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NBAマニアによるNBA 底なし沼講座~2020-2021シーズン版~  作者: 十六夜亰也
オールスターに向けて
142/249

八村塁の同期の活躍ぶりは?

八村塁が日本人として史上初の1巡目指名を受け、大きな話題を呼んだ2019年のNBAドラフト。

ワシントン・ウィザーズで先発の座を掴んだ日本の至宝は、1年目にオールルーキー2ndチームに選ばれる活躍を見せ、現在2年目のシーズンを戦っている。


では、そのほかの19年ドラフト組たちは2年目の今季、どのようなシーズンを送っているのか。オールルーキーチームに選ばれた10人を中心に、1年目との成績を比較してみた。


■2019-20 オールルーキー1stチーム

成績は2月10日時点。


PF ザイオン・ウィリアムソン

(1巡目1位、ペリカンズ)

1年目、平均22.5P、6.3R、2.1A

2年目、平均23.8P、7.0R、2.9A


PG ジャ・モラント

(1巡目2位、グリズリーズ)

1年目、平均17.8P、3.9R、7.3A

2年目、平均18.3P、2.3R、7.7A


PF ブランドン・クラーク

(1巡目21位、グリズリーズ)

1年目、12.1P、5.9R、1.4A

2年目、13.3P、5.8R、1.6A


PF エリック・パスカル

(2巡目41位、ウォリアーズ)

1年目、14.0P、4.6R、2.1A

2年目、9.9P、3.0R、1.3A


PG ケンドリック・ナン

(ドラフト外、ヒート)

1年目、15.3P、2.7R、3.3A

2年目、13.1P、3.3R、2.4A

 

2019年のドラフトで全体トップ指名を受けたザイオンは、ルーキーシーズンは故障で出遅れ24試合の出場にとどまりました。

それでもコートに立てば持ち前の身体能力を武器に絶大なインパクトを残し、1stチームに選出されたのは当然と言えるでしょう。

故障が癒えた2年目の今季は、主要3部門すべてで成績を伸ばしており、特にFG成功率は昨季が58.3%、今季はリーグ7位の59.9%と、インサイドの支配力はさすが“怪物”といったところですね。


ザイオンに次ぐ2位指名のモラントは1年目からチームの主軸を担い、新人王&1stチーム満票選出。

勢いそのままに今季の開幕戦では自己最多の44Pを叩き出しましたが、3試合目に足首を痛めて約3週間離脱。

1月16日に復帰して以降は全試合で2桁得点と、引き続きリーダーとしてチームを牽引しています。


ゴンザガ大で八村とチームメイトだったクラークは、今季5試合目から先発に昇格。

出場時間の増加により得点は増えた一方で、FG成功率は61.8%から48.8%へと下降しているのは気掛かりです。

2巡目指名から掘り出し物となったパスカルも全体的に成績がダウンしていますが、戦力が充実したウォリアーズの中で、出場時間が平均27.6分から17.2分と10分以上減らされているので仕方ないかもしれません。

ドラフト外からGリーグを経て成り上がったナンはクラークとは逆で、得点は下がったものの、FG成功率は43.9%から48.0%と効率面では上昇しています。



■2019-20 オールルーキー2ndチーム


PF 八村塁

(1巡目9位、ウィザーズ)

1年目、平均13.5P、6.1R、1.8A

2年目、平均13.3P、5.4R、2.1A


PG コビー・ホワイト

(1巡目7位、ブルズ)

1年目、平均13.2P、3.5R、2.7A

2年目、平均15.5P、4.7R、5.4A


PF PJ・ワシントン

(1巡目12位、ホーネッツ)

1年目、平均12.2P、5.4R、2.1A

2年目、平均11.2P、6.5R、3.0A


PG タイラー・ヒーロ

(1巡目13位、ヒート)

1年目、平均13.5P、4.1R、2.2A

2年目、平均17.0P、6.1R、3.9A


SG テレンス・デイビス

(ドラフト外、ラプターズ)

1年目、平均7.5P、3.3R、1.6A

2年目、平均7.5P、1.8R、0.8A


八村は1年目に出場した全48試合で先発を務め、平均13.5P、ルーキーではザイオンに次ぐ2位の6.1Rを記録しました。

ケガによる途中離脱はあったものの、2ndチーム入りを果たしました。

2年目の今季は開幕から目の負傷、1月には新型コロナのプロトコルで離脱と試練続きですが、15試合中11試合で2桁得点をマークしており、課題のディフェンスも少しずつ成長を見せています。

 

だがそれ以上に大きな飛躍を見せているのが、7位指名のホワイトと13位指名のヒーロです。どちらも今季から先発に昇格し、持ち前のシュート力を存分に発揮。

ホワイトは1月6日のキングス戦で自己最多の36P、2月10日のペリカンズ戦では8本の3ポイントを含む30Pと爆発力を見せています。

昨季のプレーオフで名を売ったヒーロも、1月に2試合連続で30P超えを記録するなど、今やヒートの重要な得点源になっており、出場時間は33.8分でチームトップなと同期のナンより活躍度は上です。


昨季から先発に定着しているワシントンとシックスマンのデイビスは、成績的にはほぼ横ばいです。

ドラフト外から2ndチーム入りを果たしたデイビスは、抜群の身体能力を生かしたディフェンスと的確な3ポイントで、渡邊雄太とともにラプターズの強力なセカンドユニットを形成しています。


ここまで紹介した10人以外では、以下の3選手が活躍しており、オールルーキーチームに選出されなかったことが間違いであったと活躍で証明しています。


SG RJ・バレット(3位指名、ニックス)

1年目、平均14.3P、5.0R、2.6A

2年目、平均17.0P、7.4R、3.6A


SF ディアンドレ・ハンター(4位指名、ホークス)

1年目、平均12.3P、4.5R、1.8A

2年目、平均17.2P、4.7R、2.0A


PG ダリアス・ガーランド(5位指名、キャブス)

1年目、平均12.3P、1.9R、3.9A

2年目、平均15.6P、3.3R、6.4A


この3選手は何故オールルーキーチーム入りしなかったのか、不思議なほどの活躍をみせており、チームの主力となっています。


では現時点で2019年ドラフト組でベスト5

を選出してみます。


ザイオン・ウィリアムソン

ジャ・モラント

RJ ・バレット

ディアンドレ・ハンター

タイラー・ヒーロ


こうやって見てみると、やはり2019年のドラフトは結構豊作なのだと実感しました。

この中から何名がオールスター選手になるのでしょうかね。


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