表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔導帝国の英雄譚 〜そして少年は英雄になる〜  作者: 愚者
2章 学院生活編(中)~黒の剣団と獣の少女~
51/133

46話 初任務

 

「で? その帝国に巣食う『裏』の連中とやらには、いつ接触するんだ? エレオノーラが俺をこの街に呼んだのは、お前らと合流させる意図があったからなんだろ?」


 アクトの新生「黒の剣団」入隊・復帰が決まった後、彼はふとそんな疑問を投げかける。エレオノーラにこのオーフェンへ呼び出されて以来、そういう類の話が一切出てこなかったが故にふと降って沸いた疑問だったのだが――


「その事についてだが……次の休息日中に、俺達は行動を開始する」

「……はあ!?」


 さも当然かのような声音で割ととんでもない事を言ってきたグレイザーに、数泊遅れてアクトが素っ頓狂な声を上げる。


「おいおい、いくら何でも話が急過ぎんだろ!? 準備とか偵察とかどうするんだよ!?」

「分かっている。だが、俺達が追っていたある地下組織が、このオーフェンで秘密の取引を行うという情報を掴んだのだ。一度掴みかけた尻尾だ、姿を眩まされる前に確実に始末する為に、俺達は加速的速やかに事を成す必要がある。お前にも協力してもらうぞ」

「なっ!? オーフェンで……?」


 慌てて食ってかかるアクトに、グレイザーはいたって冷静に返す。ぐうの音も出ない程に理路整然とした彼の言葉に、アクトは押し黙るしかなかった。……それにアクトとしても、自分達が住んでいるこの街で得体のしれない連中が動いているなど聞き捨てならなかったので、事の次第を詳しく聞いておく必要があった。


「本当はこのような形での再会など望んではいなかったが、作戦前にお前の腕が本当に使い物になるのか否かを確かめる意図があった。特に、お前とサルーシャは初顔、互いの戦闘スタイルすら知らないんだ。故に、ああしてお前の実力を確かめながら、お前にサルーシャの戦闘スタイルを理解してもらう狙いもあった」


 そう言いながら、グレイザーは倉庫の端の方で膝を組んで座っているサルーシャを一瞥する。つられてアクトも彼女の方を見ると、嫌そうな顔をして先の戦闘を密かに脳内再生する。


 アクトが抱いたサルーシャ=レギーナの印象は、‟無表情な突撃娘”その一言だ。研ぎ澄まされた技もなければ、高度な駆け引きも存在しない、膂力に物を言わせた愚直なまでの突撃。しかし、これが意外と馬鹿に出来なかったりする。


 下手な小細工を一切抜きにした愚者の一撃は、時としてあらゆる賢者の思惑を超えるように、魔法防御で身を固めて敵までの最短距離を最大最速で詰めるサルーシャの猛攻は、確かに敵方の魔道士からして見れば対処に困るだろう。状況次第では一方的な封殺すら可能だ。捻りは無いが、実に厄介である。


 様々な状況が重なっていたとはいえ、自身の唯一の取り柄である近接戦で自分を押し込んで見せたサルーシャの戦闘能力は、アクトも認めるところではあるが、


「か、かもしれねぇけどよ……サルーシャだっけ? あのちびっ子、本気で俺の事殺す気で狙って来てたぞ!? 言っとくが、お前の魔法狙撃やガレスのおっさんの錬金術も、結構危なかったんだからな!」


 実際に攻撃を受けたアクトだからこそ分かる。アレは直撃していれば問答無用で自分の命を脅かす正真正銘の本気の一撃であった事を。三年間も音信不通だった自分の実力を測るためとはいえ、いくら何でもやり過ぎ……そうアクトが講義するも、これまた二人の人物が反論する。


「仕方無いじゃろう? 本気で当てる気でやらないと、こと戦闘において頭の回転が速いお主なら、儂らの意図に気付くかもしれんかったし……現にこうして姿を現すまで、お主は最後まで儂らの正体に行き着かなかったじゃろ?」

「殺す気でいかなければ真の実力を試すことなど到底出来ないからな。サルーシャには殺す気でいけと、予め説明してあった。まぁ、お前が深手を負えば直ぐに止めるつもりだったが、事前情報がまったく無い状況下で俺達三人相手にあそこまで粘るとは思っていなかったがな。そこは素直に称賛しておこう」


 流石と言うべきか、歴戦の猛者たるグレイザーとガレスが口々に語る言葉は極めて理路整然。文句の付けどころの無い完璧な事情説明と反論ではあるのだが――


「……とか何とか言って、本当はこの三年間連絡一つ寄越さなかった俺に、ただ仕返ししたかっただけじゃないのか?」


 何かがおかしい。まるでアクトがこのように食ってかかる事を予め見越していたかのようにすらすらと述べられる言葉……用意されていたかのようだ。不意に、思い当たる節のあったアクトが、彼らの主張の裏に隠れた‟私情”の匂いを嗅ぎ取り、ジト目で彼らに問い詰めるが、


