逃げ様として回り込まれると、どうやって回り込んだのか気になるのです。
ギャグにしたいだけなんです。
シリアスは、嫌なんですよ。
作者の戯言は無視して、見てくださいな。
暗い通路を抜けた先には、先ほどの入り口(?)の様に明るく広い部屋に出た。
「クックックッ……我輩は、猫であるニャ!」
「この部屋には何も無いみたいですね」
「……ん」
「ちょっ!?無視するニャ!!」
面倒なのに見つかってしまった。
まあ、セーラちゃんは、いつでもこの部屋ごと氷漬けに出来る様にしている。
セーラちゃんは、何故か知りませんけど、僕の言うとおりに動いてくれるんですよ。
でも、僕命令とか好きじゃないんで、お願いする形ですけど。
「お前達は、分かっていないニャ!!」
「では、勉強してきます」
ちゃっちゃと立ち去りましょう。
めんどくさいですから。
「行かないで欲しいニャ!!せめて名前を聞いて欲しいニャ!!」
泣きながら足元に縋り付き、喚く猫。
青い毛並みに包まれた三毛猫。
尻尾が二股に分かれている。
喋れるのは、長生きしてるからだろう。
「三十年間ひとり寂しく暮らしていたのニャ!!少しぐらい付き合って欲しいのニャ!!」
「分かりましたから……じゃれないでください」
「じゃれてないニャ!!」
猫は、元の位置に戻り咳払いを一つ。
そして語りだす。
「我輩は、前魔王のペットをしていた……………名前、ニャンだっけ?」
忘れたようだ。
「……名前は無くなったニャ!」
「……おしい」
「何が惜しいんですか、セーラちゃん?」
「……電波」
「そうですか」
「無視するニャ!!」
セーラちゃんの電波発言は、置いといて。
これ、どうしようか?
とりあえず……
「一緒に来る?」
仲間に誘ってみた。
「是非!!……い、いや、待つニャ!ここは、たしか、そう!我輩を仲間にしたいのなら、我輩を倒してからにするんだニャ!!」
「じゃあいいです」
「にゃ?」
「行こうか、セーラちゃん」
「……ん」
今回は、町に帰ろう。
「付いて行くニャ!付いて行くから、せめて奥まで行って欲しいニャ!!」
奥に何かあるのだろうか?
罠?お宝?前魔王?
「折角だし、行く?」
「……行きたい」
「ワン!」
セーラちゃんは、何があるのか興味津々の様だ。
フェナちゃんは、猫が気に入らないようだがセーラちゃんに賛成らしい。
エルムさんは、動きが無い。
「じゃあ、行こっか」
「……ん」
「ワン!」
「……何なのニャ、こいつら?」
猫さんが仲間になった。
名前、考えてあげないと。
~フェナ~
(新しい仲間が猫だなんて!ましてや喋れるなんて!妬ましい……ハッ!……最近感情が抑えられないですね……ハァ……リラさんの胸元、暖かい)
~エルム~
(なんでコイツがここにいるんだ?いや、コイツはどうでもいいか?どうせ大した事は出来ないし……しかし、この奥に何がいるんだ?いや、それとも何かがあるのか?分からんな……もしもの時は、我が何とかするしかないか……)
~リラ~
現在地下二階ですね。
ウィスプ系が結構出てきます。
セーラちゃんが瞬殺していますが。
凍らせて砕くを繰り返してます。
階段発見ですね。
地下三階です、攻略完了ですかね?
そう言えば、ここに来るまでの途中で綺麗な指輪やらなんやらを見つけました。
少しはお金になるでしょうか?
「ここニャ!」
道案内役に収まった猫さん。
なにやら大きな扉の前にいる。
扉の隙間から瘴気出てますよ。
明らかにやばいんですが。
「我輩に出来るのは、ここまでなのニャ」
そう言って、立ち去ろうとする猫さんを掴みあげる。
「放すニャ!入りたくないニャ!!」
「連れて来たのはアナタでしょうに……」
「……入る?」
勢いに任せるしかないですかね?
「それじゃ、入りますか」
そして、瘴気を吐き出す扉を開けた。
戦闘がカットされてる……
しかも猫が仲間になってる……
なんだこれ?
後書きでなんかしようかな。
まあ、続き次第か。