンもとっても。
………じゃなくて、この状況を打破したい!
自分から、雪野先輩を誘っておいてなんだが…逃げたい!
テラスでのお茶会、目の前には優雅にお紅茶を飲む雪野先輩。おお、中世の雰囲気でてます。流石ですね、舞台女優先輩こと雪野先輩だ。
隣にはにっこり微笑みを浮かべる櫂氏。ちょっと、何気に腰を引き寄せないで頂きたい。
変態!と叫んでもいいですか?
そういった瞳でみてやる、あ、気づいた?
って、まて!何故さするっ!むむむむ、気持ち悪さ半端ないですっ!
「あら、カイン様。私のシータに何をしているのかしら?
」
ああう、お母様ぁぁぁあ!
「ん?何もしてはおりませんよ?ただ、愛しい姫君を誰にも近づかせたくはないんでね…周りに威嚇してるだけですよ?」
さわっ、ちょっとちょっと腰をぎゅっと引き寄せないで頂きたい!!
「まぁ!仲睦まじいこと」
やめてー、お母様思い直してー
って、雪野先輩をお母様呼びしちゃってる心のなかで!!
「雪野先輩…」
そう呟いても、優美に微笑むだけって。
「お、お母様っ…隣にお座りしてもいいですかっ!?」
「まぁ、まぁ、可愛いシータ。いいですわよぉ?」
あーん、素敵っ!いつまでもついて行きたいです!先輩!
「ふふふふふ」
あー、いい香り。先輩大好きです!
じぃっと、視線を感じる。なんか、ジト目でみられてる?
やめてー、やめて。
「あら、もう時間ね。授業……」
そう呟いた彼女は、そそくさと立ち上がると少しほほえむと、
「もう、おしまい。次は放課後…では、ごきげんよう。梓薫さん?」
はぅ!先輩、何その先輩!
一気に印象変わりましたよ?え、なんかもっと憧れましたよ?!
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