第五十八話「勇者パーティー その3」
前回。ホープラスを助けたヴァート達は改めて仲間の大切さを痛感する。選抜試験を終え、休憩を貰ったみんなは、話し合いを開始した。
配属パーティが発表される前に、休憩を頂いたヴァート達は、各々意見交流を始めた。
「最後!!!」
「あ?あぁホープラスのな?あれは凄かった」
「そっちじゃなくて!!」
怒るレーチとアイスはゴードに怒鳴る。
「僕は仲間だったじゃん!!なんで攻撃したの?!?!」
「……あ?!ほんとだな?!」
「何気に私のことも敵対してたよね……」
「でもあんな協力してたらヴァートと俺が仲間って思うだろ!!レーチもおっさんと居たわけだし!!それに最後!!ホープラスだって俺に攻撃したぞ?!?!」
「……ごめん…」
「ホープラスは悪くないよ!大丈夫!!!……ゴード!!!!」
「俺だけ責めるのは違うだろ?!」
「……まぁまぁ!!一応過ぎた話だし!!」
(俺も勘違いで2対2!!とか言ってたけど黙っとこ…)
焦りながら止めるヴァートは、ゴードを宥める。怒るレーチはヘルアが対応し、アイスにはミールが飛び込んだ。
「スーちゃん!!!!(*'▽'*)強くなりすぎだよ!!!(*⁰▿⁰*)びっくりした!!(゜Д゜ υ) 」
「わぁ?!ごめんね?!?!近付かれたらほぼ負けだから手加減出来なかったの!!痛かったよね?!?!」
「愛を感じたよ!!!ヾ( 〃∇〃)ツ 」
「???????」
困惑するアイスは、オドオドするリーラに笑顔で話しかけた。
「【異常回復】厄介だったよ!!」
「え、ぁりがと……です。(動揺)」
「…と言うか、早く報告して自由時間にした方が良くないか?」
アキラが呟くと、ヘルアが首を振った。
「すまないが一旦話し合いは中止だ。やはり先に配属先を発表する。」
トコトコと歩き始めると、報告は始まった。
「アイス、ホープラス、ヴァート、リーラ。以上4名は第二王国配属。即ち、【剣の勇者】ノアのパーティに入ってもらう。」
「「?!?!」」
「理由を聞いても?」
「?嫌だったか?」
「あ、いえ?!凄くありがたいです。でも、四つある王国の内、二名ずつ配属されると思ってましたので…」
「あー……今回配属する王国は二つだ。」
「……へ?」
困惑するグレーは、アキラを二度見した。
「そうなんですか?!?!」
「ん?聞いてなかったか?報告はライトとカイトに任せてたんだが…」
「あー…いざこざあったし頭から抜けてたのかな?!なら配属はベータとガンマですよね…僕にも後輩出来ると思ったのに……」
「すまないな。一件が片付いたら元々の配属方法で行くつもりだ。」
「はーい!!」
「…理由は二つ。一つは、各能力の相性。二つ目は、戦闘の恐れが今1番高いのが、第二魔王軍と第三魔王軍だからだ。よってガンマには、ヘルア、レーチ、ゴード、リーラが配属される。俺のパーティだ。」
「よっしゃ!!!」
「選抜って言う割には全員投入だったな」
「選ばれないから喜んだのに……」
「ねねね!!!(ノ˶>ᗜ<˵)ノ質問!!」
「許可しよう」
元気に質問するリーラは、アイスの顔を見て叫んだ。
「私あっちがいい(´°‐°`)…ダメかな?!」
「…ダメだ。諦めろ」
「( ˘• ₃ • )ちぇ……」
「他に質問者は居るか?」
「…はい」
ヘルアが手を挙げると、アキラとノアに質問する。
「それぞれの勇者パーティに所属している勇者様を知りたいです。なんなら俺も、グレーさんの所属パーティが良かった。」
「まぁ、魔王軍の話がなければ希望は聞いたんだ。すまないな。各勇者パーティを発表しよう。」
第一王国【アルファ】勇者パーティNo.1
▶︎【勇者】ゼウス TOPランク
▶︎【運の魔神】ラック TOPランク
▶︎【未来の魔神】ライシ TOPランク
▶︎【時空の勇者】エデン TOPランク
第二王国【ベータ】勇者パーティNo.2
▶︎【剣の勇者】ノア TOPランク
▶︎【盾の勇者】ラペン 1thランク
▶︎【魔法の勇者】アイリス 1thランク
▶︎【回復の勇者】ヒーリェ 1thランク
▶︎【光の勇者】ライト 1thランク
第三王国【ガンマ】勇者パーティNo.3
▶︎【盤上の勇者】アキラ TOPランク
▶︎【笑いの勇者】ジョーカー1thランク
▶︎【力の魔神】ヴァティ 1thランク
▶︎【剣の魔神】ソーディア 1thランク
▶︎【魔神の勇者】カイト 1thランク
第四王国【デルタ】勇者パーティNo.4
▶︎【普通の勇者】グレー TOPランク
▶︎【武器の魔神】レッド 1thランク
▶︎【防具の魔神】サオ 1thランク
▶︎【人体の魔神】トパーズ 1thランク
「…?1つの王国辺り4人の勇者+1人勇者候補の5人。計20人居るはずでは?」
「鋭いね。まぁ、あと二人は……取っておきの秘策かな。」
「?」
「まぁいつか出逢うだろ。他に質問者は?…よし。居ないなら終わりだ。各自それぞれ自由時間。……いや、先に勇者パーティと合流して貰おう。交流も大切だしな。」
手を叩いたアキラは、【盤上】を展開した。
「解散」
「よし。行くぞ後輩の後輩。」
「…え?!?!」
気付けば外に送られていたヴァート、アイス、ホープラス、リーラは、4人の勇者に歓迎される。
「よろしくみんな!」
▶︎【盾の勇者】ラペン
「よく来たね!!また宜しく!!」
▶︎【光の勇者】ライト
「ん」
▶︎【魔法の勇者】アイリス
「よろしく。頑張ろうね?」
▶︎【回復の勇者】ヒーリェ
「…話し合いは終わりだ。夕方までに【ベータ】に戻るぞ。自由時間はそれからだ。」
▶︎【剣の勇者】ノア
「……」
呆然とするヴァートとアイスの横から、元気よくホープラスが答えた。
「よろしくお願いします!!!!!」
「ん。」
「!よろしくお願いします!!!」
「お願いします!!!」
「ぁ、あ(焦り)」
歩き始めた勇者達の背中を、ヴァートは息を飲みながら追いかけた。
次回「強さ」
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