↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界No.1の外科医、異世界転生!?  作者: 阿門 甲斐吽


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
4/23

【第4話】麻酔薬への第一歩


 天明五年(てんめいごねん)。


 春(はる)から初夏(しょか)へ向(む)かう紀伊国(きいのくに)では、日(ひ)を追(お)うごとに暖(あたた)かさが増(ま)していた。


 華岡青洲(はなおかせいしゅう)は、朝日(あさひ)が昇(のぼ)るより早(はや)く起(お)きていた。


 診療(しんりょう)を始(はじ)める前(まえ)に、必(かなら)ず行(おこな)うことがある。


 研究(けんきゅう)だった。


 机(つくえ)の上(うえ)には、紙(かみ)と筆(ふで)。


 その横(よこ)には、乾燥(かんそう)させた薬草(やくそう)が並(なら)べられている。


 曼陀羅華(まんだらげ)。


 草烏頭(とりかぶと)。


 白芷(びゃくし)。


 当帰(とうき)。


 川芎(せんきゅう)。


 そして、それ以外(いがい)にも周囲(しゅうい)で採取(さいしゅ)した様々(さまざま)な植物(しょくぶつ)。


 青洲(せいしゅう)は一(ひと)つ一(ひと)つを確認(かくにん)していた。


「見(み)た目(め)だけでは分(わ)からない」


 現代(げんだい)の医学(いがく)では、薬剤(やくざい)の成分分析(せいぶんぶんせき)ができる。


 化学構造(かがくこうぞう)も分(わ)かる。


 純度(じゅんど)も測定(そくてい)できる。


 血中濃度(けっちゅうのうど)も計算(けいさん)できる。


 しかし。


 この時代(じだい)には、そんなものはない。


 だからこそ。


 青洲(せいしゅう)には異世界(いせかい)のスキルが必要(ひつよう)だった。


「生命解析(せいめいかいせき)」


 青洲(せいしゅう)が薬草(やくそう)へ視線(しせん)を向(む)ける。


【生命解析(せいめいかいせき)】


【対象(たいしょう):曼陀羅華(まんだらげ)】


【主(おも)な作用(さよう):中枢神経系《ちゅうすうしんけいけい》への強(つよ)い作用(さよう)】


【鎮静作用(ちんせいさよう):高(こう)】


【毒性(どくせい):高(こう)】


【投与量(とうよりょう)による作用変化(さようへんか):極(きわ)めて大(だい)】


【注意(ちゅうい):過量投与(かりょうとうよ)による生命危険(せいめいきけん)】


 青洲(せいしゅう)は眉(まゆ)をひそめた。


「やはり危険(きけん)だ」


 曼陀羅華(まんだらげ)。


 現代(げんだい)でも毒性植物(どくせいしょくぶつ)として知(し)られている。


 薬(くすり)として使(つか)える可能性(かのうせい)がある一方(いっぽう)、量(りょう)を誤(あやま)れば命(いのち)を奪(うば)う。


 この時代(じだい)の医師(いし)が扱(あつか)うには、あまりにも危険(きけん)な植物(しょくぶつ)だった。


 続(つづ)いて草烏頭(とりかぶと)を見(み)る。


【生命解析(せいめいかいせき)】


【対象(たいしょう):草烏頭(とりかぶと)】


【鎮痛作用(ちんつうさよう):確認(かくにん)】


【神経系作用(しんけいけいさよう):強(きょう)】


【毒性(どくせい):極(きわ)めて高(こう)】


【過量投与(かりょうとうよ):心機能(しんきのう)への重大(じゅうだい)な影響(えいきょう)】


「これもか」


 青洲(せいしゅう)は腕(うで)を組(く)んだ。


 単純(たんじゅん)に眠(ねむ)らせればいいわけではない。


 手術(しゅじゅつ)に必要(ひつよう)なのは、患者(かんじゃ)が意識(いしき)を失(うしな)うことだけではない。


 痛(いた)みを抑(おさ)える。


 身体(からだ)の反応(はんのう)を抑(おさ)える。


 呼吸(こきゅう)を維持(いじ)する。


 循環(じゅんかん)を維持(いじ)する。


 そして、手術(しゅじゅつ)が終(お)われば安全(あんぜん)に覚醒(かくせい)させる。


 現代(げんだい)の麻酔科医(ますいかい)なら当然(とうぜん)知(し)っていることだ。


 だが。


 1785年(ねん)の日本(にっぽん)では、そんな考(かんが)え方(かた)そのものが存在(そんざい)していない。


「ここから作(つく)るのか……」


 青洲(せいしゅう)は思(おも)わず苦笑(くしょう)した。


 世界(せかい)No.1(ナンバーワン)の外科医(げかい)だった自分(じぶん)が、今(いま)は薬草(やくそう)を前(まえ)にして頭(あたま)を悩(なや)ませている。


