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(第二章は削除しました)無自覚ハイスペックくん、女優学生に拾われる。  作者: 柏木悠斗
1st. あなたは自分の大切な…。
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PART.22 番組視聴

 友里さんに夫と言われてから余計彼女を意識してしまい、本当に心臓がねじれているんじゃないかと思う今日この頃。昨日の熱も看病もあってかちゃんと治っていて、大分安心した。


「じゃ、行ってくるね」

「行ってらっしゃい」


 今日は友里さんが大学の後、そのまま収録があるとのことで大分遅れるようだ。帰宅時間帯が二十三時にはなるだろうという彼女の愚痴を聞いたから、俺としてもそれまでは起きていて、軽い夜食を作れるようにしておかないとな。


 今日は鯛の茶漬けを夜食に出そうと思ってる。前友里さんが帰りが遅くなった時に『あ~あ、鯛の茶漬けが食べたくなっちゃったなぁ…。』なんてメールを送ってきたことがあり、全力疾走で魚屋に行ったことがあった。まあ、歩道でぶつかるよりも車道で全力で走った方が安全だったから車道走ったけど、その後友里さんに小言を貰ってしまった。今日は遅くなると分かってるし、夜食は適当に作って欲しいということも聞いているから鯛の茶漬けを振舞おうということだ。


 さて、友里さんが家から出ている内に、さっさと家事を済ませてしまいますか。



 …二時間後、全て終わっていた。

 さて、どうしようか。何にもすることがない。テレビ、あまり最近は見ないんだよな…。ま、見てもいいって言われているし、テレビでもつけて見てみましょうか。


『続いてのニュースです。冴島友里さんの家政夫、影山健也さんの母親、影山和美容疑者が刑務所で自殺未遂になったようです。…』


 アイツ、自殺したって意味ないのに今更何やってるんだろうな。

 チャンネルを付け替える。


『続いて、冴島友里さんの家政夫、影山健也さんについてです。芸能人の方に、直接聞いていきたいと思います!』


 この番組では、俺の評価について芸能界のスターたちが評価しているシーンのようだ。俺はあまり自分の評価を気にしてはいないが、友里さんのために尽くしている姿が、周りからどのように見えているのか少し気になっている。この番組を大人しく見ることにした。


『彼は…とても誠実な人だと思います。友里ちゃんと話している時、他のシーンで見れないくらい綺麗な笑顔をしていますし、彼自身、友里ちゃんの役に立てることがとても嬉しいんだと思います。でも、ちょっと自己犠牲が激しい感じもたまにしますし、そこだけ気になりますが。』

『確かに、冴島さんにも聞いてみたことがあるんですが、自己犠牲が激しいし、ちょっと隙見せたら無理しようとするから危なっかしい、なんて言っていました。やっぱり自分はどうなってもいいって思うタイプなんじゃないですかね?』


 確かに、自己犠牲が激しいところはその通りとしか言えないな。前友里さんにいろいろと言われちゃったから最近は自重してるけど、たまにうっかり『自己犠牲』を厭わない発言してしまうんだよな…。


『なるほど、女性陣はそんな意見ですね。では、男性陣の方に聞いてみましょう。』

『あー、健也は大分出来た人間だと思います。俺自身は彼の境遇を理解してやることはできないし、彼自身が冴島さんの家でどんなことをしているかってこともあまり分かってない状況だけど、冴島さんが嫌がってるそぶりを見せないところとか、名前呼びしてかなり信頼しているところを見ると、大分いい奴だと思います。』

『彼はいろいろ我慢しているところがあるはずです。テレビで言っていい内容か分からないから一応伏せて欲しい場面がありますが、彼自身男子高校生だったわけで、思春期男子が少し年齢が上の異性、それも女優と同じ家にいるという状況で()()()()()()()が出来ないとなると、ストレスも大分溜まるんじゃないかと…。』

『なるほど、影山健也さん、確かにいろいろと気を使ってしまっているかもしれませんね。でも、男性にしか分からない内容もあるかもしれませんし、深く追及はしないでおきましょう。では、彼に評価を付けるとしたらどんな評価を付けますか?』


 これ、俺が見ていていいものなんだろうか。俺としては評価自体どうでもいいが、これが影響して友里さんに危害が加えられるのなら、看過できない事態だな。


『では、オープン!』


そこで付けられた点数は…。


『なんとっ!四百点満点です!番組歴代最高得点です!では咲さんから順番に理由を聞いてもいいですか?』

『はい、彼自身が生放送中に見せた友里ちゃんとの信頼関係と、友里ちゃん自身が専業主夫と言ったこと、それと、未だに家に泊めていることから、友里ちゃん自身が彼を信頼しているんじゃないかと思いました。それに、彼の料理が非常に出来が良くてお店を出せるレベルだとか。顔も性格もいいですし料理もできて気遣いもできる。私個人としては満点だと思います。』

『冴島さん自身が言っていたことから察すると、彼女が心の底から嬉しそうに彼のことを話していたのを見ると少し嫉妬してしまいたくなりました。彼は大分心にダメージを負っていて、冴島さんに癒された部分があって、彼女自身も彼に助けられた点が多かったことから、どうやらお互いが依存しあっているようにも見えました。良い方にですよ?それに、彼女自身が幸せそうにしている場所なんてなかなか見れなかったから、そこも評価に加えました。』