「「「「……」」」」

「おいコラ、その沈黙は何か説明してもらおうじゃねぇか」


 沈黙、圧倒的沈黙。グレイザーとガレス、そしてラフィールすらも、何処か明後日の方角を向いて急に押し黙ってしまった。三人とも、頑なにアクトの方を向こうとしない。何が起こっているか分からないという風にサルーシャとエクスが不思議そうに小首を傾げ、痛々しい静寂が倉庫内に流れる。


「……では、改めてアクトを加えた部隊の連携についてだが――」


 そして、まるで何事もなかったかのようにグレイザーが話を再開した。


 露骨に逸らしてんじゃねぇよ……と言いたいところだが、自分が最後に彼らと喧嘩別れするような「黒の剣団」を離れて以来、彼らと一切連絡を取らなかったのもまた事実なのだ。その間の彼らの心中を察すれば、これくらいの意趣返しに文句を言える立場では無いのだろう。甘んじて受けるべきだ。


 それでも一言二言物申したい事はあったが、これ以上話の腰を折るのか如何なものと思ったので、アクトはそれ以上は口にしないでおくことにするのだった。


 その後、簡単な状況説明と作戦がグレイザーやガレスの口から話されたが、詳しい事は現地に到着してからということで作戦会議はあっという間に終了した。そして、アクトはエレオノーラの指示通り学院に通いながら彼女や「黒の剣団」の任務に協力し、作戦当日までは別行動をとるという形になり、会議はお開きとなった。


 お互いの事情もそこそこに理解し合い、アクトはかつての、そしてこれからの仲間達と旧交を再び温め合う。姿を消した三年の間に、お互い何処で何をしていたのか、どんな出会いがあったのか、会話は弾みに弾んだ。最初は引け目を感じて遠慮気味だったものの、気付けばアクトは三年前と変わらないような雰囲気で彼らと話すことが出来ていた。


「では次の休息日、速やかに行動を開始する。……分かっているな? 準備を怠るなよ、アクト」

「……ああ。言われなくともな」


 そんな時間も程々に、こんな夜中に屋敷を抜け出した事がコロナやリネア達にバレる前に、アクトがエクスを連れて倉庫から立ち去ろうとする間際……グレイザーは冷淡に、しかし蒼く燃え滾る意志を込めた瞳を彼に向け、そう告げるのであった。


 ◆◇◆◇◆◇


 ――それからの数日間は、流れるような出来事だった。「黒の剣団」のメンバーとの再会を果たした日の夜は、アクトはコロナ達にバレることなくひっそりと屋敷に戻ることに成功し、その後も何一つ変わらない学院生活を送っていた。


 唯一違ったのは、あの夜と同じように、アクトはエクスと共に何日か真夜中にこっそりと屋敷を抜け出し、密かに夜のオーフェンを駆けずり回っていた事だ。「黒の剣団」が正式に軍属になった事による秘匿性に加え、何より表の世界の住人であるコロナ達を巻き込まないように、彼女達に露見するのを殊更嫌っての行動である。


 剣団のメンバーと合流し、必要な物資を揃えてからの簡易的な威力偵察、アクトを加えた連携の練り直しなど……約一週間という限られた期間内で、やるべき事は存外に多かった。


 一見、この過剰とも見て取れる念密な情報収集と事前準備こそが「黒の剣団」の流儀であり、彼らが少数ながらも多大な戦果を挙げてきた理由の一つでもあった。アクトも含め、全員が痛いほどによく分かっているのだ。魔法の威が吹き荒れる現代戦において、‟絶対”の二文字は決して存在しない事を。


 ‟格上殺し(ジャイアントキリング)こそ魔法戦の華”という言葉があるように、位階的には遥か格上の魔道士を格下の魔道士が降すなどいう事例は、魔法の歴史を紐解けば吐いて捨てるほどにある。油断であったり、奇襲であったり、予想外の秘術や絡め手など理由は様々であれど、何が起こるか分からないのが魔法戦の奥深い所だ。


 それが個人戦ではなく、組織と組織がぶつかる集団戦ともなれば尚の事。集団戦において、連携の不備や準備不足は思いもよらぬ致命的な隙を生み、仲間を危険に晒してしまう。ごく短期間とはいえ、敵を迅速に制圧するために、仲間を守るために、彼らはそのリスクを極限まで減らせるよう最善を尽くすのだ。


 様々な事前準備を仕込んでいくうちに、日にちは驚くほど早く流れていき……ある地下組織が秘密の武器取引を行うという、週に二日ある休息日……アクトの初任務の日が遂にやってくる――


