史上最悪のオールスター5選手をメディアが選出
オールスターチームに選ばれるには、そのシーズンにおいて自身がリーグで最高の選手であることを示すとともに、ある程度の知名度やプレーに華があることも求められます。
近年はメンバー選考を巡って毎年のように議論が巻き起こっていますが、過去には予想外の選手がオールスターに選ばれたこともありました。『ClutchPoints』が、これまで球宴に登場した「史上最低の5人」を紹介しています。
◎タイロン・ヒル(キャバリアーズ)
1995年にオールスター選出
タイロン・ヒルは1990年のドラフト1巡目11位指名でウォリアーズ入りしたPFです。
プロ入りから数年間は伸び悩んでいましたが、1993年に移籍したキャブスで才能を開花させました。
1994-95シーズンはチーム事情からセンターを任され、自己最多の平均13.8P、10.9Rをマークしたことで控えでオールスターに選出されましたが、エースでもない選手がこの程度の成績でオールスターに選出されることに、当時も異論があったことを覚えています。
ゴール下での汚れ仕事をこなす古いタイプのPFにはオールスターでの使いどころがなく、わずか6分の出場で2P、4Rと散々で、こういったタイプの選手をオールスターに選出することに疑問を感じる一件ですね。
ヒルの通算成績は平均9.4P、8.6Rです。
◎ジェームズ・ドナルドソン(マーベリクス)
1988年にオールスター選出
218cm、124kgという恵まれたサイズを持つドナルドソンは、1979年のドラフト4巡目73位という超下位指名でした。
マーベリクス在籍3年目の1988年に30歳でオールスターに選ばれたものの、脇役タイプだったため見せ場は作れずに終わっています。
このシーズンの成績は平均7.0P、9.3Rと平凡そのもの。
NBAでは14年間プレーし平均8.6P、7.8Rでオールスターに選出される資格があるとは思えない成績です。
◎ジャマール・マグロワ(ホーネッツ)
2004年にオールスター選出
マグロワは2000年にホーネッツに入団したカナダ人センターです。
機動力のあるビッグマンとして成長を続け、2003-04シーズンは平均13.6P、10.3Rをマークして主力として活躍、チームメイトのバロン・デイビスとともにメンバーに選ばれています。
オールスターゲームではアレン・アイバーソンやビンス・カーターといった大物を差し置いてイーストトップの19Pを叩き出し、実力を証明しました。
しかし、その後はケガなどもあってジャーニーマン化し、2012年に33歳で引退しましたが、最終年の成績は平均1.2P、3.3Rと元オールスターの面影はどこにもありませんでした。
◎BJ・アームストロング(ブルズ)
1994年にオールスター選出
1990年代前半に3連覇を達成したブルズでPGを務めたアームストロングは、マイケル・ジョーダンが引退した1993-94シーズン、ファン投票で全体3位の票数を集めてオールスターに先発出場しました。
この年のオールスターゲームはチームメイトのスコッティ・ピッペンがMVPを獲得した大会で、アームストロングは11P、4Aとまずまずのデビューを飾ったものの、出場はこの1回のみでした。
通算成績は平均9.8P、3.3A、得点はこのシーズンにマークした平均14.8Pが最高でした。
アームストロングは当時人気絶頂だったブルズで、そのベビーフェイスで人気のあった選手でした。
マイケル・ジョーダンが引退したことでファン投票の浮いた票がピッペンとアームストロングに流れたのです。
成績だけ見れば、史上最悪の部類に入りますがファン投票で選出されたのですから、成績は関係ないと思います。
◎ヤオ・ミン(ロケッツ)
2011年にオールスター選出
キャリア成績は平均19.0P、9.2R、1.9B、オールスターには8回選出され、16年には殿堂入りするなど名選手と知られるヤオ・ミンですが、キャリアを通じてケガに苦しみました。2009-10シーズンは足の故障で全休、翌シーズンに出場制限付きで復帰するも、5試合目に右足首を骨折して再び離脱してしまいます。
ファン投票でオールスターの先発には選ばれたものの、コートに立つことはできませんでした。
同年は5試合の出場で平均10.2P、5.4Rで、シーズン終了後に30歳の若さで引退を発表しています。
■ヒル、マグロワ、ドナルドソンは皆がビッグマンで「いぶし銀タイプ」、キャリア唯一のオールスターで控えでの選出でした。
当時は先発はファン投票、控えはコーチ投票で決められていました。
オールスターは華のある選手が選出されることが多いですが、コーチはオールスターといえどチームに1人はこういったいぶし銀を入れたがるものです。
当時はオールスターで勝ったカンファレンスにはファイナルでのホーム権が与えられていたので、ディフェンス無視で華のあるプレーがよく見られたものの、結構真剣勝負な面もありましたからこそいぶし銀も選出されていたのですかね。
確かにアームストロングを含めて4選手の通算成績はたいしたことありませんが、チームに必要として選出されたのも確かです。(アームストロングはファン投票ですがね)




