国際ロマンスで悩んでいるあなたへ届け! こんな男に気をつけろ!
この世には、男と女のたくさんの物語があります。
この物語は、国際恋愛をしてシンデレラのように王子と出会いたい。燃えるような国際ロマンス恋愛をして結婚したものの、うまくいかないなど、国際恋愛に悩む相談者達に対応する国際恋愛カウンセラー・精神科医花井エミリーの日常を描いたものです。
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窓の外から見える公園の樹木が赤や黄色に彩られ、オフィスの中からも秋の気配を感じる。
室内には乾燥した空気で喉を痛めないようにと加湿器と空気清浄機がちょっぴり自己主張し合うようにシューッと音を出しあっている。
「ここへ来たってことは外国人の恋人が欲しいからなんでしょ。耳の穴よーくほじくってしっかり聞くのよ」
「は、はい」
「男は男ってこと」
「えっ? どういうことでしょうか」
「馬鹿ね、あなた。国際恋愛だろうと男の中身はそう変わらないってことよ。外国人ったって同じ人間。彼らが特別なわけじゃないわ。外国人でもゲスなやつもたくさんいるのよ。素敵な恋人が欲しかったらまずは自分磨きをしなきゃダメ。そう、まずは自分磨きよ」
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私の名前は、花井エミリ。父は日本人、母はアメリカ人。私のことをハーフと呼ぶ人もいるけど、考えたら失礼な呼び方よね。私はれっきとした一人前の人間なのにハーフなんて呼ぶのは日本人だけね。まっ、残念ハーフと呼ばれないだけ良しとしなきゃならないのかしら。
私は、父の仕事の関係で日本とアメリカ両方の国で過ごしたの。生まれはボストンだけど2歳の時に日本へ戻って来て中学まで日本に住んでいたのよ。高校から大学院まではアメリカ。今は日本に戻ってカウンセラーとして相談所を経営しているわ。
アメリカでは精神科医のドクターとして、クレイジーな奴らの治療に携わってきたの。ドラッグだ、売春だ、殺人を犯した異常者とのセッションの日々。こっちがおかしくなりそうだったわ。
勿論、普通の人の治療もしたわよ。在米日本人も何人か診察に来たけど、恋愛問題が多かったわね。恋愛のもつれや夫婦間の問題で精神をやられちゃうのね。精神科医としては、処方箋で治療することがほとんどだったけど、シンデレラ症候群の彼女達をみて、これは根本から教えないとダメだと思ったのよ。だから、日本へ帰国して相談所のカウンセラーとして働く事に決めたの。
まっ、正直言うと私自身も、アメリカの生活にちょっと疲れてたし両親が住む日本が恋しくなったのもあるわね。
日本に帰って来て驚いたのは、国際恋愛アドバイザーって名乗ってる得体の知れない偽物がたくさんいたことね。精神科医の地位が低く、誰でもがカウンセラーになれる日本だからこういうことが起こるのね。国際婚活ビジネスなんてまるでカルト集団のようよ。
国際恋愛って言葉で踊らされて目の前が見えてないのね。
私、花井エミリがあなたの国際恋愛を応援するから、しっかり読んで勉強するのよ!
じゃ、悩める乙女達の国際ロマンス相談をはじめましょうか