 だが。


 不思議(ふしぎ)と嫌(いや)ではなかった。


 むしろ面白(おもしろ)い。


 現代(げんだい)では完成(かんせい)された医学(いがく)を使(つか)うだけだった。


 ここでは。


 自分(じぶん)で作(つく)らなければならない。


「それなら、やってやる」


 青洲(せいしゅう)は紙(かみ)を広(ひろ)げた。


 そして研究記録(けんきゅうきろく)を書(か)き始(はじ)める。


 採取日(さいしゅび)。


 植物(しょくぶつ)の状態(じょうたい)。


 使用部位(しようぶい)。


 乾燥状態(かんそうじょうたい)。


 煎(せん)じる時間(じかん)。


 抽出量(ちゅうしゅつりょう)。


 投与量(とうよりょう)。


 効果(こうか)。


 副作用(ふくさよう)。


 回復時間(かいふくじかん)。


 すべてを書(か)き残(のこ)す。


【完全記録(かんぜんきろく)】


【研究記録(けんきゅうきろく)を保存(ほぞん)】


【研究対象(けんきゅうたいしょう):薬草第一群(やくそうだいいちぐん)】


【データ登録(とうろく)完了(かんりょう)】


 青洲(せいしゅう)は目(め)を細(ほそ)めた。


「このスキルがあれば、研究(けんきゅう)の積(つ)み重(かさ)ねができる」


 普通(ふつう)なら、過去(かこ)の実験結果(じっけんけっか)を一(ひと)つ一(ひと)つ紙(かみ)に記録(きろく)し、何度(なんど)も見返(みかえ)さなければならない。


