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#13 入試

 調子乗って書いてたら、3000文字超えてました。これくらい、いつも書けたらいいんですけど…。またまた、遅くなりすみません。

 ~入試当日~

 正装といえる服装をして、学校の門をくぐる。


 そう。今日は、待ちに待った学校入試の日だ。


 もとはといえば、転生者であることの証明(?)や、見返すために始めた挑戦だった。勉学は、前世の知識でどうとでもなった。戦闘力も、スキルの力や、筋トレである程度はついた。ギルドで言われた通り、魔力量が不安だが、魔法のレベルとしてはかなり高い方にあるはずだ。


 [入試会場→]と大きく書かれた看板と、案内の矢印が目に飛び込んでくる。


 筆記、実技と会場が分かれている。レオが最初に受けるのは筆記だ。


 筆記の試験場にいる受験生は、会場の半分といったところか。当然、これで全員なわけがないだろうから、さらに半分の人数が増えるのだろう。緊張は特にないが、どうせなら解いているところをしっかりと見てもらおうと、前の方に座った。席は自由席だった。


 すると、試験会場が少しだけざわついた。よく聞いてみると、こんな会話だった。


「おい、あいつ、あの試験監督の目の前に座ったぞ。」

「ここのテストは難しいから、カンニングをしたがって後ろに座るやつが多い。どれだけ自信があるんだ?」

「しかも、監督の目の前に座ったら落とされる可能性が高くなるって噂だぞ?」

「あいつ、絶対知らねぇよ…。どうする?教える?」

「ライバル減るんだからいいだろ…?」


 …なるほど、そんな噂が…。まぁいいだろ。…一度座ってしまったし。


 あまりに手が止まりすぎている生徒が多かったので、試験監督が落としたというだけだ。つまりは、点が低かったから落とされただけである。根も葉もないうわさだった。


 そして、次第に人数も集まり始め、席がすべて埋まろうかというころ…


「静粛に。試験の5分前だ。こちらで出席をとらせてもらう。」


 試験監督だった。声を上げたのは若い教員。そして、後ろからゆったりと歩いてきたのは、賢者という言葉が似合いそうな、お爺さんだった。


(…いや、違うな。腕を上げたのか?)


 そう。皆がお爺さんだと思うこの賢者に似た容姿の教員?この姿に一度だけ見覚えがあった。


(賢者…。こんなところでバイトかよ?…あいつ、千里眼使えたな…。監視にはもってこいってか。)


 この場で、このお爺さんがピチピチな肌を維持し続ける、素敵なお姉さん(歳は、勇者時代の戦士と見た目は同い年)だとは思うまい。


 それに気づいて、フッと少し笑ったのを監督に気付かれてしまった。


「何がおかしい。」


「いえ、なんでもございません。」


「何を隠している。」


 怖い顔をして、詰め寄ってくる教員。すると、お爺さんが若い教員の肩をたたいて、こう言った


「脅すようにしてはいかんよ。あと、この者はカンニングやら、悪だくみはしておらんよ。ワシの目はごまかせん。知っとるじゃろ。」


「…分かりました。」


 こうして、絡まれてしまったが、無事試験を始められそうだった。


 手元に、試験用紙が配られる。しっかりと確認を済ませて、開始の合図を待つ。


「試験時間は、115分。一部魔法は使用可能。それでは、始めっ!」


 周りで、一斉に紙をめくる音が聞こえる。が、書き始めた音が少ない。


 自分も少し遅れて、紙をめくると、【問2】から始まっていた。当然、解答欄には、【問1】からある。


 レオは考える。ミスではないと。わざとだな。こう結論付けたレオは、自分の魔法の中で、【隠蔽(ハイド)】を破る魔法を考える。これだけ多くの紙に魔法をかけているならば、使われている魔力も少ないと考えたレオ。光の魔力に変換して、軽く紙にぶつけてみた。するとどうだろうか。表紙の空きスペースに問題文が現れたではないか。


(…ずいぶん厄介な仕掛けじゃないか。最初にしては…。)


 そう考えながらも、現れた問題を解いていく。問題は、【問1】という事もあって簡単だった。恐らくは、見破れるかという事だったのだろう。そして、【問2】、【問3】と難問が続くが、前世の知識を持つレオには簡単な問題だった。


