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出会いは有象無象★



五月晴れの日。私は沖原に来年のことを伝えた。




「じゃ、お前来年の夏にはあっちか」

「予定は未定だけど」

「ああ、別れるかもしれないからな」



不吉なことを!

そういう意味じゃなくて、スケジュールの調整が上手くいかなければ、前倒しとか後倒しになるってことです!



「でも、お前が別れるとか言ったら、あいつ絶対ストーカーになるぞ」


私が別れを切り出す前提か。



「今でもストーカーっぽいし」

「お前・・・よくそんなのと・・・・・」



DVを受け続けているのに逃げようとしない人が居るというけれど、その類じゃないよ・・・多分。



「なんか、面白いし。春都君」

「はた迷惑なだけだろ」

「それに、なんていうか、新鮮?」

「?」



えーっと・・・なんていうのかな。



であったときはまだ中学生だった。

ちなみに初対面のときは「いたの?」ってカンジである。

あの時は<姪>と<姪のカレシ>と<顧問の先生>と<有象無象>という4つの括りしかない。



春都くんは「有象無象」にカテゴライズされていた。・・・本人には言ってないが(怖いし)。




だから私にとって、再会が初対面みたいなもんだ。

いきなりフレンドリーに話掛けられたから「うおっ!? なんだこの美少年っ」て思ったのを覚えている。



その後、知らないうちに間合いを詰められ始めた。



成長しきった成人男性と違い、ちょっと目を離しているうちに、大きくなったり大人びたり・・・。私は春都君の一番キラキラしている青春時代をもらった。


・・・一番キラキラしている青春時代にストーカー行為をさせてしまった(汗



これからもドンドン成長していく春都君の近くにいたいと思っている。




「俺の会社に金を落としてくれるなら、何社か紹介してもいいぜ」

「落とす落とす。がんばるから紹介してよ!」






アメリカでのコネ作りに励む主人公。

沖原はいつの間にか独立したらしい。

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