 だが、完全記録(かんぜんきろく)なら違(ちが)う。


 過去(かこ)の結果(けっか)を瞬時(しゅんじ)に呼(よ)び出(だ)せる。


 条件(じょうけん)を比較(ひかく)できる。


 変化(へんか)を見(み)つけられる。


 つまり。


 この時代(じだい)には存在(そんざい)しない研究支援(けんきゅうしえん)システムを、一人(ひとり)だけ持(も)っていることになる。


 青洲(せいしゅう)は思(おも)った。


「この力(ちから)を、医療(いりょう)のためだけに使(つか)う」


 その決意(けつい)は固(かた)かった。


 研究(けんきゅう)は慎重(しんちょう)に進(すす)められた。


 最初(さいしょ)から人間(にんげん)に使(つか)うことなど、考(かんが)えていない。


 まずは薬草(やくそう)そのものを理解(りかい)する。


 次(つぎ)に、組(く)み合(あ)わせによってどんな変化(へんか)が起(お)きるのかを調(しら)べる。


 さらに、濃度(のうど)と作用時間(さようじかん)の関係(かんけい)を見(み)る。


 そして。


 安全性(あんぜんせい)を確認(かくにん)する。


 青洲(せいしゅう)は現代医学(げんだいいがく)の知識(ちしき)を思(おも)い出(だ)しながら、研究計画(けんきゅうけいかく)を組(く)み立(た)てた。


 単純(たんじゅん)な思(おも)いつきではない。


 実験条件(じっけんじょうけん)を可能(かのう)な限(かぎ)り統一(とういつ)する。


 一(ひと)つだけ条件(じょうけん)を変(か)える。


 結果(けっか)を記録(きろく)する。


 再現(さいげん)する。


 再現(さいげん)できなければ採用(さいよう)しない。


「これが科学(かがく)だ」


 青洲(せいしゅう)は呟(つぶや)いた。


 その頃(ころ)。


 診療所(しんりょうじょ)には、次々(つぎつぎ)と患者(かんじゃ)が訪(おとず)れていた。


「先生(せんせい)、こちらを診(み)てください」


 農作業中(のうさぎょうちゅう)に手(て)を傷(いた)めた男(おとこ)。


 転(ころ)んで足(あし)を痛(いた)めた老人(ろうじん)。


 腹痛(ふくつう)を訴(うった)える女性(じょせい)。


 子供(こども)の発熱(はつねつ)。


 青洲(せいしゅう)は一人(ひとり)一人(ひとり)を診察(しんさつ)した。


 そして。


 現代外科医(げんだいげかい)としての目(め)が、自然(しぜん)と働(はたら)いていた。


「傷(きず)を洗(あら)います」


「はい」


「少(すこ)し痛(いた)みますが、我慢(がまん)してください」


 青洲(せいしゅう)は傷口(きずぐち)を丁寧(ていねい)に処置(しょち)する。


 現代(げんだい)なら当(あ)たり前(まえ)の処置(しょち)。


 しかし。


 この時代(じだい)では、それだけでも患者(かんじゃ)の運命(うんめい)を変(か)えることがある。


 傷口(きずぐち)を清潔(せいけつ)にする。


 汚(よご)れを取(と)り除(のぞ)く。


 状態(じょうたい)を観察(かんさつ)する。


 必要以上(ひつよういじょう)に傷(きず)を触(さわ)らない。


 こうした基本(きほん)を徹底(てってい)するだけでも、感染(かんせん)の危険(きけん)を減(へ)らせる。


 青洲(せいしゅう)は患者(かんじゃ)に説明(せつめい)した。


「傷(きず)を汚(よご)れた手(て)で触(さわ)らないでください」


「水(みず)で洗(あら)ってもいいのでしょうか?」


「清潔(せいけつ)な水(みず)であれば、洗(あら)うことは大切(たいせつ)です」


 患者(かんじゃ)は不思議(ふしぎ)そうな顔(かお)をした。


「そんなことで治(なお)りが変(か)わるのですか?」


「変(か)わります」


 青洲(せいしゅう)は即答(そくとう)した。


「身体(からだ)の中(なか)へ悪(わる)いものが入(はい)れば、命(いのち)に関(かか)わることがあります」


 患者(かんじゃ)は真剣(しんけん)な顔(かお)で頷(うなず)いた。


「分(わ)かりました」


 患者(かんじゃ)が帰(かえ)る。


 青洲(せいしゅう)はまた記録(きろく)を取(と)った。


 治療(ちりょう)。


 経過(けいか)。


 結果(けっか)。


 これを繰(く)り返(かえ)す。


 やがて。


 青洲(せいしゅう)の記録帳(きろくちょう)は、少(すこ)しずつ厚(あつ)くなっていった。


 ある日(ひ)の夕方(ゆうがた)。


 父(ちち)・直道(なおみち)が研究室(けんきゅうしつ)へ入(はい)ってきた。


「青洲(せいしゅう)」


「父上(ちちうえ)」


「最近(さいきん)、妙(みょう)な薬草(やくそう)ばかり集(あつ)めているな」


 青洲(せいしゅう)は筆(ふで)を止(と)めた。


「はい」


「何(なに)を考(かんが)えている?」


 青洲(せいしゅう)は少(すこ)し考(かんが)えた。


 神(かみ)のことも。


 転生(てんせい)のことも。


 異世界(いせかい)のスキルのことも話(はな)せない。


 だから。


「手術(しゅじゅつ)です」


「手術(しゅじゅつ)?」


「患者(かんじゃ)が苦(くる)しまずに手術(しゅじゅつ)を受(う)けられる方法(ほうほう)を考(かんが)えています」


 直道(なおみち)は黙(だま)った。


「苦(くる)しまずに?」


「はい」


 青洲(せいしゅう)は頷(うなず)く。


「手術(しゅじゅつ)そのものが必要(ひつよう)な患者(かんじゃ)はいます。しかし、手術(しゅじゅつ)の痛(いた)みを考(かんが)えると、医師(いし)も患者(かんじゃ)も簡単(かんたん)には決断(けつだん)できません」


