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30 白いツバサ 流転転生 本編25



 やって来た鳥……巨大黒鳥(命名は未利、理由は何か黒くてデカいから)はやっかいだった。

 遠くから魔法で攻撃をしても効かずに、かといって接近線を挑めば毒でやられてしまう。


 クラスメイトに治療の魔法をかけてもらった選達は、頭を悩ませていた。


 緑花「あんまりもたもたしてたら他の敵も追いついてきちゃうわ、早く倒さないと」

 選「ああ、でも方法が思いつかないんだ」


 時間をかけていられないのは分かるが、相手を倒す方法が全くと言っていいほど思い浮かばなかった。


 クラスメイト達は巨大黒鳥を近づけないように魔法で攻撃して遠ざけようとしている。

 威力的には聞いていないのだが、物質的には邪魔なようで何十人もの人間が放つ攻撃をまえに、さすがの敵も、簡単には近づいてこれないようだった。


 啓区「あはは、大変そうー。でももっと大変にしちゃおっかー」

 奈亜「みんな、頑張るの。ファイトなの。ぴゃ、でも鳥さんも痛そうなの。奈亜、痛いの痛いの飛んでけーってしたくなっちゃうの」


 割と大変な状況であるのには代わらないが、冷静な人間がいる事で状況は比較的落ち着いてるようだ。

 奈亜のそれは雰囲気を和ませている癒し的な効果だが。


 未利「いや、いやそれ敵だから、奈亜ちゃん。はあ、これがゲームだったら攻略なんて簡単なのに、生身じゃ大変じゃん」

 選「ん、どういう事だ?」

 未利「だって、回復薬使いながら敵に突っ込めばいいだけでしょ?」


 ……まあ、確かにそうだな。

 ゲームのキャラは現実と違って、ライフが尽きない限りは動き続けられるし、攻撃し続け有られるから。


 と、そこまで考えてとある方法が思いついた。


 選「ん? それ出来るんじゃないか俺達でも」

 緑花「ええっ、本気!?」




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