15/25
そりゃ反則だ
その後は、学校内でもかなり気を遣って生活した。
教室移動はもちろんトイレにも一人では行かなかった。
そして、学校が終わった後も出来るだけ大通りを通って帰り、無事家まで辿り着いた。
「ただい・・・」
家に入ったところで太陽の動きは止まった。目に見てはいけないものを見たからだ。
玄関からリビングに通ずる廊下。そのリビングの扉のその前に・・・
日向太陽。その姿をしたドッペルゲンガーはいた。
「おいおい・・・マジかよ」
苦笑いを浮かべ呟いた太陽に向かって、ドッペルゲンガーは動き出した。
「そりゃ反則だ」
向かって突進してくるドッペルゲンガーに太陽は言った。
そして、立花の助言もむなしく、太陽は能力者になってしまった。




