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#25 候補者たち:1

 遅くなりました。忙しい時期に入りましたのでしばらく休みます。

 短くなってしまったことについても正直あまりよくは思っていませんが、お待ちください(苦笑)

 ~演習場~

 1人、剣を振り続けるものがいた。


 彼の剣は振るごとにその速さを増し、最後には砂を巻き上げ空気の刃を飛ばせるまでになった。それでもいまだ止まぬその剣は何を目指して進化するのだろうか。


 彼の操る剣は連続技、コンボによって追加効果が発生する特殊な剣。


 彼の力に耐えられる剣は幼少のときから、日に日に硬く強いものでなくてはならなくなっていった。今では学生にしてミスリルの剣を使うほどだ。


 そんな彼の名前は、ガルム・ダンハート。彼のスキルは【連剣之使手】。まさしく、連続する技にあらゆる追加効果が発生する強力なスキルだった。


 彼はその鍛錬により、疑似的に遠距離戦もこなすこともできるため圧倒的に対応できる幅が広い。実際、彼と戦っていい試合を演出出来る生徒は数えるほどしかいない。


 彼は冷静ながらも力強く、相手にとってやりにくいと感じ続けさせる戦いを容易く行い、相手は気づかぬうちに追い込まれ、そのまま敗北が決定する試合が多い。


 そんな彼の戦闘シーンを、紹介しよう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 ~対魔物~

「ここは俺がやる。」


 その討伐対象の魔物はバレースパイダー。谷に生息し集団で行動することの多い蜘蛛型の魔物だ。


 もっとも、間をすり抜ける賢い蜘蛛も存在する。それらを片づける味方は残っていた。


 彼はその背中にかけた剣を引き抜く。


 バレースパイダーの異常繁殖の間引きを目的とした今回の討伐作戦において、必要なのは対多数での戦闘能力だった。当然、彼が万能ともいえるほど幅広い対応が可能なことを理解しての抜擢だった。


 ガルムが前に出る。スパイダーが5体、ガルムに躍りかかるがその瞬間、蜘蛛たちの体がバラバラに切り裂かれる。


「これで5コンボ…」


 近づく蜘蛛たちを相手取りながらも、味方への配慮と、自らの安全を両立し戦い続けるその技術は一級の者だった。


「よし、俺より後ろに退け!殲滅する!」


 その一言を聞いた味方は、全員が彼の後ろに退く。


 味方が退いたのを確認した彼は、そのスキルを発動する。


 彼の周りに力の奔流が発生する。その力は剣に宿り、剣自体が発光する。


「【死飛刃(デスヴォレエッジ)】」


 彼が水平にその剣を薙ぐと、そこにはその軌跡を拡大した光の剣跡が残る。


 その光の刃は、目の前にいる大量の蜘蛛をいとも容易く切り裂く。


 彼のコンボカウンターと呼ぶべきものが溜まり、そのスキルを発動させたのだった。


「討伐完了。みんな、ありがとう。」


 自らが一番活躍しつつも、身の程をわきまえた陣の張り方、そして味方への感謝を忘れない心。


 これが、彼だ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 そして、その彼はやはりこの闘技大会に参加するのだろう。


 彼の今後の活躍が気になるところだ。

 

 彼はいまだに剣をふるう。その剣にはかのクロウ先生も困らされることが多い。彼もまた、クロウ先生のお眼鏡にかなった生徒だといえるだろう。


 剣の使い手として、彼はこの学園の中でも高みに上っているのだった。

 というわけで、強い剣の使い手の登場です。彼は主人公とどう戦うのでしょうね。楽しみです(笑)


 では、またしばらくしてからお会いしましょう。失踪ではありません。ご安心を()

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