「……おっ、来たかいの」

「……フン」


 草木も眠る真夜中のオーフェン某所――中央の行政区にほど近い場所にある主街区の隅に、ひっそりと設けられた地下水道への入り口があった。其処に、同じ意匠が彫られた胸章が付けられた漆黒の装衣を纏った四人の人影――「黒の剣団」の団員が集結しており、暫く時間を置いて……やがて、四人と同じ装衣を纏った五人目の人物――アクトが姿を現した。


「一度戦場から去ったお前の事だ、土壇場になって逃げるかもしれないと少しながら思っていたのだがな。たとえ、本当にそうなったとしても、俺達は俺達の成すべき事を成すだけだったが、そうで無いようで安心したぞ」

「はっ、冗談。俺だって、腐っても一人の剣士だ。剣士が、一度口にした言葉を曲げる訳が無いだろうが。……しっかしまぁ、まさか、コイツをもう一度着ることになるなんてな……」


 やや尖ったグレイザーの物言いに対し乱暴に返しつつ、アクトは首をぐるりと翻して支給された装備一式、三年前と何一つ変わっていない「黒の剣団」の装衣を改めて見回す。


 魔力を通すことで限定的に起動する身体強化術式と魔法耐性術式が常時付呪(エンチャント)された魔道士礼服に、緊急回避用の呪文が記載された巻物(スクロール)や‟守り”の概念が付与された護符(アミュレット)、魔道具複数――アクトの注文通りの装備がきっちり用意されていた。


 ちなみに、姿は見えないだけでエクスもこの場にしっかり居る。戦闘前の無駄な魔力消費を抑える為に、エクスには霊体化をして追従してきてもらっているのだ。もっとも、今回の作戦においてアクトの《限界突破》は戦力として数えられていない。いざとなれば解放も止む無しだが、使用はなるべく避けたいところだった。


(こんなガチガチの装備、本当に久しぶりだな……やると決めた以上、自分に嘘は吐けない。精一杯やるとするか……!)


 当時も使っていた装備に一抹の懐かしさを覚えつつ、表情を引き締めたアクトは、地下水道に続く格子状の門をじっと観察する。その門の傍らでは、ラフィールが地面に片膝を付きながら、並べられた複数の魔導演算器や解析装置の画面に視線を左右させて、何かを熱心に精査している。かなり集中しているようで、アクトの存在にも気付く様子は無い。


「此処が例の?」

「ああ。連中が取引を行う場所に続く道の一つだ。奴らが侵入の際に利用するルートも先の偵察で割れてはいるが、そちらの方は流石に警戒が厳重だ。ならば、別ルートから侵入するまでと来てはみたが……」

「ふーん……なるほど、ばっちり仕掛けられていやがるな」


 錠前が取り付けられた金属製の扉は、錠前もろとも焦げ茶色に錆び切っており、普段使われていないのが目に見えて分かる。少なくとも、普段この近くを通る一般市民は、まさかこんな場所に人が出入りしているとは誰も思いはしないだろう。


 だが、魔法に携わる者、霊的な視覚を鍛えている者には分かる。この一見何も無い錆びれた門は、認識偽装の魔法と共に他者の侵入を阻む特殊な魔法鍵で閉じられている。何重もの魔法的プロテクトが並行して仕掛けられて複雑そうに見えるが、アクトがざっと捉えた感じでは、それなりの腕前の魔道士が時間と手間をかければ十分作成可能な代物のようだ。


「満が一に自分達の存在が知られ、襲撃を受けるかもしれないと想定しての保険ってところか。仕掛けの練度は置いておいて、連中、意外と用心深いみたいな」

「だろうな。どうだラフィー、解除出来そうか?」


 グレイザーの問いに、今しがた作業を終えたらしいラフィールが、解析結果が表示された大型の魔導演算器を片手に、その他一同の元に歩み寄ってくる。


「……解析完了しました。解呪(ディスペル)による魔法罠や警報の類は無し、急造にしては中々丈夫ですが、作成を他の魔力リソースや触媒に頼っているようので大した複雑さもありません。精査する段階で解呪用の魔法式はある程度組み込んでおいたので、後は魔力を流してこの術式を逆起動することで、完全に破壊出来ます」

「ほう……流石じゃのう、ラフィール。儂らも任務の関係上で触れる事はしばしばあるが、やっぱこの手の機械をこうまで巧みに操れるのはお主くらいなもんじゃよ」

「よし、これで突入口は確保出来たな。全員集合、突入前に作戦概要を確認し直すぞ」


 ラフィールの活躍によって活路が開けると、グレイザーは全員を呼び集め、この一週間のうちに何度も交わした作戦概要を再三説明し始める。


「俺達の目的は、この地下施設で秘密の武器取引を行うとしている反社会勢力の完全制圧及び、持ち込まれた武器の押収だ。敵の大半は非魔道士なようだが油断するなよ。武器の出所を暴く為に、リーダー格の生け捕りが望ましいが……最悪、殺傷も許可する。相手は本気で俺達を殺す気でかかってくる、少しでも躊躇すればこちらの命が危険に晒される事をゆめ忘れるな」

