やぁ、こんにちは。転生しました。
あらためまして、こんにちは。
七瀬梓薫と申します。
どうぞ、シグって呼んで?
私は、どうやら転生したみたいなんです。
だってさ、可笑しいよね?
ぷはっ!イケメン、多くね?
いやさ、やっぱりさ私も面食いなわけで。…かといって、興味は皆無?ブス専は、考えられないということで…
きゃっほぉぉい!
撮って、撮って、撮りまくってやるぅ!
え?そりゃ、そりゃ、もう!
ここは、乙女ゲームの世界らしい。
前世では、大好きでした。
スチル!ええ、恋愛?んなの、興味は皆無!
ふっふっふ!自らで、あのスチル撮ってやるんでぃ!
でも、どの相手とくっつくかによって、スチル撮れないヤツもある。ことに、気づいたときはひたすらに、落ち込みました。
────しかし、心配も皆無だったようだ。
逆ハー女め!
完全、前世記憶持ちだろ!てめぇ。って思いました。ヒロインの純粋かえせぇぇえ!
でも、お顔はヒロイン!スチル、スチル、
『あぁ、いいの撮れました』
口に出すわけにもいかず。こころで、そっとガッツポーズ。
………む、今日で最終日か。また、ヒロインが、転校してくるところからはじまるのかな?
ん、でもー。今日で、というか今回で全員攻略してるよね?
なら、どうしてまた巻き戻るの?
私は、異質。きっと、この世界であのヒロインいがいで世界がループされていることに気づいているのは私だけだ。
スチルアルバム、それが私の記憶の手がかり。
だから、アルバムさえみれば思いだすのさ。ループしていることに。
でも、今回は違ったらしい。
ヒロインが転校して桜の木を見上げるスチルがある。
その隣の窓から、攻略対象が見えるスチル。
これは、誰かがころころ変わる。
同じルートでも、人は変わるのだ。
でも、全部ゲットはしてるんだけど。今回も、と思ったのが間違い?