 そして、次の問題にとりかかろうかという時、こんな声が聞こえた。


『あなた、凄いわね。どちら様?一人だけ心当たりがあるのだけれど?』


 声が聞こえてきたといったが、正しくは脳に直接響くというやつだ。レオは一度ペンを置くと、お爺さん教員をジト目で見て、またペンをとりテストを解き始めた。


『気付いてて無視?あなた、もしかして…。というより確実に…。』


 テスト中にコンタクトを取ってくるという行動に半ば呆れつつも、返すことにしたレオ。


『久しぶりだな…。賢者。出来ればテストを解かせてほしいんだが?』


 そう、返すと…


『やっぱりそうなのね?再会を喜んでいいのよね?』


 【思念波交流(テレパシー)】だから、詳しい感情の起伏は分からないが、うるんでいるように感じる。


『テスト終わったら、会いに行くから、今は解かせてくれ。受からないと話にならない。』


『ぐすっ…そうね。もう合格ラインだけどね…。』


 やっぱり泣いていた。というより、さらっととんでもない爆弾をぶち込んできた。


『待て、合格ラインってどういうことだ。まだ、半分近くまで解いてないぞ?』


 そう言った(送った)あとに気付くレオ。そういえば、周りから書く音が消えている…と。当然、レオは解ける問題が残っている。


『よく気づけるあなたなら今気づいた通りよ。皆、もう解けてないわ。っていうか、ここまで、全問正解なのも頭おかしいわよ?賢者よりも賢者してるんじゃない?』


『だから、さらっと機密事項をばらすなっての。まぁ、解かせてくれ。せっかくだ。満点狙う。』


『そうね…。待ってるわ。』


 その一言を最後に、【思念波交流(テレパシー)】は消えた。満点を狙って、本当に取れるほどの学力がある。待ってるわは、二つの意味があるのだろう。主席合格(満点)と、会いに来てねという。レオは、旧友と話せたという安心感か、さっきよりも落ち着いて解くことができた。


「終了。ペンを置け!」


 その合図を聞いた時には、すでに全問回答が済んでいた。賢者に、賢者より賢者してると言わせた実力だ。会話に時間を取られても、問題なく解き終わるのだった。


 そして、試験は終了した。


 約束は約束だ。賢者のところに会いに行ってやるか。たまたまだが、実技の試験が長引いているとかで、前半、筆記だった者の実技試験は明日になったとのことだ。つまり、この後は、暇になったというわけだ。


 賢者の魔力の波は、まだ体が覚えていた。魔術系のスキルを鍛えるのにおいて、魔力感知は勝手に、ある程度できるようになる。賢者のいるところは、図書室。生徒が入れる場所だった。


 そして、感動の再会を果たすのだった。


「レン!!会いたかったよぉ~!」


 そして、抱き着こうとする賢者は、何も変わっていないといえるほど若かった。いや、本当に変わらないのだろう。彼女の耳は実は長い。魔法で常に隠しているが…。そして、真正面から、やってくる彼女を…。



 受け止めずにギリギリで避けて、後ろから抱き着いた。


「まだできるぞ。身長が少し足らんがな。」


「はう…っ、かわいい…。」


 実は、この一連の動作は、勇者時代のときからやっていた。今の状態ではできないから、真正面から抱き着けると思ったのだろう。ちなみに、前不意打ちでやられたときは、まだ少し小さい時で顔が胸部に埋まった。息ができなくて死ぬかと思った。うらやましい?とんでもない。柔らかくて、気持ちがいいのは理解できるが、急に息ができなくなるのは、何とも言えない恐怖を感じる。吸いたいときに息が吸えないのだ。柔らかくて、程よく弾力がある水の中に入るようなもんだ。


 ちなみに、賢者は戦士である俺と。あの場にいた僧侶は勇者が好きだったみたいだ。まったく、喧嘩や、イザコザにはならなかった。転生したと分かった時からずっと待ってくれていたらしい。


「さて、昔話と、今までの話と行こうか?ナル・カンタータ。」


「ええ、そうね。レン・ハウンド?」


「今は、レオ・マーブルだ。」

 そう言って、ふっと微笑む。


 二人の優しいほほえみと柔らかな声は、図書室が閉まるギリギリまで続いたという。

 というわけで、賢者として、勇者パーティに同行していた、ナル・カンタータです。まぁ、ヒロインですね。ゲスイこと言うと、エルフなので、容姿(年齢)も気にしなくていい。お互い好きあっている…かも?少なくともナルは、レン、もといレオのことが好きでしょうね(苦笑)アタックがすごい(笑)皆さんは、多分爆発しろと思いながら、見ていただけると思います(笑)まぁ、私も、そう思いながら書いていますが(苦笑)

 急な長文失礼しました~。

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