「……」


 殺傷の許可……それは、言葉にするよりも遥かに厳しく険しい重みを持っている。だが、()らなければこちらが殺られる、戦場ではそれこそが無慈悲な唯一の真理なのだ。そして、今此処に居るのは数多の戦場を駆け抜け続けてきた猛者たち、自分の手を血で汚す覚悟など、とうの昔に決めている。長らく戦場を離れていたアクトでさえも、それに関しては誰よりも心得ていた。


「全員、地下施設の構造は頭に叩き込んだな? 何分、放棄されて久しい場所だ。老朽化による崩落を割ける為に、高威力の攻撃魔法は控えるようにしろ」

「ふーむ。このメンツの中じゃ、まともな魔法攻撃をするのはグレイザーくらいなもんじゃから、大して気にする必要は無いかもしれんがのう」


 作戦の舞台となるオーフェンの地下水道だが、都市の性質上、オーフェンの地下設備はかなり複雑な構造をしている。地上の再開発と同時並行で行われた拡張工事の過程で、作られたり残されたりした古い下水道や作業用の空間などが、今も数多く残っているのだ。その結果、地下設備はちょっとした迷路の様相を呈しており、専用の業者が地図を頼りに進まなければあっという間に迷子になってしまう程だ。連中が利用しようとしているのは、そんな地下施設の一つらしい。


 加えて、都市の淀みと不浄が集まる下水道などの場所は、一種の異界と化して大気中の魔素濃度や自然の生命バランスを大きく狂わせてしまう。その結果、小規模の死霊や自我無き低位の「狂精霊」、そして「魔獣」と呼ばれる異形の怪物が跋扈する魔境を作り出すのだ。このような不浄空間を進む際には、敵以外にこういった存在にも気に留めなければならない。


「――以上だ。……ラフィー、頼む」

「了解です。では……解呪術式、起動します!」


 ラフィールが門に片手を付けて自身の魔力を熾し、手を通して門に注いでいく。すると、門に仕掛けられた魔法プロテクトの術式が淡い光を発しながら目視出来るように浮き上がり……解呪。硝子が割れるような破砕音と共に、力場が消滅したことで放出された魔力光が宙を漂い、魔素となって霧散していった。


「それでは皆……行くぞ。【温かき灯よ】」

「「「おうよっ!(はいっ!)(……ん)」」」

「……」


 最後の号令を皮切りに、一行はグレイザーを先頭に暗闇が支配する地下水道を、魔法の光源を頼りに中へと入っていく。その最後尾を、アクトは無言で追随する。作戦会議が始まってからはずっと無言を貫いているアクトだが、別に緊張している訳でも委縮している訳でもなかった。彼は今、言葉にも出来ない葛藤の中に居た。


 ――アクト=セレンシアは、今までの人生の中で自らの意思で剣を振るった事が殆ど無い。エレオノーラの斡旋で傭兵をしていたのも、「黒の剣団」の一員として戦っていたのも、それらは全てこの過酷な世界で生き延びる術を得るためだ。それも今までは当然の事だと思っていたし、気にも留めていなかった。


 最近起きた学院襲撃事件でも、アクトはあくまで成り行きでルクセリオンと対峙しただけ。先の校内選抜戦でコロナが窮地に陥った時、自分でも気付かぬうちに駆け出していた事だろうか。あの時は、是が非でもあの少女を助けなければという焦燥にも似た感情が、アクトを突き動かしていた。


 だが、これからはアクトが自分自身の意思で剣を振るうことになる。誰かに与えられた場所から、自ら選び取った場所に始めて立ったことで、彼はそういう立場の違いを急に意識し始めたのだ。


 何の感慨も無いと言えば嘘になる。多くを言葉にする事は無いが、もう一度「黒の剣団」として戦う事に不思議と躊躇しなかった事を鑑みれば、これまでの自分が如何に空虚で何も無い存在であったのかを思い知らされるから。


 この選択は、アクトに様々な成長や出会い、そして沢山の後悔や挫折をもたらす事は想像に難くない。既に血で汚れ切ったこの手を、更に汚すことにもなるだろう。決して報われることの無い茨の道だ。


 それでも、彼はこの道を進むと決めた。今となっては何物にも代えがたい存在となった大切なあの居場所を、守る為に。


 ここから始まるのだ。アクト=セレンシアの‟本当の戦い”が――





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