『俺自身は単純に健也に嫉妬しています。実際、芸能界でも冴島さんは人気者ですし、俺も結構彼女が好きでした。…まあ、これも結構問題発言ですが、ぶっちゃけ俺らは外見に誘われただけなんですよね。内面を全く見ようとしなかった。一緒に居れるだけでいいなんて考えてた。でも、健也はそんな俺らとは違って始めから内面を見ようとしたんでしょう。だから、今みたいな信頼関係を気付けたんじゃないんでしょうか?それに、ちょっとやそっとの信頼関係じゃ冴島さんをあそこまで自然体にさせることが出来ないでしょうし。まあ、俺自身は嫉妬していますが、彼なら冴島さんの内面を見て、これからも支えて行ってくれそうだから満点を付けましたつけました。実際、一点くらい引いても良かったと後悔はしていますが。』

『俺は単純に彼の根性強さに興味を持ちました。思春期男子じゃなくても、彼女を前にそう言った感情を抑えるのは難しいでしょうし、でも、彼女が危ない目に遭ったら全力で彼女を守ろうとする点や、並外れた身体能力をただ冴島さんの為だけに使おうとしているところにかなり好感を持ちました。満点をつけて、追加で点を渡したいくらいですが、満点が百だったから百と書きました。』


 結果、一言でいうと『褒め殺し』だった。やっぱり嫉妬する人はいるけれど、流石大人。駅であったあの喧嘩腰の人とか荒川とか木嶋みたいなやつじゃなかった。テレビだから猫被っている可能性は否定できないけれど、それでも彼らがそう言った感じで何かを言っている様子は見受けられなかった。

 視線も、呼吸時の体の上下運動も、特に問題がなかった。本心で言っているんだろう。バイト先の人たちみたいに、彼らには好感が持てた。


『この番組では滅多にない褒め殺しですね。いつもなら辛口コメントで埋まるというのに、何で今日に限ってこんなにも被鑑定者肯定するんでしょうね…。』

『『『『仕方ないのでは?』』』』

『全員でツッコまないでください、私じゃ捌き切れませんから!…コホン、ということで、影山健也さんの評価は!………多くの芸能人が認める、最高クラスの男!ということになりました!まさかこの番組でこの評価が出るとは思いませんでした。』

『いや、アイツを評価しろがおかしい。』

『そう言えば、銃を持った強盗を素手で完封したって話を聞いたことがありますが…。』

『やっぱり、彼、本当に人間なんでしょうか…。』

『そ、それは考えないようにしましょう…。』


 うん、評価内容は嬉しいと思ったけど、流石に人間か疑われたくない。


「俺、銃弾打たれてからは避けられないし、マラソン選手よりは遅いんだけどな…。十秒ギリギリでしか百メートル走れないし…。」


 人間かどうか気になって調べてみたら、この記録結構やらかしているらしい。俺、両親一般人のはずなんだけどな…。あれ?俺って人間だよな………?



 結局、二十三時になって友里さんが帰ってきた。その後、鯛の茶漬けを作って食べてもらい、その時軽く冗談交じりに言った、『俺って人間だよね?』と言うギャグがかなり刺さったようで友里さんが爆笑していた。テレビを見ていたことを話し、内容を説明したら自慢げに胸を逸らせていろいろと話し始めたが、その後少しだけ目が黒くなっていったため、少しだけ恐怖を感じたということだけは記録しておく。


 あれ?そう言えば銃器を持った強盗なら普通に何の意識もなく簡単に相手できたけど、何でこんなにも友里さんの眼が怖いんだ?あれ?これって生命的危機を感知しているのか?


 そんなことを考えながらも寝室に行き、友里さんのことを考えつつも夜を過ごした。



「最高クラスの男………かぁ。」


 健也君がそんな評価をされるなんて。あっちの人見る目あるじゃん!今度差し入れ持っていこうかな?


「健也君を独り占め………健也君を独り占め………ふふふ。」


 枕を抱きしめ、健也君のことを考えながらも眠った。

 そうだ、独り占めしたいから、健也君を必要以上に外に出さなきゃいいんだ!そうすれば他の人の眼に彼が晒されることもない、私が一人占めできる!


 そんなことを考えていたのに、翌日少しだけ悲しくなって健也君を抱きしめたらそんな感情は少しずつ溶けてなくなっていってしまった。やっぱり彼の体温は反則だ。

 でも、健也君もどこか幸せそう…。


 こんな関係のままでいいのかな…。やっぱり、もっと距離を詰めたいんだけどな…。

少し今回は冴島成分が足りなかった気がします。彼女、ちょっとだけヤンデレ気質なところがありますが、基本は優しいヤンデレ?なので問題はないです。

というか、ちょっとキャラ崩壊してきている気がします。修正もしていかないと…。とはいえ、自分でも特に考えずにいろいろと書いているから修正しようがないんですけどね…。

ちなみに、今回は芸能人さんの会話シーンが多かったんですけど、彼らはその内作品に出すつもりです。名前はまだ決まっていないのでその内設定します。

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