「……確(たし)かにな」


「だから、その壁(かべ)を越(こ)えたいのです」


 直道(なおみち)は息子(むすこ)をじっと見(み)つめた。


「お前は、何(なに)を作(つく)ろうとしている?」


 青洲(せいしゅう)は答(こた)えた。


「眠(ねむ)りの薬(くすり)です」


 直道(なおみち)の目(め)が見開(みひら)かれた。


「眠(ねむ)り?」


「患者(かんじゃ)を深(ふか)く眠(ねむ)らせ、その間(あいだ)に治療(ちりょう)するための薬(くすり)です」


「そんなものが……」


「まだありません」


 青洲(せいしゅう)は正直(しょうじき)に答(こた)えた。


「だから、これから作(つく)ります」


 直道(なおみち)はしばらく黙(だま)っていた。


 やがて。


「青洲(せいしゅう)」


「はい」


「無茶(むちゃ)だけはするな」


 その言葉(ことば)に、青洲(せいしゅう)は父(ちち)の顔(かお)を見(み)た。


「医学(いがく)は人(ひと)を救(すく)うためにある」


「はい」


「薬(くすり)も同(おな)じだ」


「分(わ)かっています」


「ならば、焦(あせ)るな」


 青洲(せいしゅう)は深(ふか)く頭(あたま)を下(さ)げた。


「ありがとうございます」


 父(ちち)が部屋(へや)を出(で)ていく。


 青洲(せいしゅう)は再(ふたた)び薬草(やくそう)へ目(め)を向(む)けた。


 そして。


 曼陀羅華(まんだらげ)と草烏頭(とりかぶと)を並(なら)べた。


「眠(ねむ)らせるだけでは駄目(だめ)だ」


 青洲(せいしゅう)の頭(あたま)の中(なか)には、2025年(ねん)の麻酔学(ますいがく)がある。


 患者(かんじゃ)の状態(じょうたい)を監視(かんし)する。


 呼吸(こきゅう)。


 脈拍(みゃくはく)。


 意識(いしき)。


 循環(じゅんかん)。


 体温(たいおん)。


 現代(げんだい)のようなモニターはなくても、人間(にんげん)の身体(からだ)を観察(かんさつ)する方法(ほうほう)はある。


「薬(くすり)を作(つく)るだけじゃない」


 青洲(せいしゅう)は紙(かみ)へ書(か)き込(こ)む。


「麻酔(ますい)を管理(かんり)する技術(ぎじゅつ)そのものを作(つく)らなければならない」


 その瞬間(しゅんかん)。


【SYSTEM(システム)】


【新規研究項目《しんきけんきゅうこうもく》を確認(かくにん)】


【麻酔管理(ますいかんり)】


【研究対象(けんきゅうたいしょう)として登録(とうろく)】


【推奨研究項目《すいしょうけんきゅうこうもく》】


【呼吸状態(こきゅうじょうたい)】


【循環状態(じゅんかんじょうたい)】


【意識状態(いしきじょうたい)】


【鎮痛状態(ちんつうじょうたい)】


【覚醒状態(かくせいじょうたい)】


 青洲(せいしゅう)は静(しず)かに頷(うなず)いた。


「そうだ」


 薬(くすり)だけではない。


 薬(くすり)を使(つか)う人間(にんげん)。


 患者(かんじゃ)を観察(かんさつ)する人間(にんげん)。


 手術(しゅじゅつ)を行(おこな)う人間(にんげん)。


 すべてが必要(ひつよう)なのだ。


 それが、現代(げんだい)の麻酔医療(ますいいりょう)を知(し)る青洲(せいしゅう)には分(わ)かっていた。


 しかし。


 まだ一(ひと)つ、大(おお)きな問題(もんだい)がある。


 実際(じっさい)に人間(にんげん)へ使(つか)わなければ、完成(かんせい)したとは言(い)えない。


 だが。


 人間(にんげん)で試(ため)すということは、命(いのち)を危険(きけん)にさらすということだ。


 青洲(せいしゅう)はそれを簡単(かんたん)には許(ゆる)せなかった。


「どうする……」


 夜(よる)が深(ふか)くなる。


 研究室(けんきゅうしつ)の灯火(ともしび)が揺(ゆ)れている。


 青洲(せいしゅう)は一人(ひとり)、考(かんが)え続(つづ)けた。


 すると。


【SYSTEM(システム)】


【研究進行度(けんきゅうしんこうど)】


【薬草解析(やくそうかいせき):18%】


【薬理作用分析(やくりさようぶんせき):21%】


【安全性評価(あんぜんせいひょうか):12%】


【麻酔薬完成度(ますいやくかんせいど):5%】


【次段階(じだんかい)へ進(すす)むには追加(ついか)データが必要(ひつよう)です】


 青洲(せいしゅう)は画面(がめん)を見(み)つめた。


「まだ始(はじ)まったばかりか」


 しかし。


 その5%(パーセント)は、確(たし)かな一歩(いっぽ)だった。


 未来(みらい)の医学(いがく)を知(し)る男(おとこ)が。


 1785年(ねん)の日本(にっぽん)で。


 ゼロから麻酔(ますい)という未知(みち)の領域(りょういき)へ踏(ふ)み込(こ)んだ。


 それはまだ、小(ちい)さな研究(けんきゅう)に過(す)ぎない。


 誰(だれ)も知(し)らない。


 この研究(けんきゅう)が約(やく)二十年後(にじゅうねんご)。


 世界医学史(せかいいがくし)に残(のこ)る大(おお)きな成果(せいか)へ繋(つな)がることを。


 そして。


 その道(みち)の途中(とちゅう)で。


 青洲(せいしゅう)は、決(けっ)して忘(わす)れることのできない選択(せんたく)を迫(せま)られることになる。


 患者(かんじゃ)を救(すく)うための薬(くすり)。


 その薬(くすり)の安全性(あんぜんせい)を証明(しょうめい)するために。


 誰(だれ)が、その最初(さいしょ)の一歩(いっぽ)を引(ひ)き受(う)けるのか。


 青洲(せいしゅう)は灯火(ともしび)を消(け)した。


「必(かなら)ず方法(ほうほう)を見(み)つける」


 静(しず)かな夜(よる)。


 華岡家(はなおかけ)の屋根(やね)の下(した)で。


 一人(ひとり)の医師(いし)の研究(けんきゅう)は、さらに深(ふか)い領域(りょういき)へと進(すす)み始(はじ)めていた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。